獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

奈良の踏切の中で、全盲視覚障害者が電車にはねられたというニュースを知った。

2022-04-25 23:04:30 | 網膜色素変性症と私
ここはどこ?

目が見えなくなって、白杖を使い始めたころ。東京中野サンプラザにハロプロのコンサート遠征。JR中野駅の北口をでて、ガード下を西へ横断歩道をわたって、そこから、北上すると、中野サンプラザ。この北上する歩道の点字ブロックが、一度とぎれる。車道のため途切れる5メートルぐらい。

このとぎれをわたって、歩道の点字ブロックに復帰する。

でも、この車道をわたる、たかが5メートルなのに、まっすぐ歩道にたどりつけない。歩道かとおもってあるいていると、うしろから、あわてたおじさんの声。

あぶないよ、あぶないよ、ここは車道だよ。

歩道とおもってあるいていたのは、なんと車道、中野通。

こういうことはよくある。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。歩道だとおもったら車道。あれ?おかしいな点字ブロックないな?どこだこだとさがす私。そこに点字ブロックはない、なぜなら車道だから。

今日の夜、おそく、ガイドヘルパーさんからメール。奈良の大和郡山で白杖女性が電車にはねられ死亡のニュース記事。

@ここから
 奈良県大和郡山市にある踏切。この踏切で、25日午後6時すぎ、1人の女性が列車にはねられ、死亡しました。

 亡くなったのは、Tさん(50)です。

 警察によりますと、Tさんは全盲で、白杖(はくじょう)を持っていたということです。

 また、近くの防犯カメラには、踏切内に入った後に、遮断機が上がるのを待っているような様子や、警笛が鳴った後に遮断機から離れようとする様子が映っていました。

@ここまで

おそらく、踏切の中にはいっているのに、踏切の外にいるとおもいこんでいたのだと思われる。

それで、警笛がなって、あぶないあぶない、踏切のバーからはなれなくちゃとおもって、あとずさりしたところに、電車がつっこんできたと思われる。

踏切はほんとこわい。私も踏切の中にはいって、向こう側にでようとおもって、、あれ、でれない、でれない、なぜか、左にそれて、踏切の中、線路にそって、金網フェンスでいきどまったことがある。その時は、電車がとおりすぎたあとで、次の電車はまだこなかったので、なんとか、踏切の出口をみつけて、出れた。

踏切にも点字ブロックが必要だね。横断歩道とおなじように、わたる前と、わたった後の地面に警告ブロックをはりめぐらすことと、その間は、エスコートゾーンが必要だね。

あとできれば、踏切の中の地面は、ゴム製のマットとかをしきつめてほしいね。なんか変だ、ここは踏切の中だと、足のウラからわかるようにしてほしいね。

大阪、阪急電車、服部天神駅すぐの踏切には、踏切内にエスコートゾーン(点字ブロックをすこし簡略化したような点字ブロック)が踏切の中にある。

駅のホームのホームドアももちろんだけども、こういった踏切もなんとかしてほしいね。踏切をわたらなくてもいいように、地下通路をつくるべきだね。服部天神駅には地下通路がちゃんとある。

ご冥福をお祈りいたします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする