新歌姫あらわる
今日は日曜日、いつものように朝早く起きて、家をでる。11時から大阪オリックス激情で、ハロープロジェクトの合同コンサート、通称ハロコン。
昨日に引き続いてのハロコン。昨日は2公演だったけど、今日は朝、昼、晩と1日3公演。bチーム、cチーム、aチーム公演が立て続けにある。
家をすこしはやくでる、セブンイレブンにたちよるため、わたしの財布の現金が4千円ぐらいしかない。これでは、今日のハロコンチケット5500円(当日券6000円)が買えない。bチームと、cチームのチケットはすでに確保ずみだけど、Aチーム公演のチケットがない。当日券を買うための資金が必要。
今回のハロコンはソロで、ハロプロ以外のJポップの曲をカバーするという今までにない試み。当初はハロプロの申し子、宮本佳林が何をどんな風に歌うのか聞きたくて、Cチーム公演だけ申し込んでいた私。その後、売り切れとなった大阪Bチーム公演のチケットも譲ってもらったので、今日は朝公演Bチーム、昼公演Cチームを見て帰ろうとおもっていた私。ただ昨日の大阪ハロコン初日を見て思う。これは私のためのコンサートか。目の見えない私にとって、ハロプロの全メンバーがソロで歌を、しかもよく歌声と歌詞が聞き取れるバラード曲を歌う。こんなすばらしい企画はない。
ということで、せっかくなので、というかぜひとも、ABC全チーム公演みたくて、今日の夜公園のAチーム公演のチケットを買うため、セブンイレブンでお金をおろす。セブンイレブンの棚に箔白杖をすこしぶつけながら、セブン銀行ATMまで無事たどりつく、網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者。この白杖にはモンベルの熊よけ鈴をつけてあるので、どうやらお店の人はw他紙をうまくよけてくれているよう。スムーズにATMまでたどりつけて、お金をおろして、無事電車時間までに最寄り駅に到着。よかったよかった。
ただ、私のたのみの綱というか、たのみの杖の白杖。これがなんか変、私の白杖はすこし湾曲している、すこし弓形になっている、これは仕方がない。だけど、今日の白杖ははなんか違う、地面によくひっかかる。白杖の先端、石突とよばれるところがアスファルトの地面によくひっかかる。なんでだろう、おそらく、石突が半分擦り切れてしまって、石突に丸みがなくなったので、そのため地面の少しのでこぼこにその石突がはいりこんでしまうのね。家に帰って、手で白杖の先端の石突とよばれるプラスチック製品のちょっと大きなどんぐりみたいなまるっこいものを手でぬきとる。さわった瞬間その形が変形しているのがわかる。楕円形の細長い丸い球体、その左半分がスパっと切断されているようなかたち。ついでに、なんと、その石突の仲間で入り込んでいる合金素材の白杖の先端もスパっと斜めに切断されているように、すりきれていた。こんなのはじめて、白杖の先っぽがまる注射針のあの先端みたいになっている。そりゃ地面にひっかかるわな。
まぁ、この白杖のすりきれは、私がいかに一人でハロプロ遠征をしたかの明石。うれしい勲章だね。
話をもどして、お金をおろして、無事駅に到着、そこから梅田へ、もうすっかり梅田には人がもどっているね。西梅田駅に到着して、駅員が声をかけてくれたので手引きをうけて、スムーズに先発の電車に乗車できた。網膜色素変性症のわたしですペア。ほぼ全盲な視覚障害者。電車発車間際のかけこみじょうしゃは夢のまた夢。駅員さんが手引きしてくれるといそいで乗れるのがいいね。
10時5分ごろに到着。マスクとフェイスシールド、それにキャップをかぶっているので、あつい。もうそろそろ梅雨明けの大阪、日差しがなつ日差しになってきたね。
四ツ橋駅から北上してよぼよぼあるいていると、親切な若い女性に声をかけてもらった、オリックスにいくのですと伝えると、わたしもですとのこと。うれしそうに、きょうが初参戦なんですとのこと。この初参戦というのは、今回のハロコンが初参戦なのか、それともハロプロのコンサート自体がはじめてなのか、どっちなんだろう?ハロプロがはじめてというニュアンスだった。チケットがbチームのがとれた、あとaチームのもとれたとのこと。一般発売で運よくかえたとのこと。なぜ、宮本佳林のいるcチームのチケットは買わなかったのかっ聞きたかったけどやめておいた。だれのファンですかと聞いてみると、予想通り、佐藤優樹ファンだった。まーちゃんは男性はもちろん、女性人気も高いのがほんとすごいね。9割9分断線ファンしかいない?宮本佳林ファンとしては実にうらやましい。
