▸今朝観てきた「おクジラさま ふたつの正義の物語」は期待通りの、なかなか良いドキュメンタリー。<どっちつかず>という立場に立たされることが多い私ヌルボ、とくに共感を覚えました。欧米その他で熱心に反捕鯨運動に取り組んでいる皆さんにぜひ観てほしいです。
▸韓国の映画興行のかき入れ時の秋夕(チュソク)、それも10連休という超大型連休が終わりました。前週の記事でも書いた3作品「南漢山城」「キングスマン: ゴールデン・サークル」「アイ・キャン・スピーク」が後述のように週末の動員数ランキングの4位までに入っています。で、1位は本命の「南漢山城」なのですが、2位の「犯罪都市」はたぶん大方の予測以上の好成績で、ネチズンの評価も高く、また8・9日の動員数は「南漢山城」を上回っています。累積動員数ではまだ開きはありますが、そのうち逆転1位の目もなきにしもあらず、かもしれません。
▸その「犯罪都市」は暴力団掃討作戦の実話がモチーフとのことですが、気になるのは、その暴力団のボスがハルビンからやってきた中国朝鮮族ということ。今夏のヒット作「青年警察」でも家出少女を拉致して卵子を強制的に取り出して売買する朝鮮族の暴力団員たちが登場していて、それに対して韓国在住の朝鮮族たちが抗議の声を上げていました。(→コチラ参照。) これまでも「哀しき獣」「コインロッカーの女」等で共通する内容がありました。その朝鮮族のソウル内の集住地域が大林洞(テリムドン)で、「青年警察」の舞台にもなっています。ところが、このような抗議に対して、→コチラの記事によると「朝鮮族に冷ややかな声が大勢を占めている」とか。とすると社会的な問題じゃないかと私ヌルボは思うのですが・・・。(昨年11月大林洞に行ってきた時の過去記事は→コチラ。羊肉の串焼きと犬肉料理店が目につきます。)
▸これから公開予定の韓国映画で、一番の期待は昨年の秋夕の圧倒的勝者「密偵」。11月11日から全国ロードショーです。
そして個人的に気になっているのが10月21日公開の「我は神なり」というアニメ。韓国公開は2013年で、観客動員数2万2千人と全然ヒットしなかったのに何で今頃日本公開になったのかな? 監督が最近「新感染 ファイナル・エクスプレス」(と「ソウル・ステーション/パンデミック」で注目のヨン・サンホ監督だからか? 原題は「似而非(サイビ)」で、→公式サイトでおよそ見当がつくように(?)ちょっとケッタイな雰囲気のスリラーで、いかにもユーロスペースがヘッド館というオタクっぽい作品です。
▶<コリアン・シネマ・ウィーク2017>(10月26日(木)~11月1日(水))の応募期間は10月16日(月)まで。詳細は韓国文化院のサイト(→コチラ)からです。
「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。
★★★ NAVERの人気順位(10月10日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(4) 再び生まれ変わっても、私たち(韓国) 9.41(218)
②(6) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.37(226)
③(7) アイ・キャン・スピーク(韓国) 9.34(9,317)
④(-) 犯罪都市(韓国) 9,34(8,459)
⑤(8) 貯水池ゲーム(韓国) 9.31(2,549)
⑥(9) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.26(638)
⑦(-) gifted/ギフテッド 9.24(170)
⑧(10) 徐舒平(ソ・ソピョン)、ゆっくり穏やかに(韓国) 9.21(532)
⑨(-) モーディー 9.19(2,458)
⑩(3) テンポガールズ(韓国) 9.15(95)
④⑦の2作品が今回の新登場です。
④「犯罪都市」については後述します。
②「gifted/ギフテッド」は、アメリカの家族ドラマ。独身男性フランク(クリス・エヴァンス)は、海辺の静かな町で7歳の姪メアリー(マッケナ・グレイス)そして片目の猫フレッドと一緒ささやかでも幸せに暮らしています。ところがメアリーが学校に入ると、彼女のもって生まれた才能は世に知られていきます。それは数学の才能。世界的な数学界の著名人であるメアリーの祖母(フランクの母)のエブリン(リンジー・ダンカン)は、メアリーが世界的な数学者になることを期待して英才教育を施そうとします。ところが、フランクは嘱望される天才数学者でありながら不幸な死を迎えた自分の妹との約束でメアリーの平凡で幸せな生活のためにそれに反対します。そしてその対立は法的紛争(!)にまで・・・。はたして天才少女メアリー自身の選択は? 韓国題は「어메이징 메리(アメイジング・メリー)」。日本公開は11月23日です。
【記者・評論家による順位】
①(2) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
