先週観たロシア映画「神々のたそがれ」は、なんかすごいものを観たという感じ。<映画生活>のレビューで「ブリューゲル版画のような町並み…の美しさが只事でなく期待値MAXとなった後、地獄に叩き落される。泥の惑星、吐瀉と排泄の宴」と書いている人がいましたが、他の惑星での物語というSF的設定とは言っても画面はまさに中世的世界。タイクツでストーリーもよくわからない点で数十年前に観た「第七の封印」を思い出しました。・・・というのは2012年に観た「ニーチェの馬」の時も書いたな。
韓国映画では「海にかかる霧」は期待度7/10でしたが、感想はそれを超えて8/10。昨年「鳴梁」の大ヒットでかすんでしまった感のある作品ですが、十分見応えあり。興行的にイマイチだったのは娯楽として楽しめる映画ではないためかも。2001年のテチャン号事件という実際の悲惨な事件をモチーフにしているので、いくらアクションやロマンスがあるとしても気が重くなるからなー・・・。※事件の詳細は→コチラのブログ記事参照。
★★★ Daumの人気順位(5月5日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①ファウルボール(韓国) 9.8(306)
②グラウンドの異邦人(韓国) 9.7(23)
③プロジェクトA 9.4(43)
④チャップリンの独裁者 9.3(33)
⑤ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 9.2(118)
⑥モダン・タイムス 9.2(93)
⑦青春の証言 9.0(24)
⑧ポリス・ストーリー 香港国際警察 8.9(36)
⑨グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子- 8.9(28)
⑩チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 8.8(178)
順位変動はありましたが、新登場の作品はありません。
【専門家による順位】
①6才のボクが、大人になるまで。 9.5(8)
②リヴァイアサン 8.6(5)
③セッション 8.4(7)
④大統領の料理人 8.0(1)
⑤フォックスキャッチャー 7.8(6)
⑤イーダ 7.8(6)
⑦ジェラシー 7.7(4)
⑧フレンチアルプスで起きたこと(ツーリスト) 7.5(4)
⑨バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 7.4(7)
⑨キングスマン ザ・シークレット・サービス 7.4(7)
若干の順位変動はありましたが、新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[5月1日(金)~5月3日(日)] ★★★
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の猛威衰えず
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・アベンジャーズ・・・・・・・・・・・4/23・・・・・・・・・・・2,347,174・・・・・・・・・7,011,343・・・・・・・・59,933 ・・・・・・1,634
/エイジ・オブ・ウルトロン
2(47)・・チャイナタウン(韓国)・・・・・4/29 ・・・・・・・・・・・438,686・・・・・・・・・・・624,233・・・・・・・・・5,060・・・・・・・・551
3(26)・・危険な顔合わせ2(韓国)・・4/29 ・・・・・・・・・・・160,391・・・・・・・・・・・211,144・・・・・・・・・1,609・・・・・・・・429
4(新)・・ダイノ・タイム(韓国)・・・・・・4/30・・・・・・・・・・・・・74,356・・・・・・・・・・・・77,983・・・・・・・・・・・589・・・・・・・・337
5(24)・・ノアの方舟:残された野郎ども・・4/30・・・・・・・67,102・・・・・・・・・・・・75,566・・・・・・・・・・・558・・・・・・・・354
6(28)・・ビリーと勇敢な野郎ども3・・4/30・・・・・・・・・・・・32,856・・・・・・・・・・・・39,522・・・・・・・・・・・286・・・・・・・・298
7(3)・・長寿商会(韓国)・・・・・・・・・・・4/09 ・・・・・・・・・・・・30,211 ・・・・・・・・・1,080,899・・・・・・・・・8,138・・・・・・・・115
8(4)・・映画クレヨンしんちゃん・・・・4/23 ・・・・・・・・・・・・29,917 ・・・・・・・・・・・・86,114 ・・・・・・・・・・625・・・・・・・・256
ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(日本)