オリックス劇場前の公園のわきをとおって、スタッフをみつけてわたしをスタッフに引き渡してくれた。ありがたい。スタッフは事前に視覚障害者ひとりでやってくるという連絡をうけていたようで、ヘッドセットで、デスペアさんこられましたとマイクでどこかに連絡していた。
会場入り口で、qrコードをeyephoneでよみとって、メールアドレス、公園名、座席番号を入力して、登録。今日もやはり昨日とおなじように、受付メールがとどかなかった。大丈夫かな?スタッフに聞くと迷惑メールのほうに振り分けられているかもしれません、そういうケースが多いみたいですとのこと。でも、私のドコモメールは特にフィルターなどかけてないとおもうんだけどな。
今日も、時間を指定しての入場、検温、手指消毒、チケットのもぎりはなし、パンフレットの配布なし。あとロビーに入ると、大きな扇風機が何台もあって、それでずっと風をおこしていた。これで空気が滞留しないようにしているのね。あと今日気づいたのは、手引きしてくえるスタッフだけなのか、タクシー運転手みたいな、おそらく白だとおもわれる木綿の手袋をしていた。ゴーという結構大きな音のする扇風機で威力がありそうだった。
昨日のハロコンにも参加して思ったのは、ハロコンではクラスターは発生しないということ。感覚をあけての入場、客は入場するとすなおに、自分お席にいってそこでずっとすわっている。いつものハロヲタなら、オリックス劇場前の公園でたむろしえいるか、入場しても、ロビーでずっとしゃべっているのだけども、今回は、その数がかなりすくなかった。ロビーに入ると、2組ぐらいがしゃべっていただけだった。
客席も2席にひとりしかすわらなくて、隣の席は必ずあいている。マスクをしていて、客同士はしゃべらない。東京の小劇場のような握手会とか物販ととかもない。これでクラスターが発生するとなると、それはもう客側の責任だね。
これから、仙台、福岡、広島、東京、名古屋でもハロコンツアーがおこなわれるけども、どこもキャパの半分しか客をいれないし、なんじゅうにもころな対策をとっているので、コンサートにいいったからころながうつるとかはないね。その点はみなさんあんしんしてね。ぜひ、当日券もあるし、今でもぴあとかローソンチケットとかイープラスでチケットは変えるのでぜひ買ってみてね。コロナ後のはじめてのコンサートとしてはとても安心できるコンサートです。ハロコンは。
おすすめはABCチーム全公演みるのがおすすめ。
視覚障害者な私も、今日は3公演全部入った。視覚障害者あるあるで、こまることは、空き時間、公演がおわって次の公園までの時間のつぶすのが下手。特に今回のハロコンの開場時間から開演時間まではなんと90分もある。通常なら60分、ライブハウスツアーなら30分。90分の時間つぶしはなかなか難しい。
目が見えていたら、近くの喫茶店とか、四ツ橋駅の地下街のスタバにいってゆったり時間をつぶすのだけども、近くの弥生軒にいって、ランチをするのだけども、それが視覚障害者はできない。それが困るね。
これは車いすユーザーの人におしえてもらったのだけども、障碍者で2公演続けて観賞する人のために、すこし日陰のスペースをあけてくれる。そこで、時間をつぶせるのがうれしいね。今日も、朝公演に入る時にスタッフに、どこか待機場所はないですか?とお願いしていた。ということで、入場口のところの壁際にパイプ椅子を出してくれてまてた。ありがたいね。ちなみに、健常者は、会場から出るとすぐに、スタッフからたむろしないでください、公演でもたむろしないでください、いったん解散して、また入場時間になったら集まってくださいと言っていた。ただ、ハロ現場のたのしみは、知り合いのハロヲタさんとの情報交換というのも醍醐味なので、昼公演のあととかは結構、人が公演でたむろしていたように思う。もしクラスターが発生するとなると、客席の席番号の近くの客どおしでなく、このハロヲタヲタヲタグループによるものだろうね。そこは事務所は免罪符としてつかっていいと思う。やれるだけのことはやっていますよとはいえるほどの、充実したコロナ対策だった。
デスペア的ハロコンカバーズザバラード Bチームのポイント