②(4) ベイビー・ドライバー 7.67(9)
③(5) 南漢山城(韓国) 7.50(6)
④(7) ウインド・リバー 7.33(6)
⑤(8) アイ・キャン・スピーク(韓国) 7.25(8
⑥(9) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑦(10) 夢のジェーン(韓国) 7.00(8)
⑦(10) ザ・ビガイルド 7.00(8)
⑨(-) 女優は今日も(韓国) 7.00(7)
⑩(-) テンポガールズ(韓国) 7.00(1)
長くベスト10に入っていた作品がごそっと抜けたため順位は大きく変わりましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月6日(金)~10月8日(日) ★★★
「キングスマン」の続編が予想通り1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(12)・・南漢山城(韓国)・・・・・・・・・・・・・10/03・・・・・・・・・1,371,796・・・・・・・・2,997,710 ・・・・・・・24,701 ・・・・・・・1,226
2(17)・・犯罪都市(韓国)・・・・・・・・・・・・・10/03・・・・・・・・・1,128,327・・・・・・・・1,806,824 ・・・・・・・15,100 ・・・・・・・1,314
3(1)・・キングスマン・・・・・・・・・・・・・・・・9/27・・・・・・・・・・・716,380・・・・・・・・4,400,339 ・・・・・・・36,472・・・・・・・・・909
:ゴールデン・サークル
4(2)・・アイ・キャン・スピーク(韓国)・・・9/21 ・・・・・・・・・・462,937 ・・・・・・・・2,869,101・・・・・・・22,523 ・・・・・・・・・788
5(62)・・ナッツジョブ 2・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・153,954 ・・・・・・・・・249,686 ・・・・・・・・1,888 ・・・・・・・・・505
6(50)・・ディープ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・91,431 ・・・・・・・・・170,366 ・・・・・・・・1,329 ・・・・・・・・・433
7(3)・・映画 妖怪ウォッチ・・・・・・・・・・・・9/27 ・・・・・・・・・・・38,257 ・・・・・・・・・192,094 ・・・・・・・・1,410 ・・・・・・・・・210
空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!(日本)
8(40)・・ブレードランナー 2049・・・・・・10/12 ・・・・・・・・・・・29,330 ・・・・・・・・・・29,736 ・・・・・・・・・・259 ・・・・・・・・・155
9(5)・・レゴ®ニンジャゴー ザ・ムービー・・9/28・・・・・・・・・21,210 ・・・・・・・・・142,788 ・・・・・1,059,368 ・・・・・・・・・136
10(7)・・ヒットマンズ・ボディガード ・・8/30 ・・・・・・・・・・・20,904・・・・・・・・1,709,712・・・・・・・・20,904 ・・・・・・・・・120
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
低い数字に止まっていた前週の観客動員数と比べるとはるかに大勢の人が映画館に足を運んだことがわかります。ベスト10の作品の動員数合計はざっと400万人で、昨年とほぼ同じです。しかし昨年他を圧倒した「密偵」のような<独り勝ち>作品は今年はありませんでした。
今回の新登場は2・6・8位の3作品です。
2位「犯罪都市」は、暴力団掃討作戦の実話を映画化した韓国の犯罪アクション。2004年のソウル。チャン・チェン(ユン・ゲサン)は、ハルビンから渡ってきて一気に既存の組織を掌握し、最強勢力だったチュンシギ派のボスのファン社長(チョ・ジェユン)まで脅かして都市一帯の最強者に急浮上した新興犯罪組織の悪辣なボス。そのチャン・チェン一党を捕まえるため、<怪物刑事>マ・ソクト(マ・ドンソク)と、人間味あふれる心強いリーダー、チョン・イルマン(チェ・グィハ)班長が率いる対ヤクザの強力班は悪者を一発で消し去る掃討作戦を立てるのですが・・・。原題は「범죄도시」です。
6位「ディープ」は、スペインのアニメ。舞台はニューヨークがまるごと海に閉ざされてしまった未来。深い海中のサンゴ礁の洞窟の村に住む海の生き物たちの中で、ある日厄介者のタコのディープのいたずらのために爆発が起きて村は危険に陥ります。村を救う伝説のクジラを見つけるためにディープと仲間たち<海の四銃士は村を出て海中都市探検に旅立ちます・・・。韓国題は「딥」です。
