未読の方は目を通してみてください。→ <★2017年 ヌルボの個人的映画ベスト10>
▸今年最初の映画鑑賞は横浜シネマリンで5日に観た「沈黙-立ち上がる慰安婦」でした。いろいろ考えさせられましたが、慰安婦問題が日韓両国間で大きな問題として浮上した1990年代と、現在とで日本国内のフンイキがずいぶん変わったことを痛感しました。もちろん韓国も、ですが。そして、このドキュメンタリーに登場した元慰安婦の皆さん方も多くは世を去りました。この問題について、またこの作品について思うことを書くと長くなるので、いずれ別記事で・・・。(またか。) 簡単に言えば、あまりにも政治まみれになってしまったということ。その結果肝心の原点がどこかに行ってしまった。その責任は、韓国の支援団体や政府にもあり、日本人の側(<忘却癖>等)にもあるのでは、ということ等々。
▸そして昨日(8日)はシネマ・ジャック&ベティで「すばらしき映画音楽たち」を観ました。コチラは本当に至福の時間と言ってもいいかも。何をかくそう私ヌルボ、半世紀ほど前にはそれはもう数々の映画音楽に親しんだものでした。作曲家で言うとディミトリ・ティオムキン、マックス・スタイナー、ミクロス・ロージャ、ヘンリー・マンシーニ、ニーノ・ロータ、フランシス・レイ、アルフレッド・ニューマン、モーリス・ジャール等々。彼らの作品をハーモニカやギターで演奏したりして・・・。あー恥ずかし(笑)。このドキュメンタリーでは、少し後の世代のジョン・ウィリアムズやハンス・ジマー等70年代以降に活躍している作曲家たちに重点が置かれていますが、映画音楽を映画史をたどりながら説明したり、作曲の現場(監督と映像を見ながらとか、いろんな楽器を用いたりとか)のようす等々、実に多角的にアプローチしている点がとても興味が持てました。それにしても、オーケストラの面々が初見の楽譜なのに見事に演奏しちゃうレベルの高さには唖然!
▸「朝鮮日報」土曜の映画欄には、「封切映画 ぴったり10字評」の前に「週末の劇場街」というタイトルで注目作を取り上げ、翻訳すると600字以上の紹介文とともに評点(★印)をつけています。今回からその評点だけ「10字評」とともに載せることにしました。
★★★ NAVERの人気順位(1月9日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(2) グレイテスト・ショーマン 9.40(8,523)
②(1) ワンダー 9.40(675)
③(3) 再び生まれ変わっても、私たち(韓国) 9.33(792)
④(4) 1987(韓国) 9.28(16,918)
⑤(6) ゴッホ~最期の手紙~ 9.18(4,397)
⑥(-) 劇場版総集編『ハイキュー!! 才能とセンス』(日本) 9.18(302)
⑦(5) 狂人オク・ハンフム[玉漢欽] 9.18(72)
⑧(7) モーディー 9.17(2,684)
⑨(8) ポロロ劇場版 恐竜島大冒険(韓国) 9.16(3,471)
⑩(9) 息子のところへ行く道(韓国) 9.00(84)
今回の新登場はありません。
【記者・評論家による順位】
①(1) 牯嶺街少年殺人事件[デジタルリマスター版] 9.00(6)
②(2) ア・ゴースト・ストーリー 8.33(6)
③(-) ブレードランナー 2049 8.22(9)
④(3) パターソン 8.20(9)
⑤(4) 1987(韓国) 8.08(12)
⑥(5) スター・ウォーズ/最後のジェダイ 7.71(7)
⑦(6) オン・ボディー・アンド・ソウル 7.67(6)
⑧(8) ゴッホ~最期の手紙~ 7.50(8)
⑨(9) メリー・クリスマス ミスター・モ(韓国) 7.33(15)
⑩(10) 静かなる情熱 エミリ・ディキンスン 7.20(5)
コチラも新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月5日(金)~1月7日(日)) ★★★
「神と共に-罪と罰」、韓国映画歴代9位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・神と共に-罪と罰(韓国)・・・・・・・・12/20・・・・・・・・1,318,813・・・・・・・11,502,470 ・・・・・・・92,573 ・・・・・・・1,260