9(2)・・ワイルド・スピード SKY MISSION・・4/01・・・・・・26,099 ・・・・・・・・・3,206,082・・・・・・・・26,121・・・・・・・・・83
10(90)・・アリスのままで・・・・・・・・・・4/29 ・・・・・・・・・・・・24,566・・・・・・・・・・・・37,594・・・・・・・・・・・289・・・・・・・・109
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
前週に続いて「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が猛威を奮っています。あっという間に700万人を突破しました。その中で、2位に入った韓国映画「チャイナタウン」の数字はこれでも大健闘というべきかもしれません。
今回の新登場は2・3・4・5・6・10位の6作品です。4~6位はいずれも日・米以外のアニメという点も注目。韓国も5月5日は子どもの日です。
2位「チャイナタウン」は韓国の犯罪ドラマ。生まれてすぐ地下鉄のロッカー10番に捨てられた女の子イリョン(キム・ゴウン)。そんな彼女をはじめ、使えそうな子どもたちを自分の家族にしてチャイナタウンを実質的に支配するのがオンマ(キム・ヘス)とよばれる女。お金になることなら何でもやるというオンマの家はイリョンにとっては唯一の帰るべき場所で、イリョンも一番使える子として可愛がられていましたが、ある日イタリアレストランの料理人ソギョン(パク・ボゴム)と出会ったことで今までと違う新しい世界に触れます。しかしそれはまた「危険」な道への第1歩だったのです・・・。原題は「차이나타운」。
3位「危険な顔合わせ2」は2011年の第1作に続くキム・ジニョン監督によるコメディのシリーズ第2作。前作同様の縁談をめぐるテンヤワンヤの話ですが、登場人物も設定も違います。前作が全羅道と慶尚道という<犬猿の仲>出身の男女の結婚話だったのが、今回は警察官一家の末娘ヨンヒ(ジン・セヨン)と泥棒一家の一人息子チョルス(ホン・ジョンヒョン)の結婚をめぐるドタバタ。2人の結婚を阻止かべく、さまざまな結婚反対プロジェクトが繰り広げられます・・・。原題は「위험한 상견례2(危険な相見礼2)」。「상견례(相見礼)」は出会って挨拶することです。
4位「ダイノ・タイム」は、韓国アニメ。韓・米合作となっていますが、韓国のアニメ制作会社トイオンが2008年から4年 余りかけて完成させた3Dアニメで、最初からアメリカでの公開を狙って脚本も英語で用意し、2012年にアメリカの約2500スクリーンで公開されたそうです。で、韓国公開がなぜ今まで遅れたのかまではわからず。物語は、タイムマシンで白亜紀を訪れた子どもたちが家に帰るためにお母さん恐竜と力を合わせて悪い恐竜とさまざまな戦いを繰り広げる・・・・とのことです。原題は「다이노 타임」。
5位「ノアの方舟:残された野郎たち」はドイツ・ベルギー・ルクセンブルク・アイルランド合作のアニメ。大洪水が押し寄せてきて、動物の王ライオンはすべての動物を招集し、ノアが造った避難所に上がれと伝えますが、しかし! 避難所に入れず残された人たちがいるとは・・・。それは出しゃばりガキ大将のフィニーと相棒の気難し屋リア、そして7トンの巨体ののろまのオビさん等々。水かさがさらに増す中、彼らを虎視眈々と狙う連中も・・・。はたして彼らは避難所に到達できるのか・・・、というお話のようです。韓国題は「노아의 방주: 남겨진 녀석들」です。
6位「ビリーと勇敢な野郎ども3」は、シリーズ第1作・・・いや、待った! 2012年の第1作はエーリヒ・ケストナーの絵本「どうぶつ会議」が原作のドイツアニメ。主人公ビリーはミーアキャットでした。ところが2013年の第2作はインド・アメリカの合作で、ここではビリーはヒョウでした。私ヌルボ、絵柄が似ている動物アニメということで韓国独自に「続編」にしちゃったのかな?・・・と思いましたが、まさにその通りでした。今回はなんとマレーシアのアニメ。そして今回のビリーはなんとなんとカエル(!)なのです。哺乳類からイッキに両生類にまで退行してしまいました。しかし本来は人間だったようで、元の姿に戻るためジャングルを出て都市に向かうという冒険物語のようです。韓国題は「빌리와 용감한 녀석들 3」です。
10位「アリスのままで」は、リサ・ジェノヴァのベストセラー「Still Alice」の映画化作品なのですが、翻訳書(講談社)の書名は「静かなアリス」。どちらがいいのかな? 若年性アルツハイマーを患った女性と、彼女ほ支えようとする家族の葛藤と絆を描いたヒューマンドラマで、アルツハイマー患者に実際に取材して書かれたフィクションとのことです。この作品でジュリアン・ムーアは今年2月の第87回アカデミー賞で主演女優賞を受賞しました。日本公開は6月27日で、公式サイト(→コチラ)もできています。韓国題は「스틸 앨리스」と英題そのまま。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(40)・・アリスのままで・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/29・・・・・・・・・・・・・24,566・・・・・・・・・・・・・37,594 ・・・・・・・・・・・289・・・・・・・・109