8位「ブレードランナー 2049」は、もちろんあのリドリー・スコット監督の名作SF「ブレードランナー」(1982)の続編です。今作ではリドリー・スコットは製作・総指揮で、監督は「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴが担当しています。そして前作の主演ハリソン・フォードが35年経った今作も出演しているのはリッパ。また新登場のレプリカントをライアン・ゴズリングが演じています。日本でも10月27日公開ということですでに予告編も→公式サイトもあるので、内容紹介等は省略します。韓国題は「블레이드 러너 2049」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(12)・・マジック・ウルフ・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・8,002・・・・・・・・・・・・25,599・・・・・・・・・・・198・・・・・・・・・132
2(3)・・20センチュリー・ウーマン・・・・・・・・9/27 ・・・・・・・・・・・4,984・・・・・・・・・・・・23,839・・・・・・・・・・・195・・・・・・・・・・43
3(2)・・キム・グァンソク(韓国) ・・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・3,710・・・・・・・・・・・・95,266・・・・・・・・・・・751・・・・・・・・・100
4(1)・・インビジブル・ゲスト 悪魔の証明・・9/21 ・・・・・・・・・2,214・・・・・・・・・・・・92,467・・・・・・・・・・・743・・・・・・・・・・22
5(7)・・モーディー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/12・・・・・・・・・・・・1,816・・・・・・・・・・・332,358 ・・・・・・・・・2,433・・・・・・・・・・26
今回の新登場は、1位「マジック・ウルフ」だけです。韓国では、子供向きのアニメはヨーロッパや中国等アメリカ以外にも多くの国の作品が公開されているようですが、これはロシアのアニメ。タイトル通り谷あいに住むオオカミたちの物語。群れのリーダーの座をねらう悪役オオカミのロッキーに対抗して、主人公のグレーはリーダーになるための条件として魔法の森に向かいますが、そこで魔法使いのウサギに薬を飲まされヒツジに変えられてしまいます・・・。韓国題は「매직울프」です。
▸韓国の映画興行のかき入れ時の秋夕(チュソク)、それも10連休という超大型連休が終わりました。前週の記事でも書いた3作品「南漢山城」「キングスマン: ゴールデン・サークル」「アイ・キャン・スピーク」が後述のように週末の動員数ランキングの4位までに入っています。で、1位は本命の「南漢山城」なのですが、2位の「犯罪都市」はたぶん大方の予測以上の好成績で、ネチズンの評価も高く、また8・9日の動員数は「南漢山城」を上回っています。累積動員数ではまだ開きはありますが、そのうち逆転1位の目もなきにしもあらず、かもしれません。
▸その「犯罪都市」は暴力団掃討作戦の実話がモチーフとのことですが、気になるのは、その暴力団のボスがハルビンからやってきた中国朝鮮族ということ。今夏のヒット作「青年警察」でも家出少女を拉致して卵子を強制的に取り出して売買する朝鮮族の暴力団員たちが登場していて、それに対して韓国在住の朝鮮族たちが抗議の声を上げていました。(→コチラ参照。) これまでも「哀しき獣」「コインロッカーの女」等で共通する内容がありました。その朝鮮族のソウル内の集住地域が大林洞(テリムドン)で、「青年警察」の舞台にもなっています。ところが、このような抗議に対して、→コチラの記事によると「朝鮮族に冷ややかな声が大勢を占めている」とか。とすると社会的な問題じゃないかと私ヌルボは思うのですが・・・。(昨年11月大林洞に行ってきた時の過去記事は→コチラ。羊肉の串焼きと犬肉料理店が目につきます。)
▸これから公開予定の韓国映画で、一番の期待は昨年の秋夕の圧倒的勝者「密偵」。11月11日から全国ロードショーです。
そして個人的に気になっているのが10月21日公開の「我は神なり」というアニメ。韓国公開は2013年で、観客動員数2万2千人と全然ヒットしなかったのに何で今頃日本公開になったのかな? 監督が最近「新感染 ファイナル・エクスプレス」(と「ソウル・ステーション/パンデミック」で注目のヨン・サンホ監督だからか? 原題は「似而非(サイビ)」で、→公式サイトでおよそ見当がつくように(?)ちょっとケッタイな雰囲気のスリラーで、いかにもユーロスペースがヘッド館というオタクっぽい作品です。
▶<コリアン・シネマ・ウィーク2017>(10月26日(木)~11月1日(水))の応募期間は10月16日(月)まで。詳細は韓国文化院のサイト(→コチラ)からです。
