大林酒場で軽く一杯

私の親族は非常に人数が多いため、旧盆や年始には祖父の家などに集まる際、叔父叔母、従兄弟などで家はパンク状態、お酒も当然ですのでちょっとした大型の居酒屋のような賑わいになってしまいます☆

当時の私は子どもですから、もちろんお酒はダメですので大人の飲みっぷりを観察しながら、大人になってもあんな風にはならないぞと思い、成り行きを見ていました☆
「おい！グルメッチー！勉強はどうなんだ！」☆
だいたい大人は酔うと子どもにこう言います☆
今の言葉で言うと、「ウザイ！」と思いつつも、私は酔った大人に対して愛想を振りまき、「大丈夫だよ！」とか「バッチリ！」とか言ってたものでした☆

あれから何十年、私も大人になってしまい、“ウザイ”人間になってしまいました（苦笑）☆

そんなウザイ私にも愉快な仲間がいます☆
葛飾グルメ会のメンバーたち☆
世代は一番上から一番下まで２０年ほどの開きがありますが、いわゆる縦社会ではなく、言いたい事を平気で言い合えるので、“ウザイ”ことはまったくありません☆
そんな、私たちメンバーは定期的に葛飾区の京成線立石駅周辺に集うのですが、集まりが決まるのは当日のお昼、リーダーの招集コールから始まります☆
「もしもし、グルメッチーさんですか？　今日は立石ですので、、、」☆
この一言で電話が切られてしまいます☆

今の世の中、それなりに世の皆様はお忙しいので、当日のそれもお昼に約束されても難しいはず、、、☆
ところが、葛飾グルメ会は違います☆
毎日、召集の連絡を待っているので、一言電話でもほとんど全員“オッケー”！☆

なぜ召集を待っているかと申しますと、立石の風景やお店の雰囲気が全員大好きだからなのです☆
六本木や渋谷のお洒落な雰囲気は似合わないのです☆
もちろん立石にもお洒落なお店はたくさんありますが、それを上回るぐらいの老舗があるからなのです☆
その老舗が大好きだからです☆

今回は、そんな老舗居酒屋の『大林酒場』☆
駅の改札を抜け、前方左側の階段を降り、すぐ左、駅に隣接しているのですぐにわかるはずです☆
とても大きい暖簾が、歴史を感じさせてくれると同時に、懐かしさ、温かさを味あわせてくれます☆
メンバーは、この雰囲気が堪らないのです☆

店内は左にカウンター、右にテーブル席☆
どちらの席も年季が入ってます☆
瓶ビールとつまみ、今回はそら豆です☆
格好付けのない、素朴なお皿に盛り付けられたそら豆を一つまみしてビールを流し込みます☆
部屋の隅の天井近くに設置している、“１４型テレビ”、、、これがいいんです、この感じが、、、☆

時間はちょうど夜７時、ＮＨＫニュースが始まっています☆
チャンネルは１番でないとダメなんです、昔の民放は映りが悪かったのですから、、、室内アンテナなのでね☆

最近、都内のあちらこちらに、昭和時代をモチーフとした雰囲気を出しているお店が増えてきましたが、所詮は作り物、本物ではないのです☆
やはり、『大林酒場』のようなお店でないとね！☆

『大林酒場』
葛飾区立石4-25-11
03-3693-1902
営業:16:30-20:00　日祝休
瓶ビール大500円、小300円、生ビール大590円、中380円、小250円
チーズ、ポテトサラダ、マカロニサラダ、冷やっこ、もずく、たこ酢、コロッケ、アジフライ、など各150円
しめさば、そら豆など各200円など

王将苑のカルビ定食

最近、中央区新川周辺でランチを摂ることが多くなっていますが、まだ入った事のないお店を探すのが毎日の日課となっている私です☆
入った事がないお店は、やはり最初の一歩がなかなか緊張するものでして、気の弱い私にとっては至難の業、、、なんてことはありませんね～☆
むしろ、どんどん入ってしまう性質なのです☆
まあ、それだけ失敗もあるのですが、、、☆

