昭和55年にコンサルタントの資格を取った当初、呉服屋さんの依頼で着付けに行く時は着物を着て行ったものですが、最近は洋服ばかりでした。昨年の秋から、ちょっと思い直して「出前きつけ」の仕事に行く時は、いつも着物を着ていきます。今日は15年前に作った化繊の着物(仕事には最適です)に母の締めていた袋帯(痛んだ所が前に出ないように無地の所で切り取って京袋に仕立て直したもの)そして明治生まれの祖母が使っていた猫目石の帯止めです。母や祖母が使っていたものが、今出来るって、着物だからできる取り合わせです。
昨日の雨はうそのように、今日はとてもよいお天気になりました。
お宮参り日和のお天気に恵まれ、本当に良かったですね。
昨日は3件とも大阪狭山市だったのですが、今日は地元、堺市美原区での仕事でした。
谷先生と2人で朝9時に伺いました。ご依頼はお嬢さまとお母様の訪問着でした。普段はお2人ともご自分で着られるという事で、ゆったりした着付をご希望でした。
天気予報が外れるといいなあと思っていたのですが、朝6時10分前に起きると、天気予報通りに外は雨 が降っていました。
今日は2件の卒園式と大学の卒業式のご予約が入っていたのです。 この雨では、もしかしたらキャンセルがあるかも知れないと思っていましたが、キャンセルの電話はありませんでした。
風が少し吹いていたので、もし、雨コートをお持ちでなかったらお洋服で行かれる事を薦めようと思っていたのですが、きれいにセットをされ、「美容室から帰って来たところ」とだとお聞きしたら何もいえませんでした。
依頼先がたまたま3件とも近かったので強行スケジュールで7時、7時30分、8時15分と時間設定を行い、朝から嶋岡先生と2人で大忙しでした。
最後は卒業式にかれるお嬢さまの女袴でした。着せ終わったお嬢さまに車に載る時や椅子に座る時の側の袴の扱い方を教えて、駅の側の美容室まで送っていきました。
どうにか遅れることなく、三件とも無事終わり「ほっと」しましたが、雨と風がけっこう強かったので、皆さんのお着物が大丈夫だったかと心配しています。
着付の生徒さんで卒園式だったOさんは、結局ぎりぎりまで待ってお洋服で行かれたそうです。(雨の中、お着物を着てきた方はお1人だけだったそうです。)