1、伊勢鈴蘭はスズランと書いてレイラと読む
大阪公演ではBチームのラストは伊勢鈴蘭、アンジュルムの準新メンバー今回のハロコン6は歌う順番も事前にくじびきなので、中島早貴いわく、二度とないセットリストとのこと。
そして、この歌う順番、セットリストによって、その歌の印象がかわる。極端に言えば、最後に歌えば、だれがどんな歌をうたっても、耳にそして、記憶に残る。これは過去のハロプロ公開実力診断テストでも大トリで歌った研修生が、たかいかくりつで最多得票を獲得していることからもわかる。最後が一番おいしい。そのコンサートをすべて、自分のためのコンサートにそめあげることができる。
それをまさにやってのけたのが、アンジュルムのスズランとかいてレイラとよむ、伊勢鈴蘭。アンジュルムのキャラの濃いメンバーの中ではまだ自分のキャラを確立できていない伊勢鈴蘭、しっかりした口調で、かしこそうなことはよくわかるけど、それがいまいちアンジュルムの中でどう生かされるか未知数。歌もそれほどソロパートをもらっているようには聞こえない。
そんな伊勢が歌ったのは、アヤカのミカヅキ。歌声ひとつで、イケメン俳優水島ヒロをいとめたそれほど美人とはいえないアヤカ。その分歌がすばらしいアヤカ。
そのアヤカのミカヅキを歌う。伊勢。聞いてびっくりした私。こんな歌のうまいメンバーがいたのか!!。
低音から高音まで、そしてかすれるようなせつない歌声。歌の強弱もあって、感情の昂りも歌声ですべて表現しつくしていた。これにはびっくりの私。おそあくオリジナルを何回もききこんで、そのうたいかたを完全コピーしたんだとおもうけど、そのコピーがすばらしかった。涙が出てきた。
ハロではあまり聞けないような歌唱法、なんというか、しゃべるように歌うというのか、リズムよりも、エモさを強くした歌い方。いい意味で、うたうま芸能人テレビ番組にもでれそうなレベル。
あらたな歌姫登場だね。
っJuice=Juiceの絶対的エースの宮本佳林、つばきファクトリーの浅倉きき、ビヨーンズの山崎夢羽。各グループには必ずエースがいる。エースがいたほうが、そのグループの色がよりでてくる。そして、エースがいたほうが、そのグループは強い。そしてエースとは別にもうひとつ必要なのが歌姫。Juice=Juiceでいうところのエース宮本佳林に対しての高木紗友希、モーニング娘。でいうところの佐藤優樹に対する小田さくら。ガッチャマンでいうと、レッドがエースでブルーが歌姫。歌姫がいてこそのエース。
アンジュルムの和田彩花ぬけたあと、だれがエースかは難しいところだけども、ひとついえるのは歌姫がいないということ。ここにきて、伊勢鈴蘭がアンジュルム歌姫に名乗りをあげた。あとはエースがかたまるのを待つのみ。そうすれば、アンジュルムさらに人気がでるだろうね。
それほど、伊勢の歌唱はすばらしかった。
ただ、ハロの歌というのは、リズムと16ビート。それだとなかなか歌に表情をつけられない。そこがネックかな。
2、金澤朋子のクラシカルボーカル
平原あやかのジュピターを歌ったかなとも。すばらしかった。昨日のもののけひめを歌った小田さくらがいま一番ハロプロで高音ファルセットがでるメンバーだとおもっていた私。ハロプロではエモい歌を歌う高木紗友希と七色の歌声をもつ小田さくらの歌姫2トップかとおもっていた私。
いやいやどうして、金澤朋子の歌もすごい。かなざわのうたいかたは、花の奥でいったん声を拡張させて、くぐもらせて、声をだす。昔のモーニング娘。の藤本美貴の鼻声歌唱法に似ている。こういった鼻声歌唱は好みがわかれる。
最近では、アニメ声優もこのうたいかたをよくする。いわゆるイケメン舞台俳優、2.5次元の舞台の若手男性役者もこういった発生方法をよくする。いったん鼻声にしてから声をだす。こうするとよくとおる声になり、そして歌の音程もとりやすい。
極端例でいうと、かつてのモーニング娘。の紺野あさ美、道重さyみも鼻声歌唱。音程がとりやすいんだろうね。
そんな鼻声歌唱の名手、金澤朋子。だけど今回はその鼻声歌唱を極力おさえて、ストレートに歌唱していた。クラシカルな声楽的なうたいかた。出だしのスローテンポで、最後ファルセットで高音にじょじょにあがっていくところがすばらしかった。高音をだすと声がかすれたり、かよわくなったりするのだけども、金澤にはそれがなかった。まるでミュージカル俳優の様であり、声楽家のようであった。かなともがこんなうたいかたできるなんてしらなかった。涙がでてきた。ジュピターの歌詞の意味は全然頭にはいらなかったけども涙がでてきた。その世界観、荘厳さに涙が出た。
8年前カラオケ大会で優勝してハロプロに入ったという稀有な経歴をもっている金澤朋子。ここにきてカラオケではなく中身のつまったうたいかたをするようになったのね。すばらしい。
フルオーケストラを前にしてもぜんぜんひけをとらない体格のかなとも、歌声もひけをとらない。ぜひクラシカルなライブをしてほしいな。絶対はまるだろうな。
そんなかなともは、コロナ前にミュージックレストランでソロライブを連日おこなっていた。実に評判がよかった。そのライブDVDも今販売しているのでみなさんもぜひ買ってみてね。ただ、そのほとんどは鼻声歌唱だとおもわれる。
かなともの、鼻声歌唱でない、ストレートなすみわたるようなファルセットが聞きたい人はぜひハロコンBチームを見てね。
3、高木紗友希のすごさ
ハロプロエッグのころはそれほど歌がうまい研修生ではなかった。当時のエッグでは前田憂佳とか福田花音とかああいったアイドル歌唱のメンバーがよく目立っていた。高木もポップなかわいい声で現色ギャルで派手にいくべをソロで歌っていた。田辺奈菜美がインフルエンザで急遽休みとなったため
ひとりで歌うことになった高木紗友希。
そのころからソロで歌うことにおそれなどなく堂々としていた高木。
Juice=Juice結成した時も、大塚 愛菜、宮本佳林につぐ、3番手というイメージだったけど、いつのまにか、その歌に対するストイックさ、のどの強さでハロプロの歌姫の位置までのぼりつめた高木紗友希。
よく、小田さくらと比較されるけども、モーニング娘。という大看板をしょっている小田と、Juice=Juiceという新興勢力の高木紗友希をくらべると、小田にどうしても目がいく。でも高木もすごい。小田はいろいろな歌声をつかいわけることができるところが歌姫の「所以、その点高木は、どストレートな歌姫。
芸能でいうと、いろものの小田と、保守本流の高木。
そんな高木が歌ったのが、安全地帯の玉置浩二のワインレッドの心
高木の歌声の魅力は、その声量。Juice=Juiceのネバーネバーサレンダーのあのサイレンのようなフェイクはだれもまねができない。
その声量に目がいくけども、歌の表現力も高木はぴかいち。まるで泣いているような歌声をだせるのがすごい。
今回のワインレッドの心も、玉置のギラギラ感をきれいにとりのぞいて、高木のしっとりしたうたいかたで高木の歌にしていた。玉置がうたうとどこかやらしさ、あぶらこさがでてくるのだけども、高木の歌にはそれがなく、とてもよかった。
うたいかたも、音程をこちらがはっきりわからないぐらい、なめらかなメロディーに歌声がのっていた。さいれんが遠くからきこえてきて、そして近く、そしてまた遠ざかる。そんな歌の奥行きというか、強弱があった。それがよく歌の世界観をだしていた。
この歌がリリースされたころは、まだワインというものがメジャーではなく、高級な、、ぜいたくなもの、あれから30年以上たってワインは一般庶民にも手が届くようになった。そんなワインのよう。高木紗友希の歌、まさにいまの歌になっていた。よかった。Juice=Juiceファンとしてほこらしい。
今回は、客席からの歌い終わりの拍手が一番大きかったのは、金澤朋子、その次が高木紗友希だったかな。Juice=Juiceはほんと歌がうまいメンバーのあつまりだね。そのうたのうまさは、リトルグリーモンスターのような均質的な歌のうまさではなく、みんなばらばらの、みんなちがってみんないいの歌のうまさ。価値観の多様性、ダイバシティ、インクルーシブ、多様性、まさにJuice=Juiceは時代がもとめているグループだね。
4、小野瑞歩、佐藤優樹、佐々木莉佳子の流れ
今回のハロコン誰れがうたうのかとても気になっていたのが、尾崎豊のアイラブユー。きしむベッドの上でさみしさもちよりというあの名曲。ナルシストの極みの尾崎が歌うアイラブユーはエモさの最高潮。いまのようにエモーショナル、エモさに言葉がなかった時代、尾崎豊の歌はまさにエモいね。
そんな尾崎の歌をだれが歌うのか、なんとつばきファクトリーのおみずこと小野瑞歩が歌う。びっくり。
尾崎の歌は女性もカバーしていて、女性が歌うちょっと軽めのかろやかな、アイラブユーなんだろうなとおもった私。