今回は、そんな初めてのお店の紹介です☆
お店の名前は、『王将苑』☆
焼肉屋さんです☆

この日のために集まったのは、中央グルメ会のＨさんとＭさんです☆
このお二人は何を隠そう、食べる事に関しては私と同様、いや、それ以上の情熱を持っているのです☆
特にＨさんはラーメンへの情熱は評論家級でして、先日お会いした時には、既にラーメンガイドブックの最新版を持っていました☆
これには脱帽です☆

Ｍさんは、小さい頃から水の美味しい地方で育ったため、とにかく舌が肥えているのです☆
美味しくないお店に行くと、平気で「不味い！」を言える人なんですよ☆
豪快な人です、、、☆

さて、３人は店内に入り、４人掛けのテーブルに座ります☆
すでに炭火は焚かれており、周囲は熱い位です☆
注文を取りに来たスタッフへ、「カルビ定食二つとラム肉定食一つをお願いします」と伝えますと、用意されていたのでしょう、スープやサラダ、ご飯が次々と登場です☆
主役のカルビとラムは遅れること約２分、美味しそうな色合いで私たちの元へ運ばれてきました☆

割り箸を割り、肉を網の上へ、、、“ジューッ！”、、、いい音です☆
これぞ焼肉の醍醐味☆
味付けがしっかりとされているので、少々の焼入れで十分美味しく食べられます☆
私たちは、焼き上がった肉をたっぷりのたれに浸けご飯を口にかけこみ、いわゆるガン食い状態☆
傍から見たら恐ろしい顔をしていたのではないでしょうか（笑）☆

私たちが食べ終わる頃、店内にはあっという間にお客さんがぎっしり☆
人気があるのでしょうね、自然と押し出されるように店を後にしたのでした☆

お店を出た後、食べた物の品評を語り合うのも私たちの楽しみの一つですが、ましてや初めてのお店となると、あーだこーだと話が尽きません☆
楽しいランチはここもポイントなのです☆

『焼肉王将苑』
中央区新川１丁目１４－８
03-3552-2922

やぶ久のミニ丼

どうも最近は酒宴の席の参加が非常に多くなってきているようでして、周りの方々から体の気遣いをいただいておりますが、本人はいたって健康でございます☆
そして、今回は、、、☆

中央区日本橋周辺に仲間５人が集合です☆
今回の仲間は、もちろん食べる事と飲む事が大好きな男たち☆
ラーメン通のＨちゃん、小顔が羨ましいＫちゃん、ハスキーボイスのＴちゃん、そしてお肉大好きのＭちゃんです☆

最初のお店は『紅とん』からになりました☆
からになりましたというのは、１軒では済まないという事、、、つまりはしごは必ずするという意気込みです☆

こちらのお店は「ホッピー」がメニューの最初に出ているほど、知る人ぞ知る激安居酒屋さん、、スタッフも店長さん始め若くて元気のいい女性たちがたくさんいらっしゃいますので、店内は非常に明るく、私たちを楽しませてくれます☆
今回は、久し振りの訪問だったにもかかわらず、女性スタッフの“ミヨチャン”から、「あ～、お久し振りです～！　お元気でしたか～」と、すぐに私たちに挨拶です☆
「おっ！相変わらず元気だね！」☆
「はいっ！ありがとうございます！　今日はお飲み物は何にしますか？」☆
「もちろん、黒ホッピー！」☆
「はいっ！　かしこまりました～！」☆
そして、店内中に響き渡る大きな声で、「黒ホッピー入りました～！！」☆

この光景は、いつみてもいいものです☆
こちらも元気をもらえるような感じ、、、☆

さて、つまみはといいますと、毎度毎度ですが、「肉もやし」と「キャベツ」☆
「肉もやし」は、その名の通り、豚のばら肉ともやしを炒め、甘いタレを絡めた物、「キャベツ」は４分の１に切っただけの物☆
この単純さがたまらなくいいんです☆

串焼きは、「ハラミ」、「タン」、「トントロ」が並びます☆
「ハラミ」はなんといってもその食感☆
肉を食べてるっ！って気にさせてくれます☆
「タン」は、その歯ごたえ、「トントロ」は、いいコクが効いてます☆

５人は美味しいつまみと美味しいお酒、明るい店内、元気のいいスタッフに包まれて、グラスのピッチはどんどん上がります☆
２時間ほど経ってから、一同は次なるお店へ大移動です☆