「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。
★★★ NAVERの人気順位(10月10日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(4) 再び生まれ変わっても、私たち(韓国) 9.41(218)
②(6) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.37(226)
③(7) アイ・キャン・スピーク(韓国) 9.34(9,317)
④(-) 犯罪都市(韓国) 9,34(8,459)
⑤(8) 貯水池ゲーム(韓国) 9.31(2,549)
⑥(9) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.26(638)
⑦(-) gifted/ギフテッド 9.24(170)
⑧(10) 徐舒平(ソ・ソピョン)、ゆっくり穏やかに(韓国) 9.21(532)
⑨(-) モーディー 9.19(2,458)
⑩(3) テンポガールズ(韓国) 9.15(95)
④⑦の2作品が今回の新登場です。
④「犯罪都市」については後述します。
②「gifted/ギフテッド」は、アメリカの家族ドラマ。独身男性フランク(クリス・エヴァンス)は、海辺の静かな町で7歳の姪メアリー(マッケナ・グレイス)そして片目の猫フレッドと一緒ささやかでも幸せに暮らしています。ところがメアリーが学校に入ると、彼女のもって生まれた才能は世に知られていきます。それは数学の才能。世界的な数学界の著名人であるメアリーの祖母(フランクの母)のエブリン(リンジー・ダンカン)は、メアリーが世界的な数学者になることを期待して英才教育を施そうとします。ところが、フランクは嘱望される天才数学者でありながら不幸な死を迎えた自分の妹との約束でメアリーの平凡で幸せな生活のためにそれに反対します。そしてその対立は法的紛争(!)にまで・・・。はたして天才少女メアリー自身の選択は? 韓国題は「어메이징 메리(アメイジング・メリー)」。日本公開は11月23日です。
【記者・評論家による順位】
①(2) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
②(4) ベイビー・ドライバー 7.67(9)
③(5) 南漢山城(韓国) 7.50(6)
④(7) ウインド・リバー 7.33(6)
⑤(8) アイ・キャン・スピーク(韓国) 7.25(8
⑥(9) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑦(10) 夢のジェーン(韓国) 7.00(8)
⑦(10) ザ・ビガイルド 7.00(8)
⑨(-) 女優は今日も(韓国) 7.00(7)
⑩(-) テンポガールズ(韓国) 7.00(1)
長くベスト10に入っていた作品がごそっと抜けたため順位は大きく変わりましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月6日(金)~10月8日(日) ★★★
「キングスマン」の続編が予想通り1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(12)・・南漢山城(韓国)・・・・・・・・・・・・・10/03・・・・・・・・・1,371,796・・・・・・・・2,997,710 ・・・・・・・24,701 ・・・・・・・1,226
2(17)・・犯罪都市(韓国)・・・・・・・・・・・・・10/03・・・・・・・・・1,128,327・・・・・・・・1,806,824 ・・・・・・・15,100 ・・・・・・・1,314
3(1)・・キングスマン・・・・・・・・・・・・・・・・9/27・・・・・・・・・・・716,380・・・・・・・・4,400,339 ・・・・・・・36,472・・・・・・・・・909
:ゴールデン・サークル
4(2)・・アイ・キャン・スピーク(韓国)・・・9/21 ・・・・・・・・・・462,937 ・・・・・・・・2,869,101・・・・・・・22,523 ・・・・・・・・・788
5(62)・・ナッツジョブ 2・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・153,954 ・・・・・・・・・249,686 ・・・・・・・・1,888 ・・・・・・・・・505
6(50)・・ディープ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・91,431 ・・・・・・・・・170,366 ・・・・・・・・1,329 ・・・・・・・・・433
7(3)・・映画 妖怪ウォッチ・・・・・・・・・・・・9/27 ・・・・・・・・・・・38,257 ・・・・・・・・・192,094 ・・・・・・・・1,410 ・・・・・・・・・210