2(新)・・ファインディング・ビビアン・マイヤー・・4/30・・・・・・・・・・・3,214・・・・・・・・・・・・・・5,668・・・・・・・・・・・・・45・・・・・・・・・35
3(2)・・セッション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/12 ・・・・・・・・・・・・・3,212・・・・・・・・・・1,580,786・・・・・・・・・12,590・・・・・・・・・20
4(15)・・帰らざる河・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/27・・・・・・・・・・・・・・1,920・・・・・・・・・・・・・・9,131・・・・・・・・・・・・・15・・・・・・・・・・1
5(5)・・神は死んだのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/16・・・・・・・・・・・・・・1,877・・・・・・・・・・・・・23,652 ・・・・・・・・・・・177・・・・・・・・・15
1・2・4位の3作品が新登場です。
1位「アリスのままで」については上述しました。
2位「ファインディング・ビビアン・マイヤー」は、この名前のアマチュア写真家の女性についてのドキュメンタリー。1926年生まれで、家政婦の仕事をしながらシカゴの路上で多くの写真を撮り続けた人だそうです。存命中はまったく無名でしたが、2009年に亡くなった後、大量のネガを遇然手に入れた歴史家が世に紹介してから写真集がベストセラーになる等注目されるようになり、この映画も作られたということのようです。彼女の作品等々は→コチラで見ることができます。彼女の作品だけでなく、その人生もなんかおもしろそう。韓国題は「비비안 마이어를 찾아서」。日本公開は今秋のようです。
4位「「帰らざる河」(1954)はもちろんあのモンローの代表作の1つ。韓国題は「돌아오지 않는 강」です。
韓国映画では「海にかかる霧」は期待度7/10でしたが、感想はそれを超えて8/10。昨年「鳴梁」の大ヒットでかすんでしまった感のある作品ですが、十分見応えあり。興行的にイマイチだったのは娯楽として楽しめる映画ではないためかも。2001年のテチャン号事件という実際の悲惨な事件をモチーフにしているので、いくらアクションやロマンスがあるとしても気が重くなるからなー・・・。※事件の詳細は→コチラのブログ記事参照。
「朝鮮日報」5月1日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | |
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「エリスのままで」 喪失の技術を教わった ★★★★ 「チャイナタウン」 冷たく烈しく無慈悲な ★★★☆ 「ファインディング・ビビアン・マイヤー」 他人は常に新発見の元 ★★★☆ 「危険な顔合わせ2」 も少し自然に笑わせて ★★☆ ※上記4作品はすべて以下の記事中に説明があります。 |
★★★ Daumの人気順位(5月5日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①ファウルボール(韓国) 9.8(306)
②グラウンドの異邦人(韓国) 9.7(23)
③プロジェクトA 9.4(43)
④チャップリンの独裁者 9.3(33)
⑤ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 9.2(118)
⑥モダン・タイムス 9.2(93)
⑦青春の証言 9.0(24)
⑧ポリス・ストーリー 香港国際警察 8.9(36)
⑨グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子- 8.9(28)
⑩チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 8.8(178)
順位変動はありましたが、新登場の作品はありません。
【専門家による順位】
①6才のボクが、大人になるまで。 9.5(8)
②リヴァイアサン 8.6(5)
③セッション 8.4(7)
④大統領の料理人 8.0(1)
⑤フォックスキャッチャー 7.8(6)
⑤イーダ 7.8(6)
⑦ジェラシー 7.7(4)
⑧フレンチアルプスで起きたこと(ツーリスト) 7.5(4)
⑨バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 7.4(7)
