昨日、着物を着るのは久しぶりと言われていたO様から嬉しいメールを頂きました。
坂田さま
昨日は朝早くから大変お世話になりました。
綺麗に着付けてもらっているね、と周りの方からも褒めていただきました。
立ったり座ったりする事の多いお茶事ですが、全く着崩れる事もなくて、帰りまで綺麗に着ていられました。
また、次に着物を着る機会があればぜひお願いしたいです。
写真もありがとうございました。いい記念になります。
ありがとうございました。
昨日頂いたコメントを見ていて、思い出しました、最初に着付を頼まれた方のことを
私が、師範科に通っていたころ
講師の先生から、着物を着て歩くことが一番の宣伝だと・・・
その宣伝のおかげで、寝ているところを起こされた経験が
ご近所さんと言っても、その時の私は知らない方でしたが、
ご自宅で着付師さんを呼んで列席者のお支度をされていたようです。
それが、時間が間に合わなくなったようで、我が家の隣の方に手伝ってと言われて急遽、伺ったのですが
任されたのはご高齢の方、どうにか着付けさせて頂いて、
ふと見ると、腰が曲がっておられ、前が下がっているのです(-_-;)
たしか着付けていた時はまっすぐ立っておられたのに・・・
そしてもう一つ、悩んだのが、胸がお腹の所に・・・紐の締める位置にも悩みました。
その後も本当にいろいろありましたが・・・
どう言う訳か?、腰の曲がった方の着付けを頼まれることが多く
経験を活かし
だんだん考えて、最初に比べるとコツがわかる様になりました。
注意点は
① 大抵の方は、普段は曲がっているのに着付けをする時は、比較的まっすぐに立ってくださいます。
どれぐらい曲がっているのか、身内の方にお聞きするか?
少し時間をかけて、様子を見て、曲がり具合を確認しても良いですね。
楽な姿勢と言っても、なかなかすぐには、普段道理にはしてくださいません(-_-;)
② 曲がり具合が確認できたら、後の裾はあまり短くしなくても、大丈夫ですよ。
短くし過ぎると、楽な姿勢になった時に後はもっと短くなります。
頼まれるときは、フォーマルの着物の着付けが多いので、前も後ろも短くなると哀しい姿に・・・
③ 前も少し短めに着せますが、褄先は結構あげます。
曲がり具合にもよりますが、90度近い方の時は、上前の襟先が腰紐から出るぐらい上げた時もありました。
ちゃんを確認したいときは、腰ひもを締めてから、楽な姿勢を確認しても良いですね。
④ 写真を撮られるときは、着付けの時と一緒で、曲がっていた腰が伸びます。
ご家族の方には、その旨をお伝えした方が良いと思います。
★例外で着付けの時もほとんど曲がったままの方もおられました。
曲がったままだと、襟合わせが覗き込まないと見えないのでとても苦労しました。
剣道部の後輩のお母様は、ご病気で、ほとんど腰が伸びません。
それでも写真を撮るときは、瞬間伸びて衿合わせが見えました。
後輩のこの時の元気そうな姿がまぶしいです。
★ 腰が曲がっていても車いすの場合は
何時もご依頼いただくM様は、車椅子なので、少し前は長めの方が良いですね。
この日の着付けは少し短かったと反省です。
帯は、車いすの場合は特に簡単帯結びなら前が一重なので前かがみになっても楽ですわ。
いま思いつくのは、これぐらいでしょうか。
お茶会の時の裾線は、母や何人かの方にお聞きしましたら
本人のご希望が一番ですが、85才の母は、足も悪いのにカッコよく着たいと思うようで
畳にすらない程度の長めだそうです。
私がお聞きした方は、長目が多いかも
着物の裾を踏む方やすれて着物が傷むのが嫌な方は、短めを希望されるようですね。
何時も「少し短めにしましょうか?」と先に決めつけて言ってしまっていたのですが
次回からは、ご本人の希望を聞くことにしますわ。
本日も訪問ありがとうございます
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着付け中も曲がったままで
衿合せは、私が正座してしました。
長襦袢は、身長が縮んだ分と曲がった分とで長く
おはしょりを作りました。
上前の衿先は、腰紐から出ても良いのですネ(^^)
分かりやすい説明、ありがとうございますm(__)m
でも90度でも、着付けの時は伸びる方もいるんですよ。
これがまた大変で
事前に聞いていたのに、まっすぐにされるので
自然にしてくださいねとお伝えしても
なかなか自然にして下さらないので
家の中を歩いてもらいましたわ(^_-)-☆
長襦袢は着物着付で、補正を控え目にしました。
おはしょり分が補正になるので(*^^)v
いつもの自然の立ち姿でいてくださると良いですね(#^.^#)
そんな時が来たら、また詳しく教えてくださいませ。
こちらの公民館で着付けも習っていますが、
うまっちさんのブログで着付けの奥深さがわかり、
熱心に取り組まれているパワーに圧倒されています。
これからも読み続けますので、よろしく。
おかげ様でこれから腰の曲がったお客様でも焦らなくてすみそうです(^^)
またお茶会での裾線の件も気にかけて頂きありがとうございます。
私のお茶の先生も裾線は普通に長めなので、社中によってこんなに違うのかと本当に驚きました。
何しろくるぶしがみえそうなくらいなんですから。
きっと指導される先生が短めなんでしょうね。
幾つになっても女なんですよね…きっと(^O^)/
コメント、ありがとうございます。
着付けも和裁も、オートバイも(@_@)
すっかり、奈良の住民に…!(^^)!
また訪問して下さいね(#^.^#)
お役に立てば嬉しいのですが
車椅子の方は、もっと大変ですわ。
母のお茶の先生は、ご自信で着られていた時は、短めでしたが
今は、同じお弟子さんで着付けの先生がおられるので
お茶席の時は、その先生が切れない方をすべて着付けているそうです。
自己流で着られる方は、長く着るのが苦手な方も多いのかもしれませんね。