獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

教育啓発特定事業の実施に関するガイドラインって何なの?もっと簡単に心のバリアフリー実践マニュアルていう名前でいいんじゃないの?

2022-07-26 22:19:07 | 網膜色素変性症と私

バリアフリーまち歩き点検

障碍者によっては、合理的配慮という言葉が好きじゃない人もいる。配慮される、してもらうんじゃなくて、それが普通の世の中であるべきという理想によるもの。たしかにそうだね。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。

でも、今のこの合理的配慮っていうのは、障碍者差別解消法などの法律に基づく権利から発生したものであって、障碍者の権利があっての配慮。配慮っていうのは、おなさけや同情っていうのではなく、法律に基づく権利から発生するものなのよね。

なので、私は合理的配慮、配慮されるっていうことに違和感はないし、言葉もそれでよいと思う。

似たようなことで、法律か何かに基づいてバリアフリーの推進、ハード面だけでなく、ソフト面、つまり物理的なスロープとか物理的な副音声とかではなく、ソフト面、人々の心のバリアーをなくしていこうということもうたわれている。心のバリアフリー

障碍者によっては、配慮と同じ理由で、この心のバリアフリーを嫌いな人もいる。でも私は、別に嫌いじゃない。心のバリアフリーっていうのも、障碍者差別解消法などから派生してくる考え方で法律に基づく言葉。

なので私は違和感ないね。

それどころか、この心のバリアフリーを推進していこうと、国土交通省とかがガイドラインを策定している。2022年6月にガイドラインを策定している。心のバリアフリー実践ガイドライン。

正式には、教育啓発特定事業の実施に関するガイドラインという、お役所らしいわけのわからないガイドライン名称

名前はこむずかしいけども、いいことが書いてあった。それは、各市町村で、しょうがいしゃ当事者をまじえた、市民によるバリアフリー街歩き点検のやり方を書いていること、あと小中学校や高校大学などで障碍者がバリアフリー授業をすること。そのやり方が詳しく書いてあった。

うれしいね。こういったことを国が進めてくれるというのもうれしいし、もうひとつ、この事業によって、障碍者の雇用がうまれる可能性があるということがうれしいね。

私もボランティアで、バリアフリー点字ブロック点検や、講演会などをやっているけど、これは無償。それが仕事になれば、ほんとうれしいよね。

国がすすめているということは、これから長期的に、継続的に、この教育啓発特定事業がいろいろな市町村で実施される。点字ブロックをほどうに敷設する事業と同様に、全国にこの教育啓発特定事業がひろがっていくだろうね。たのしみ。

みなさんも、以下のガイドラインを一読してみてね。可能性がみえます。

<a href="https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_fr_000051.html">バリアフリー:教育啓発特定事業の実施に関するガイドラインの公表 - 国土交通省はこちら</a>

「教育啓発特定事業の実施に関するガイドライン「 目次

・第1章 ガイドライン本編

・第2章 実施マニュアル(バリアフリー教室編)

・第3章 実施マニュアル(まち歩き点検等編)

・第4章 実施マニュアル(セミナー・シンポジウム編) 

・第5章 実施マニュアル(適正利用等の広報啓発編)

 

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