火曜(8月30日)に観た「風吹く良き日」に続いて、一昨日(9月1日)は「鯨とり ナドヤカンダ」を観にシネマ・ジャックへ。これまた10数年ぶりで、大まかなストーリーは覚えていたが、細部はほとんど記憶になく、その分新鮮な気持ちで見ることができました。
また、最初に観た時と比べて現在の私ヌルボは、着眼点が違ってきているようです。あー、30年前のソウル駅前はこうだったのか、とか、この大学は中央大学校なのか、とか、ピョンテが「왕초!(ワンチョ.親分)」と言って敬礼したのは昌慶宮の国宝・明政殿(下写真)の前だったのか等々。
【ほとんどが南向きの宮殿中、この建物は東向きになっています。】
さて、昌慶宮ということで、私ヌルボ自身が本ブログで書いた記事をかろうじて思い出しました。何のことかといえば、乞食親分のミヌ(アン・ソンギ)が住まいとしている(?)動物園のことです。
最近ソウルに行って、ソウルの土地勘も頭に入り、主な観光ポイントもおおよそ承知という人は、もしかしたらこの映画を観て疑問に思ったかもしれません。
すなわち、あの動物園とは一体どこの動物園なのか?
実は私ヌルボもそんな疑問がアタマをよぎりましたが、その時思い浮かんだのが上記の自分が書いた2009年11月7日の記事だったということです。
つまり、ソウルの宮殿の一つの昌慶宮の殿閣を取り壊して昌慶苑動物園が造られ、開園したのは1909年11月1日。それがソウル大公園動物園ができて廃され、昌慶宮を復元・整備して名前も元来の昌慶宮に戻されたのが1984年だったのです。
・・・ということで、この映画が公開された1984年とちょうど同年。映画に映し出された動物園のようすは、昌慶苑動物園75年の歴史の一番最後の時期のものというわけです。
おそらく、現時点で韓国の人がこの映画を観たら、懐かしいと思う世代、懐かしさはないが場所がわかる世代、どこだかわからない世代に分かれるのではないでしょうか?
[9月4日の追記]1960年代末の昌慶苑動物園を映した動画が見つかりました。当時は学校の遠足の一番人気の見学地だったようですね。68年来園した黒山島の子どもたちのようすが映されています。69年には開園60周年記念行事も開かれたとか。
【1983年7月の昌慶苑動物園】
【昌慶苑は遊園地でもあった。左右とも1970年の写真。】
実をいうと、今回はアン・ソンギ演じる乞食親分が歌い踊っていた「乞食節」について書くつもりだったのですが、つい深入りして手に負えなくなってしまったので、前置き程度にふれるつもりだった動物園のことをメインにしてしまいました。
次回こそは「乞食節」について記事にします。
また、最初に観た時と比べて現在の私ヌルボは、着眼点が違ってきているようです。あー、30年前のソウル駅前はこうだったのか、とか、この大学は中央大学校なのか、とか、ピョンテが「왕초!(ワンチョ.親分)」と言って敬礼したのは昌慶宮の国宝・明政殿(下写真)の前だったのか等々。
【ほとんどが南向きの宮殿中、この建物は東向きになっています。】
さて、昌慶宮ということで、私ヌルボ自身が本ブログで書いた記事をかろうじて思い出しました。何のことかといえば、乞食親分のミヌ(アン・ソンギ)が住まいとしている(?)動物園のことです。
最近ソウルに行って、ソウルの土地勘も頭に入り、主な観光ポイントもおおよそ承知という人は、もしかしたらこの映画を観て疑問に思ったかもしれません。
すなわち、あの動物園とは一体どこの動物園なのか?
実は私ヌルボもそんな疑問がアタマをよぎりましたが、その時思い浮かんだのが上記の自分が書いた2009年11月7日の記事だったということです。
つまり、ソウルの宮殿の一つの昌慶宮の殿閣を取り壊して昌慶苑動物園が造られ、開園したのは1909年11月1日。それがソウル大公園動物園ができて廃され、昌慶宮を復元・整備して名前も元来の昌慶宮に戻されたのが1984年だったのです。
・・・ということで、この映画が公開された1984年とちょうど同年。映画に映し出された動物園のようすは、昌慶苑動物園75年の歴史の一番最後の時期のものというわけです。
おそらく、現時点で韓国の人がこの映画を観たら、懐かしいと思う世代、懐かしさはないが場所がわかる世代、どこだかわからない世代に分かれるのではないでしょうか?