2(2)・・1987(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・12/27・・・・・・・・1,060,148・・・・・・・・4,089,470 ・・・・・・・32,848 ・・・・・・・1,094
3(新)・・ジュマンジ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/03・・・・・・・・・659,539・・・・・・・・・・815,271 ・・・・・・・・7,342・・・・・・・・・791
/ウェルカム・トゥ・ジャングル
4(25)・・牡牛のフェルディナンド・・・・・・1/03 ・・・・・・・・・247,014 ・・・・・・・・・355,779 ・・・・・・・・2,625・・・・・・・・・698
5(3)・・鋼鉄の雨[STEEL RAIN](韓国)・・12/14 ・・・・・・・・・119,816・・・・・・・・4,350,749 ・・・・・・・34,705・・・・・・・・・495
6(4)・・グレイテスト・ショーマン・・・・・12/20 ・・・・・・・・・112,096・・・・・・・・1,072,580 ・・・・・・・・8,792・・・・・・・・・353
7(7)・・ワンダー/Wonder・・・・・・・・・・・・・12/27 ・・・・・・・・・・25,498 ・・・・・・・・・147,685 ・・・・・・・・1,162・・・・・・・・・157
8(5)・・劇場版ポケットモンスター・・・・12/21 ・・・・・・・・・・18,625 ・・・・・・・・・498,526 ・・・・・・・・3,735・・・・・・・・・159
キミにきめた!(日本)
9(77)・・君の名は。(日本)・・・・・・・・・2017/1/04・・・・・・・・・・・17,762 ・・・・・・・3,705,226・・・・・・・・29,811・・・・・・・・・121
10(8)・・ポロロ劇場版・・・・・・・・・・・・・・・12/07・・・・・・・・・・・10,399 ・・・・・・・・・812,679 ・・・・・・・・6,140・・・・・・・・・・93
恐竜島大冒険(韓国)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「神と共に-罪と罰」は1,100万人を超え、昨年1位だった「タクシー運転手」(1,218万人)に迫ってきています。また「1987」も400万人を超えました。8日の数字では「神と共に-罪と罰」を抑えて初めてトップに立っています。
「君の名は。」はちょうど1年後の4日に再公開されました。また日本以上に韓国で長い間人気を保っている「Love Letter」も何度目かの再公開中。
今回の新登場は3・4位の2作品です。
3位「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」は、1995年公開の「ジュマンジ」の23年ぶりの続編、かと思ったら「新たなストーリーで生まれ変わらせた」とのことですね。12歳の少年が工事現場の土中から<ジュマンジ>と書かれたゲーム盤を掘り出し、また1995年には幼い姉妹が屋根裏部屋でジュマンジを発見して物語が展開されましたが、今度は学校の倉庫を掃除していた4人の高校生たちが見つける・・・といってもボードゲームではなくビデオゲーム。モノが違うわけね。4人が異世界、それもジャングルに吸い込まれて・・・という展開は同じようです。
韓国題は「쥬만지: 새로운 세계」。日本公開は4月6日ですです。
4位「牡牛のフェルディナンド」(仮)もアメリカのアニメ。