目の前の日本橋仲通りを北へ向かいます☆
そして次のブロックにあるのが、『やぶ久』、老舗の日本そば屋さん☆
『紅とん』→『やぶ久』のコースはいつの間にか定着してしまっています☆

暖簾を潜りますと、３代目のお出迎え☆
「いらっしゃい！　いつもありがとうございます！」☆
いつもながら腰が低い方で、返ってこちらが恐縮してしまいます☆
１階は満席でしたので、私たちは２階のテーブル席へ、、、☆
着座すると、「熱燗を２合徳利で３本お願いします！」☆
まだ飲むの～！！、、ですね☆

こちらで、お酒を飲むのは理由がありまして、〆のラーメンは胃にもたれ気味、それにひきかえ日本そばは脂分が無いので胃袋もスッキリ状態になりますからね☆

今回私は、ミニかけそばとミニカツ丼を注文です☆（なぜカツ丼を頼んだのか、酔っていて覚えていません、、、）
しかし、このカツ丼が絶品だったのです☆
考えてみれば長い間こちらのお店にはご厄介になっていましたが、カツ丼は今まで食したことがなかったのです☆

食べてみたら、丼つゆの甘味と辛味がお互いにバランスよくご飯を引き立て、玉子トジのトンカツがサクサク、すべてを口に入れるとなんとも言えない素晴らしい世界へ連れて行ってくれます☆
これは、他の皆に分けてあげなければと思い、目の前のＫちゃんに丼を渡しました☆
一口食べた彼は、「これは、美味しい！」と、ガッツリ食いです☆
あっという間に平らげてしまいました☆
これもなにより美味しい証拠☆

時間は１０時になってます☆
今宵の宴会もそろそろお開きとなりました☆
次回が今から待ち遠しく思っているのは私だけではないでしょうね☆

『日本橋紅とん本店』
中央区日本橋2-2-20 八重洲仲通りビル一階
03-5205-3081
定休日 日曜・祝日
営業時間　平日：15:30 - 25:00　土曜： 15:30 - 23:00

『日本橋　やぶ久』
中央区日本橋2-1-19
03-3271-0829
営業時間 月～金　11:00～23:00(L.O.22:30)　土11:00～15:00(L.O.15:00)
定休日 日・祝

牛傳の石焼ビビンバ

地下鉄の「溜池山王駅」というのは、非常に便利な駅でして、隣接する「国会議事堂駅」、「永田町駅」が通路で繋がっていて、定期券を持っていますと、この３駅の改札口がどこでも入退場できるのです☆
どうせなら、同じ駅名に統一すればいいのにと思いますが、東京メトロにはお考えがあるのでしょうね☆

さて、今回はその内の「南北線溜池山王駅」の改札口を出て、そのままエスカレーターに乗ってＢ１のフロアへ、、、☆
そこは、「山王パークタワー」というビルでして、グルメ街が広がっています☆
自動ドアを通り、すぐ左に、『牛傳（ぎゅうでん）』の看板が目に入ります☆

格調高い木目の造りなので、「ここは高そうかな～？」と、やや不安気味な私☆
確かに、店頭の参考メニューは１４００円～１５００円となっていて、簿給の私にはちょっとハードルが高すぎるので、他のお店を探そうと思った時、、、☆

一番下に、『石焼ビビンバ９８０円』があったのです☆
格調高いお店で、１０００円を切る値段、もちろん即決め！☆

玄関に入り、靴を脱ぎ下駄箱へ、、、☆
三和土（たたき）を上がり廊下へ進みますと、すぐ右横の個室へ通されました☆
３畳ほどの和室に４人掛けテーブル（堀こたつ式）、真ん中には無煙ロースターも付いています☆
着座しますとすぐに女性スタッフがおしぼりとお茶を持ち、正座の形で注文を取ります☆
「石焼ビビンバをお願いします」☆
「かしこまりました」☆
笑顔がとても可愛い娘です☆
接客の基本、笑顔は大事だということが分かりますね☆

５－６分ほどして、『石焼ビビンバ』の到着です☆
具材など、他と比べても特に変化はなく、普通のスタイルに見えます☆
韓国スプーンで混ぜ合わせ、鍋底のおこげを解し、最後に縦めの筋を入れ出来上がり☆
とても熱いので、「フーフー」と息を吹きかけます☆