⑨キングスマン ザ・シークレット・サービス 7.4(7)
若干の順位変動はありましたが、新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[5月1日(金)~5月3日(日)] ★★★
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の猛威衰えず
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・アベンジャーズ・・・・・・・・・・・4/23・・・・・・・・・・・2,347,174・・・・・・・・・7,011,343・・・・・・・・59,933 ・・・・・・1,634
/エイジ・オブ・ウルトロン
2(47)・・チャイナタウン(韓国)・・・・・4/29 ・・・・・・・・・・・438,686・・・・・・・・・・・624,233・・・・・・・・・5,060・・・・・・・・551
3(26)・・危険な顔合わせ2(韓国)・・4/29 ・・・・・・・・・・・160,391・・・・・・・・・・・211,144・・・・・・・・・1,609・・・・・・・・429
4(新)・・ダイノ・タイム(韓国)・・・・・・4/30・・・・・・・・・・・・・74,356・・・・・・・・・・・・77,983・・・・・・・・・・・589・・・・・・・・337
5(24)・・ノアの方舟:残された野郎ども・・4/30・・・・・・・67,102・・・・・・・・・・・・75,566・・・・・・・・・・・558・・・・・・・・354
6(28)・・ビリーと勇敢な野郎ども3・・4/30・・・・・・・・・・・・32,856・・・・・・・・・・・・39,522・・・・・・・・・・・286・・・・・・・・298
7(3)・・長寿商会(韓国)・・・・・・・・・・・4/09 ・・・・・・・・・・・・30,211 ・・・・・・・・・1,080,899・・・・・・・・・8,138・・・・・・・・115
8(4)・・映画クレヨンしんちゃん・・・・4/23 ・・・・・・・・・・・・29,917 ・・・・・・・・・・・・86,114 ・・・・・・・・・・625・・・・・・・・256
ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(日本)
9(2)・・ワイルド・スピード SKY MISSION・・4/01・・・・・・26,099 ・・・・・・・・・3,206,082・・・・・・・・26,121・・・・・・・・・83
10(90)・・アリスのままで・・・・・・・・・・4/29 ・・・・・・・・・・・・24,566・・・・・・・・・・・・37,594・・・・・・・・・・・289・・・・・・・・109
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
前週に続いて「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が猛威を奮っています。あっという間に700万人を突破しました。その中で、2位に入った韓国映画「チャイナタウン」の数字はこれでも大健闘というべきかもしれません。
今回の新登場は2・3・4・5・6・10位の6作品です。4~6位はいずれも日・米以外のアニメという点も注目。韓国も5月5日は子どもの日です。
2位「チャイナタウン」は韓国の犯罪ドラマ。生まれてすぐ地下鉄のロッカー10番に捨てられた女の子イリョン(キム・ゴウン)。そんな彼女をはじめ、使えそうな子どもたちを自分の家族にしてチャイナタウンを実質的に支配するのがオンマ(キム・ヘス)とよばれる女。お金になることなら何でもやるというオンマの家はイリョンにとっては唯一の帰るべき場所で、イリョンも一番使える子として可愛がられていましたが、ある日イタリアレストランの料理人ソギョン(パク・ボゴム)と出会ったことで今までと違う新しい世界に触れます。しかしそれはまた「危険」な道への第1歩だったのです・・・。原題は「차이나타운」。
3位「危険な顔合わせ2」は2011年の第1作に続くキム・ジニョン監督によるコメディのシリーズ第2作。前作同様の縁談をめぐるテンヤワンヤの話ですが、登場人物も設定も違います。前作が全羅道と慶尚道という<犬猿の仲>出身の男女の結婚話だったのが、今回は警察官一家の末娘ヨンヒ(ジン・セヨン)と泥棒一家の一人息子チョルス(ホン・ジョンヒョン)の結婚をめぐるドタバタ。2人の結婚を阻止かべく、さまざまな結婚反対プロジェクトが繰り広げられます・・・。原題は「위험한 상견례2(危険な相見礼2)」。「상견례(相見礼)」は出会って挨拶することです。