原作はマンロー・リーフ作・ロバート・ローソン画の絵本「はなのすきなうし」(岩波)というロングセラーの絵本。舞台はスペインです。スペインといえば闘牛。子牛のフェルディナンドも闘牛を目指す牛たちの中の1人、じゃなくて1匹か。しかし彼は花のにおいをかぐのが好きという心優しい牛。絵本では書名からすでにネタバレ。本番の闘牛の場面で、見物していた女性の髪飾りの花に気をとられて云々という話になってます。が、このアニメでは訓練用の牧場から仲間たちと一緒に逃げ出して電車に乗って(!)云々と、かなり複雑な展開になっているようです。花が好きという基本は変えていませんが。韓国題は「페르디난드」。日本公開は未定のようです。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・ワンダフルライフ(日本) ・・・2001/12/09 ・・・・・・・・・・・5,451 ・・・・・・・・・・・・9,978・・・・・・・・・・・・84・・・・・・・・・・51
2(2)・・パターソン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12/21 ・・・・・・・・・・・4,408 ・・・・・・・・・・・39,614・・・・・・・・・・・324・・・・・・・・・・42
3(2)・・ゴッホ~最期の手紙~ ・・・・・・・・・・11/09 ・・・・・・・・・・・2,539 ・・・・・・・・・・392,475 ・・・・・・・・・3,128・・・・・・・・・・27
4(9)・・エターナル・サンシャイン・・・2005/11/10 ・・・・・・・・・・・2,441 ・・・・・・・・・・504,049 ・・・・・・・・・3,843・・・・・・・・・・31
5(新)・・世界を彼の腕に・・・・・・・・・・・1954/12/22 ・・・・・・・・・・・1,518 ・・・・・・・・・・・・9,852・・・・・・・・・・・・19・・・・・・・・・・・1
1・4・5位の3作品が新登場、・・・と言っていいのかな? すべて再公開作品です。
1位「ワンダフルライフ」は、是枝裕和監督のかなり前の作品。このところ韓国では是枝監督の評価がずいぶん高まっているようで、このような過去の作品もしばしば再上映されています。韓国題は「원더풀 라이프」です。
4位「エターナル・サンシャイン」は、この時期になると定番のように再上映されています。ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットが共演した2004年のアメリカ映画。韓国題は「이터널 선샤인」です。
5位「世界を彼の腕に」は、グレゴリー・ペック主演の冒険・活劇。アン・ブライス、アンソニー・クイン(60年代の彼が懐かしいな)も出演してます。1館のみの上映ということは、たぶん平和市場のシルバー映画館での上映でしょう。韓国題は「세계를 그대 품안에」です。
▸今年最初の映画鑑賞は横浜シネマリンで5日に観た「沈黙-立ち上がる慰安婦」でした。いろいろ考えさせられましたが、慰安婦問題が日韓両国間で大きな問題として浮上した1990年代と、現在とで日本国内のフンイキがずいぶん変わったことを痛感しました。もちろん韓国も、ですが。そして、このドキュメンタリーに登場した元慰安婦の皆さん方も多くは世を去りました。この問題について、またこの作品について思うことを書くと長くなるので、いずれ別記事で・・・。(またか。) 簡単に言えば、あまりにも政治まみれになってしまったということ。その結果肝心の原点がどこかに行ってしまった。その責任は、韓国の支援団体や政府にもあり、日本人の側(<忘却癖>等)にもあるのでは、ということ等々。
▸そして昨日(8日)はシネマ・ジャック&ベティで「すばらしき映画音楽たち」を観ました。コチラは本当に至福の時間と言ってもいいかも。何をかくそう私ヌルボ、半世紀ほど前にはそれはもう数々の映画音楽に親しんだものでした。作曲家で言うとディミトリ・ティオムキン、マックス・スタイナー、ミクロス・ロージャ、ヘンリー・マンシーニ、ニーノ・ロータ、フランシス・レイ、アルフレッド・ニューマン、モーリス・ジャール等々。彼らの作品をハーモニカやギターで演奏したりして・・・。あー恥ずかし(笑)。このドキュメンタリーでは、少し後の世代のジョン・ウィリアムズやハンス・ジマー等70年代以降に活躍している作曲家たちに重点が置かれていますが、映画音楽を映画史をたどりながら説明したり、作曲の現場(監督と映像を見ながらとか、いろんな楽器を用いたりとか)のようす等々、実に多角的にアプローチしている点がとても興味が持てました。それにしても、オーケストラの面々が初見の楽譜なのに見事に演奏しちゃうレベルの高さには唖然!