空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!(日本)
8(40)・・ブレードランナー 2049・・・・・・10/12 ・・・・・・・・・・・29,330 ・・・・・・・・・・29,736 ・・・・・・・・・・259 ・・・・・・・・・155
9(5)・・レゴ®ニンジャゴー ザ・ムービー・・9/28・・・・・・・・・21,210 ・・・・・・・・・142,788 ・・・・・1,059,368 ・・・・・・・・・136
10(7)・・ヒットマンズ・ボディガード ・・8/30 ・・・・・・・・・・・20,904・・・・・・・・1,709,712・・・・・・・・20,904 ・・・・・・・・・120
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
低い数字に止まっていた前週の観客動員数と比べるとはるかに大勢の人が映画館に足を運んだことがわかります。ベスト10の作品の動員数合計はざっと400万人で、昨年とほぼ同じです。しかし昨年他を圧倒した「密偵」のような<独り勝ち>作品は今年はありませんでした。
今回の新登場は2・6・8位の3作品です。
2位「犯罪都市」は、暴力団掃討作戦の実話を映画化した韓国の犯罪アクション。2004年のソウル。チャン・チェン(ユン・ゲサン)は、ハルビンから渡ってきて一気に既存の組織を掌握し、最強勢力だったチュンシギ派のボスのファン社長(チョ・ジェユン)まで脅かして都市一帯の最強者に急浮上した新興犯罪組織の悪辣なボス。そのチャン・チェン一党を捕まえるため、<怪物刑事>マ・ソクト(マ・ドンソク)と、人間味あふれる心強いリーダー、チョン・イルマン(チェ・グィハ)班長が率いる対ヤクザの強力班は悪者を一発で消し去る掃討作戦を立てるのですが・・・。原題は「범죄도시」です。
6位「ディープ」は、スペインのアニメ。舞台はニューヨークがまるごと海に閉ざされてしまった未来。深い海中のサンゴ礁の洞窟の村に住む海の生き物たちの中で、ある日厄介者のタコのディープのいたずらのために爆発が起きて村は危険に陥ります。村を救う伝説のクジラを見つけるためにディープと仲間たち<海の四銃士は村を出て海中都市探検に旅立ちます・・・。韓国題は「딥」です。
8位「ブレードランナー 2049」は、もちろんあのリドリー・スコット監督の名作SF「ブレードランナー」(1982)の続編です。今作ではリドリー・スコットは製作・総指揮で、監督は「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴが担当しています。そして前作の主演ハリソン・フォードが35年経った今作も出演しているのはリッパ。また新登場のレプリカントをライアン・ゴズリングが演じています。日本でも10月27日公開ということですでに予告編も→公式サイトもあるので、内容紹介等は省略します。韓国題は「블레이드 러너 2049」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(12)・・マジック・ウルフ・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・8,002・・・・・・・・・・・・25,599・・・・・・・・・・・198・・・・・・・・・132
2(3)・・20センチュリー・ウーマン・・・・・・・・9/27 ・・・・・・・・・・・4,984・・・・・・・・・・・・23,839・・・・・・・・・・・195・・・・・・・・・・43
3(2)・・キム・グァンソク(韓国) ・・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・3,710・・・・・・・・・・・・95,266・・・・・・・・・・・751・・・・・・・・・100
4(1)・・インビジブル・ゲスト 悪魔の証明・・9/21 ・・・・・・・・・2,214・・・・・・・・・・・・92,467・・・・・・・・・・・743・・・・・・・・・・22
5(7)・・モーディー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/12・・・・・・・・・・・・1,816・・・・・・・・・・・332,358 ・・・・・・・・・2,433・・・・・・・・・・26
今回の新登場は、1位「マジック・ウルフ」だけです。韓国では、子供向きのアニメはヨーロッパや中国等アメリカ以外にも多くの国の作品が公開されているようですが、これはロシアのアニメ。タイトル通り谷あいに住むオオカミたちの物語。群れのリーダーの座をねらう悪役オオカミのロッキーに対抗して、主人公のグレーはリーダーになるための条件として魔法の森に向かいますが、そこで魔法使いのウサギに薬を飲まされヒツジに変えられてしまいます・・・。韓国題は「매직울프」です。