アンビリーバボー
先週の土曜日、近所の図書館でボランティアさんに読んでもらった絵本。バスがきましたよ。いつもは、ハロプロの雑誌を読んでもらうのだけども、この絵本が借りられたということで、ボランティアさんが持ってきてくれた。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。雑誌や絵本は、だれかに読んでもらわないと読めない。ありがたいね。
この絵本、バスがきましたよというのは、市役所につとめる中年男性が、徐々に目が悪くなっていき、いままでのバイク通勤がでっきなくなって、バス通勤にかえて何年かしたころ。もちろん右手に白杖をもって、通勤バスをまっている。
すると、あるひ、腰のあたりから、かわいらしいこどもの声。小学3年生の女の子。
バスが来ましたよ。
中年男性の腰をおして、よいしょよいしょと、バスにのせる。
段差があります。
すいません、関をゆずってくれませんか?
ハキハキした女の子。かしこいね。
田舎ではかしこいこどもは、小学校を受験して、名門小学校にいく。大学付属小学校。国立の小学校。そりゃかしこいはずだ。
ただ、かしこいだけじゃなくて、行動力がすごいね。これはかしこさからくるものではない。
それから、毎日、おじさんがバスにのるたびに、声をかけてくれる。バスがきましたよ。
数年後、その女の子は小学校を卒業して、もうバス通学はしなくなった。
いままでありがとねと、盲人おじさん声をかける。
そして、新年度。
バスが来ましたよ。3年前のにタイムスリップしたかのような錯覚。腰のあたりから、またかわいらしいこどもの声。
えっ?びっくりするおじさん。
私、妹なの。私たち3姉妹なの。だから、今日からは、お姉ちゃんのかわりに私と、妹が、声かけします!!
そして、そのまわwりには、その女の子の同級生の女の子や、男の子。ぼくもやります!!
そして、盲人おじさんは、すっかり目がみえなくなって、無事定年退職。
そんな絵本。
ボランティアさんに絵本を読んでもらっているときに、必死に涙をこらえる私。おっさんが、おばあさんの目の前で無くのははずかしい。そもそもおっさんが人前で泣くのははずかしい。鼻水がでてきたないしね。
そんな絵本の主人公の、盲人おじさん、ヤマザキさんが、テレビで取り上げられる。今日、8月18日木曜日、夜8時から、フジテレビの軌跡体験、アンビリーバボーというビートたけしの番組。
これは見なくちゃ。
みなさんもぜひ。
ただ、問題は、関西地方、関西テレビは、野球中継のためアンビリーバボーの放送はなし。残念。
ただし、雨の場合は野球地右傾中止で、アンビリーババーが放送される。
ひさびさに、ルテルテズーボをぶらさげなきゃ。
夜、雨を願う。今大阪は、朝、雨が降っている。いいそこの調子。
℃-ute『通学ベクトル』
PS
バスがきましたよと声をかける小学生の女の子と中年盲人のまわりには、ほかに人はいなかったの?たくさんの人がバスをまっていたはず。
なのに、なぜ、声をかけたのが女の子だけだったのか。
旨がきゅんとなる。