▸「朝鮮日報」土曜の映画欄には、「封切映画 ぴったり10字評」の前に「週末の劇場街」というタイトルで注目作を取り上げ、翻訳すると600字以上の紹介文とともに評点(★印)をつけています。今回からその評点だけ「10字評」とともに載せることにしました。
「朝鮮日報」1月6日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
---|---|---|
| 「ワンダフルライフ」 ※《週末の劇場街》で紹介 ★★★☆ 「牡牛のフェルディナンド」 花のイケメン牛、大冒険 ★★☆ 「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」 童話をゲームに変える ★★☆ 「グッド・タイム」 選択の誤りによる悪夢 ★★ | |
「グッド・タイム」は東京国際映画祭グランプリ受賞作で、日本では昨年11月公開されています。他の3作品は以下の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(1月9日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(2) グレイテスト・ショーマン 9.40(8,523)
②(1) ワンダー 9.40(675)
③(3) 再び生まれ変わっても、私たち(韓国) 9.33(792)
④(4) 1987(韓国) 9.28(16,918)
⑤(6) ゴッホ~最期の手紙~ 9.18(4,397)
⑥(-) 劇場版総集編『ハイキュー!! 才能とセンス』(日本) 9.18(302)
⑦(5) 狂人オク・ハンフム[玉漢欽] 9.18(72)
⑧(7) モーディー 9.17(2,684)
⑨(8) ポロロ劇場版 恐竜島大冒険(韓国) 9.16(3,471)
⑩(9) 息子のところへ行く道(韓国) 9.00(84)
今回の新登場はありません。
【記者・評論家による順位】
①(1) 牯嶺街少年殺人事件[デジタルリマスター版] 9.00(6)
②(2) ア・ゴースト・ストーリー 8.33(6)
③(-) ブレードランナー 2049 8.22(9)
④(3) パターソン 8.20(9)
⑤(4) 1987(韓国) 8.08(12)
⑥(5) スター・ウォーズ/最後のジェダイ 7.71(7)
⑦(6) オン・ボディー・アンド・ソウル 7.67(6)
⑧(8) ゴッホ~最期の手紙~ 7.50(8)
⑨(9) メリー・クリスマス ミスター・モ(韓国) 7.33(15)
⑩(10) 静かなる情熱 エミリ・ディキンスン 7.20(5)
コチラも新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月5日(金)~1月7日(日)) ★★★
「神と共に-罪と罰」、韓国映画歴代9位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・神と共に-罪と罰(韓国)・・・・・・・・12/20・・・・・・・・1,318,813・・・・・・・11,502,470 ・・・・・・・92,573 ・・・・・・・1,260
2(2)・・1987(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・12/27・・・・・・・・1,060,148・・・・・・・・4,089,470 ・・・・・・・32,848 ・・・・・・・1,094
3(新)・・ジュマンジ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/03・・・・・・・・・659,539・・・・・・・・・・815,271 ・・・・・・・・7,342・・・・・・・・・791
/ウェルカム・トゥ・ジャングル
4(25)・・牡牛のフェルディナンド・・・・・・1/03 ・・・・・・・・・247,014 ・・・・・・・・・355,779 ・・・・・・・・2,625・・・・・・・・・698
5(3)・・鋼鉄の雨[STEEL RAIN](韓国)・・12/14 ・・・・・・・・・119,816・・・・・・・・4,350,749 ・・・・・・・34,705・・・・・・・・・495
6(4)・・グレイテスト・ショーマン・・・・・12/20 ・・・・・・・・・112,096・・・・・・・・1,072,580 ・・・・・・・・8,792・・・・・・・・・353
7(7)・・ワンダー/Wonder・・・・・・・・・・・・・12/27 ・・・・・・・・・・25,498 ・・・・・・・・・147,685 ・・・・・・・・1,162・・・・・・・・・157
8(5)・・劇場版ポケットモンスター・・・・12/21 ・・・・・・・・・・18,625 ・・・・・・・・・498,526 ・・・・・・・・3,735・・・・・・・・・159
キミにきめた!(日本)