4位「ダイノ・タイム」は、韓国アニメ。韓・米合作となっていますが、韓国のアニメ制作会社トイオンが2008年から4年 余りかけて完成させた3Dアニメで、最初からアメリカでの公開を狙って脚本も英語で用意し、2012年にアメリカの約2500スクリーンで公開されたそうです。で、韓国公開がなぜ今まで遅れたのかまではわからず。物語は、タイムマシンで白亜紀を訪れた子どもたちが家に帰るためにお母さん恐竜と力を合わせて悪い恐竜とさまざまな戦いを繰り広げる・・・・とのことです。原題は「다이노 타임」。
5位「ノアの方舟:残された野郎たち」はドイツ・ベルギー・ルクセンブルク・アイルランド合作のアニメ。大洪水が押し寄せてきて、動物の王ライオンはすべての動物を招集し、ノアが造った避難所に上がれと伝えますが、しかし! 避難所に入れず残された人たちがいるとは・・・。それは出しゃばりガキ大将のフィニーと相棒の気難し屋リア、そして7トンの巨体ののろまのオビさん等々。水かさがさらに増す中、彼らを虎視眈々と狙う連中も・・・。はたして彼らは避難所に到達できるのか・・・、というお話のようです。韓国題は「노아의 방주: 남겨진 녀석들」です。
6位「ビリーと勇敢な野郎ども3」は、シリーズ第1作・・・いや、待った! 2012年の第1作はエーリヒ・ケストナーの絵本「どうぶつ会議」が原作のドイツアニメ。主人公ビリーはミーアキャットでした。ところが2013年の第2作はインド・アメリカの合作で、ここではビリーはヒョウでした。私ヌルボ、絵柄が似ている動物アニメということで韓国独自に「続編」にしちゃったのかな?・・・と思いましたが、まさにその通りでした。今回はなんとマレーシアのアニメ。そして今回のビリーはなんとなんとカエル(!)なのです。哺乳類からイッキに両生類にまで退行してしまいました。しかし本来は人間だったようで、元の姿に戻るためジャングルを出て都市に向かうという冒険物語のようです。韓国題は「빌리와 용감한 녀석들 3」です。
10位「アリスのままで」は、リサ・ジェノヴァのベストセラー「Still Alice」の映画化作品なのですが、翻訳書(講談社)の書名は「静かなアリス」。どちらがいいのかな? 若年性アルツハイマーを患った女性と、彼女ほ支えようとする家族の葛藤と絆を描いたヒューマンドラマで、アルツハイマー患者に実際に取材して書かれたフィクションとのことです。この作品でジュリアン・ムーアは今年2月の第87回アカデミー賞で主演女優賞を受賞しました。日本公開は6月27日で、公式サイト(→コチラ)もできています。韓国題は「스틸 앨리스」と英題そのまま。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(40)・・アリスのままで・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/29・・・・・・・・・・・・・24,566・・・・・・・・・・・・・37,594 ・・・・・・・・・・・289・・・・・・・・109
2(新)・・ファインディング・ビビアン・マイヤー・・4/30・・・・・・・・・・・3,214・・・・・・・・・・・・・・5,668・・・・・・・・・・・・・45・・・・・・・・・35
3(2)・・セッション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/12 ・・・・・・・・・・・・・3,212・・・・・・・・・・1,580,786・・・・・・・・・12,590・・・・・・・・・20
4(15)・・帰らざる河・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/27・・・・・・・・・・・・・・1,920・・・・・・・・・・・・・・9,131・・・・・・・・・・・・・15・・・・・・・・・・1
5(5)・・神は死んだのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/16・・・・・・・・・・・・・・1,877・・・・・・・・・・・・・23,652 ・・・・・・・・・・・177・・・・・・・・・15
1・2・4位の3作品が新登場です。
1位「アリスのままで」については上述しました。
2位「ファインディング・ビビアン・マイヤー」は、この名前のアマチュア写真家の女性についてのドキュメンタリー。1926年生まれで、家政婦の仕事をしながらシカゴの路上で多くの写真を撮り続けた人だそうです。存命中はまったく無名でしたが、2009年に亡くなった後、大量のネガを遇然手に入れた歴史家が世に紹介してから写真集がベストセラーになる等注目されるようになり、この映画も作られたということのようです。彼女の作品等々は→コチラで見ることができます。彼女の作品だけでなく、その人生もなんかおもしろそう。韓国題は「비비안 마이어를 찾아서」。日本公開は今秋のようです。
4位「「帰らざる河」(1954)はもちろんあのモンローの代表作の1つ。韓国題は「돌아오지 않는 강」です。
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