こどもとおじさん
今日は大阪はお昼前にすごい雨と雷。1時間ほどでやんだからよかったけど、これが1日中続いたら、視覚障害者は外出できないね。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。まぁ目が見えていても、あの雷雨の中家をでるのはよっぽどのことがないとだね。
雷雨もやんだ、お昼過ぎ、今日も、視覚障害者や障碍者があつまってのダンスのワークショップ。私もフリツケを提案してみるも。採用されたのはひとつ、大きな愛でもてなしてのフリツケ。あれは簡単だもんね。
そのダンスワークショップに、小学5年生と4年生の男の子。どちらも目の見えない男の子。いとおしいね。二人とも、キャラが全然違う。ひとりはおおとなしくて、もうひとりはよくしゃべる。点字ブロックのことを話してみたら、たていたに水のようにしゃべりつづける。
そやねん、なんで商店街に点字ブロックないねん!
なんで、梅田にホームドアないのに、十三にだけあんねん!
おもしろいこども。
えっ?でも、一人で電車にのったりしないでしょ?と私が聞くと。
うん。とかわいらしい返事。
そして、話の流れで、小学生がこう私にいう。
僕、目ぇ見えへんねん。
そうか、私は、目の見えないですとはじめに行ったけど、この男の子は、まだ自分の目のことを、この変なおじさんには言ってなかったのね。それで思い出して、自分の目を説明する。
もうひとりの男の子は、私と会うのが2度目。なので、私の声を聴いてか、遠くから、こんにちわ!と元気余光あいさつして近づいてくれた。
ほのぼのするね。かわいいね。
二人のおかげでダンスもなんとか形にできたよう。来週8月28日のテレビ番組が楽しみ。
ダンスワークショップおえて、ひとりサイゼリヤへランチ。、もうお盆休み期間もおわっていて、500円ランチ復活していた。650円の100パーセントビーフハンバーグランチを注文。それとドリンクバーと、プリンとあんずかなにかのすっぱいケーキ。1150円。サイゼリヤの株主優待券が8月末までなので、使い切りたかったので、ちょっとぜいたくのランチ。
おなかいっぱい。そして、ひとり、北道を変える。二人の少年、目の見えない少年のことを思い出しながら、帰る。笑顔になる。
そして、なぜか、涙がでてくる。とまらない。
旨がキュンとなる。
こどもとおじさん。それで、ふと自分のこどものころ、40年前のことを思い出してみる。私がはじめて視覚障害者の人に出会ったのが、40年前。時代はまわる。
お話動画 あなたがはじめて出会った視覚障害者のことを今でも覚えていますか?私は覚えています。