9(77)・・君の名は。(日本)・・・・・・・・・2017/1/04・・・・・・・・・・・17,762 ・・・・・・・3,705,226・・・・・・・・29,811・・・・・・・・・121
10(8)・・ポロロ劇場版・・・・・・・・・・・・・・・12/07・・・・・・・・・・・10,399 ・・・・・・・・・812,679 ・・・・・・・・6,140・・・・・・・・・・93
恐竜島大冒険(韓国)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「神と共に-罪と罰」は1,100万人を超え、昨年1位だった「タクシー運転手」(1,218万人)に迫ってきています。また「1987」も400万人を超えました。8日の数字では「神と共に-罪と罰」を抑えて初めてトップに立っています。
「君の名は。」はちょうど1年後の4日に再公開されました。また日本以上に韓国で長い間人気を保っている「Love Letter」も何度目かの再公開中。
今回の新登場は3・4位の2作品です。
3位「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」は、1995年公開の「ジュマンジ」の23年ぶりの続編、かと思ったら「新たなストーリーで生まれ変わらせた」とのことですね。12歳の少年が工事現場の土中から<ジュマンジ>と書かれたゲーム盤を掘り出し、また1995年には幼い姉妹が屋根裏部屋でジュマンジを発見して物語が展開されましたが、今度は学校の倉庫を掃除していた4人の高校生たちが見つける・・・といってもボードゲームではなくビデオゲーム。モノが違うわけね。4人が異世界、それもジャングルに吸い込まれて・・・という展開は同じようです。
韓国題は「쥬만지: 새로운 세계」。日本公開は4月6日ですです。
4位「牡牛のフェルディナンド」(仮)もアメリカのアニメ。
原作はマンロー・リーフ作・ロバート・ローソン画の絵本「はなのすきなうし」(岩波)というロングセラーの絵本。舞台はスペインです。スペインといえば闘牛。子牛のフェルディナンドも闘牛を目指す牛たちの中の1人、じゃなくて1匹か。しかし彼は花のにおいをかぐのが好きという心優しい牛。絵本では書名からすでにネタバレ。本番の闘牛の場面で、見物していた女性の髪飾りの花に気をとられて云々という話になってます。が、このアニメでは訓練用の牧場から仲間たちと一緒に逃げ出して電車に乗って(!)云々と、かなり複雑な展開になっているようです。花が好きという基本は変えていませんが。韓国題は「페르디난드」。日本公開は未定のようです。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(新)・・ワンダフルライフ(日本) ・・・2001/12/09 ・・・・・・・・・・・5,451 ・・・・・・・・・・・・9,978・・・・・・・・・・・・84・・・・・・・・・・51
2(2)・・パターソン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12/21 ・・・・・・・・・・・4,408 ・・・・・・・・・・・39,614・・・・・・・・・・・324・・・・・・・・・・42
3(2)・・ゴッホ~最期の手紙~ ・・・・・・・・・・11/09 ・・・・・・・・・・・2,539 ・・・・・・・・・・392,475 ・・・・・・・・・3,128・・・・・・・・・・27
4(9)・・エターナル・サンシャイン・・・2005/11/10 ・・・・・・・・・・・2,441 ・・・・・・・・・・504,049 ・・・・・・・・・3,843・・・・・・・・・・31
5(新)・・世界を彼の腕に・・・・・・・・・・・1954/12/22 ・・・・・・・・・・・1,518 ・・・・・・・・・・・・9,852・・・・・・・・・・・・19・・・・・・・・・・・1
1・4・5位の3作品が新登場、・・・と言っていいのかな? すべて再公開作品です。
1位「ワンダフルライフ」は、是枝裕和監督のかなり前の作品。このところ韓国では是枝監督の評価がずいぶん高まっているようで、このような過去の作品もしばしば再上映されています。韓国題は「원더풀 라이프」です。
4位「エターナル・サンシャイン」は、この時期になると定番のように再上映されています。ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットが共演した2004年のアメリカ映画。韓国題は「이터널 선샤인」です。
5位「世界を彼の腕に」は、グレゴリー・ペック主演の冒険・活劇。アン・ブライス、アンソニー・クイン(60年代の彼が懐かしいな)も出演してます。1館のみの上映ということは、たぶん平和市場のシルバー映画館での上映でしょう。韓国題は「세계를 그대 품안에」です。
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