[9月4日の追記]1960年代末の昌慶苑動物園を映した動画が見つかりました。当時は学校の遠足の一番人気の見学地だったようですね。68年来園した黒山島の子どもたちのようすが映されています。69年には開園60周年記念行事も開かれたとか。
【1983年7月の昌慶苑動物園】
【昌慶苑は遊園地でもあった。左右とも1970年の写真。】
実をいうと、今回はアン・ソンギ演じる乞食親分が歌い踊っていた「乞食節」について書くつもりだったのですが、つい深入りして手に負えなくなってしまったので、前置き程度にふれるつもりだった動物園のことをメインにしてしまいました。
次回こそは「乞食節」について記事にします。
また、J&Bや市立図書館などもしばしば行くため、いつかどこかですれ違っていたかもと思っていましたが、9月1日の「鯨捕り」、私も行ってました!(私はお初ですが)
励みになるかどうかわかりませんが、こんな読者も近くにおりますよとコメントさせてもらった次第です。これからも楽しい記事を期待してます。
J&Bでは、わりと前の方に座って大学ノートにメモをとりながら観ているオジサン、市立図書館では4Fの窓際に座ってパナソニックのLet's noteに向かっているか3Fで朝鮮日報を広げて見ているオジサンが私です。
それらしいオジサンがいたら声をかけてみてください。人違いだったら申し訳ないですが・・・。
「風吹く良き日」も面白い映画でした。トッペ(アン・ソンギ)がディスコでクルクルり踊り出すシーンがありますが、あのきっかけになった映像(彼の回想)は何処のお祭りなんでしょう?気になっています。
辞書にも載っていなくて、韓国語教室の講師もわからない、という「癒される」という言葉は
韓国語では何と言えば良いのでしょうか?
色々すみません
どうぞよろしくお願いします。
動画もたくさんあります。たとえばコチラ→
http://www.youtube.com/watch?v=kX_CiLwVsIQ&feature=related
韓国語は、私も調べなければわかりませんが・・・
위로되다、위로가 되다
(例)
존재자체가 내게 위로가 되었다.
存在自体が私には癒しになりました。
누그러지다
(例)
슬픔도 시간이 감에 따라 누그러진다.
悲しみも時がたつにつれて薄れる。
こんなところですかねー。
農楽の踊り、というんですね。
土地が限定されているわけではなかったんですね!(私は勝手にトッペの故郷なのだと考えていました。)
直訳ですと「慰労」なんですね。
勉強になりました。
昌慶宮動物園はユ・ヒョンモク監督の「修学旅行」(1969年)にも取り上げられていましたね。当時韓国には動物園は昌慶宮しかなく、昌慶宮は動物園の、文字通り代名詞として使われていたようです。
因みにこの映画、これも今は無きソウル市電(1969年廃止)の動く姿が記録されている点でも貴重な存在です。
内容は、韓国のフランキー堺、グ・ボンソ演じる先生が離島(群山沖の仙遊島)の子どもたちをソウルに修学旅行に連れて行くというコメディ映画です。
今そのyohnishi's blog中の関係記事 →
http://yohnishi.at.webry.info/200812/article_12.html
を読みました。まさに本記事中の動画にあるような島の子どもたちの「修学旅行」なんですね。(上記動画は黒山島ですが・・・。)
私は昔(70年代以前)の韓国映画は、15年前に三百人劇場で観た程度です。その時ユ・ヒョンモク監督の「誤発弾」は観ましたが、「修学旅行」は観ずじまい。
ネット通販のリストを見て、それなりにDVDが出ているなあ、ということは確認していますが、いずれそのうち、と思うばかりで・・・。(「修学旅行」(韓/英)は品切れ中のようですが・・・)
昔の映画の中にも良い作品は探せばいろいろあるし、また往時の社会を映像で観るのも興味深いものがあります。これからもyohnishi's blogを大いに参考にさせていただきます。
※関内アカデミーや横浜日劇、今となっては懐かしいですね。私もけっこう行ってましたので、もしかしたら同じ映画を観ていたかもしれません。