最初の一口、普通の『石焼ビビンバ』と思っていた私は、「おっ！」と唸ります☆
具材にしっかりと味付けがされているので、とても奥深いところで、つまり喉越しの瞬間に旨味がじわーっと出るのです☆
こんな『石焼ビビンバ』は初めて！☆

焼肉屋さんの良し悪しは、こういう一品料理の美味さで決まる事からすると、今回の『牛傳』は相当レベルが高いお店に違いないと思います☆

気が付けば店内は満員のようで、スタッフがお客さんの入店を申し訳なくお断りしている様子も、、、☆
皆さんも美味しい物を知っているのでしょうね☆

『牛傳（ぎゅうでん）山王パークタワー店』
千代田区永田町2-11-1 山王パークタワーB1
地下鉄溜池山王駅　徒歩1分　
03-5251-5329
営業時間 ランチ　月～金　11:30～14:00　月～金　17:00～23:00
定休日 土・日・祝

バジルのポモドーロ

中央区新川には、お昼時の行列店が数多くあります☆
今日はその中から、圧倒的に女性客が多い行列店をご紹介いたしましょう☆

地下鉄日比谷線の八丁堀駅から東へ伸びる大通りは二つ、「八重洲通り」と「鍛冶橋通り」☆
どちらの通りを進んでも結構なのですが、今回はわかりやすく「鍛冶橋通り」からの道順をお教えしましょうね☆
駅の改札口は二つありますが、京葉線の乗換えができる方、築地よりの改札を出て下さい☆
地上に出ましたら、目の前が「新大橋通り」と「鍛冶橋通り」の大きい交差点なので、デイリーヤマザキ側の歩道を東へ進みます☆
ビッグエコーやコンビニの新鮮組を超え、亀島川に架かる「高橋」という橋を渡り交番の先にお店はあります☆

お店の名前は『バジル』☆
店名の横には、「ＰＡＳＴＡ　ＨＯＵＳＥ」と書かれていますので、イタリアンという事がわかります☆
今回は、お昼時を外して、時計は１時半☆
さすがに店内は空いています☆

男性スタッフに促され、テーブル席に着座です☆
収容人員は、１４～１５人程度でしょうか、こじんまりとして、どこか家族的な雰囲気が漂う暖かい店という印象です☆
渡されたメニューを見ますと、ランチはざっと３０数種類☆
かなり迷いますが、ここは初めてのお店の法則、最初のメニューをチョイスする事にします☆
私が選んだのは、『ポモドーロ』☆
そうです、トマトです☆
イタリア語でトマトはポモドーロ、パスタの基本中の基本です☆
絡めるのはポモドーロのみ、差し詰め日本のラーメンというところでしょうか☆
パスタはカッペリアという極細の麺、私の好みのタイプです☆

今回、トマトソースには大変興味がありまして、酸味が強いタイプなのかそれとも甘み重視なのか、、、☆
わくわくしつつ、出来上がりを待つ事に、、、☆
カッペリアですから茹で時間は短いので、あっという間にテーブルへ到着です☆
可愛いお皿に乗ったパスタに絡むトマトがとても美味しそうに見えます☆

フォークを手に持ち、くるくると麺を巻き取りトマトを乗せて口の中に、、、☆
酸味も甘みも強くなく、自然なトマトそのままが伝わってきます☆
これは意外でした、人気の秘密はここにありそうです☆

そして、パスタの食感、、、とてもしっとりしているのです☆
カッペリアはやや硬めになりがちですが、こちらのお店は絶妙な茹で加減で提供していただけますので、本当に美味しいんです☆
自然のトマトと美味しいパスタ、、、これだけで女性のハートを掴んでしまうのは本当ににくいですよね（笑）☆

『ＰＡＳＴＡ　ＨＯＵＳＥ　ＢＡＳＩＬ（パスタハウス　バジル）』
中央区新川2-19-11 初穂マンション1F
地下鉄日比谷線八丁堀駅B4番出口　徒歩2分
03-3553-0016
営業時間
ランチ　　月～金　11:30～14:00
ディナー　月～金　18:00～22:00
ディナー　土　　　17:30～22:00
定休日 日・祝