予想通り、出だし、小野はおちついたすこしかぼそい声ででも芯のあるうたいかた。なかなかいいね。女性ボーカルのカバーを手本にしたのかな。
でも、やっぱり尾崎の歌はあのナルシストに裏打ちされたエモーショナル、激情的なうたいかたでしょ?と思う私。
するとどうだろう、bメロからさびにかけて、小野のうたいかたがかわる。まるで尾崎のように、声をすこしかすれるぐらいシャウトぎみに歌う小野。力強い歌声。これにはおどろいた。おみずがこんなうたいかたができるのね。
サビからまた、しっとりと歌い上げる。そしてまたシャウトの小野。こんな歌い方も小野はできるようになったのね。こういったメンバーの成長というか変化がダイレクトで感じられるのでそろはいいね。
小野の次が、モーニング娘。のエースの佐藤優樹の登場。今日、オリックスに歩いていくる途中、よぼよぼあるきの私をみつけて声をかけてくれた若い女性、初参戦のその女性は佐藤優樹のファンとのこと。佐藤優樹は男性からも女性からも人気がある不思議なこ。
喋り方はわざとらしくこどもこどものようなしゃべりかた、わたしは大人なんかにならないもんと宣言するピーターパンのような幼さの21歳。でも歌となるとそのこどもこどものしゃげれた声を封印してうたいあげる。このギャップがたまらないんだろうな。
エキセントリック、トリっくスターな佐藤優樹。いまいちあのキャラクターはわたしはうけいれられないが、今日の佐藤優樹の歌はよかった。涙がでてきた。
砂糖がうたったのは、ユーミンのひこうきぐも。あのユーミンのけだるいうたいかたを実に砂糖なりに表現していた、そして少年が死んで飛行機雲になっていくというかなしい歌詞なんだけども、それを飄々と歌い上げるユーミン。おなじく、佐藤優樹の歌も実に第三者的なうたいかた。まるで、モノクロの映画をみているような感じにさせられる。そして涙がでた。
なにがなんでも自分おうたいかたにひきこんで、すべてを自分の歌にしてしまうのもいいけど、佐藤優樹のように、フラットに歌い上げるのもいいね。
歌い終わってのmcトーク。いつものつかみどころのないまーちゃんワールドだった。このギャップがいるのかいらないのか、わたしには答えをだせない。
砂糖の次は、佐々木莉佳子。ハスキーな佐々木莉佳子の歌声だとなかなかはまる歌がないなとおもっていたわたし。だけど今日の佐々木の歌は歌声にあっていた。というか、かつての少年の変声期のようなちょっとハスキーなカサカサの声がおちついてきて、いい具合の歌声になっていた。
ヒトトヨウのハナミズキを歌った佐々木莉佳子。今回のハロコンでは、ジャスミンティを佳林にうたわせたり、大阪で生まれた女やさかいを舟木にうたわせたり、15歳の山﨑愛生に拝啓15の君へをうたわせたり、おもしろい選曲。ハナミズキは、もちろん譜久村聖ミズキがうたうものとおもっていたら、なんと佐々木莉佳子。
リカコにこの抑揚のある歌がうたいこなせるかな?あの少年のような歌声でうたえるかな。
心配だったけど、そんな心配は無用だった。そのうたいかた、低音からはじまる佐々木のおちついた歌声はとってもよかった。エース佐藤優樹の次だから歌いにくいだろうなとおもっていたけど、堂々として、実にいい歌だった。佐藤優樹と肩を並べるほどのいいバラードだった。
この歌はアメリカと日本の友情のあかしのハナミズキという花からモチーフにした歌。目鼻立ちがくっきりしている佐々木、身長も高く、肩幅ががっちちりしている佐々木、フィリピンのままと日本人のパパとの子供。そういった掛け橋的なことをきたいされているのかな。それでハナミズキなのかな。なぜこのメンバーにこの歌をうたわせたのか、ぜひアップフロントのえらいさんに聞きたいな。
歌い終わってのトークでは、歌についてではなく、このコロナ禍でのおうち時間について、ディカプリオが大好きで、全部映画をみたと佐々木。そのあと、ぼそっと、「はずかし 」と言ったリカコがかわいかった。
くねくねしながらしゃべる佐藤優樹と佐々木莉佳子、その隣でまっすぐ背筋をのばしてきれなな立ち姿の小野。これがハロプロだね。
5、山岸リコの配下ぶり
山岸がうたったのは、思い出がいっぱい。hつーおというグループがもう35年ぐらい前にうたった曲。たしか、あだち充原作のアニメみゆきのエンディングテーマ曲。それで火がついたのだと思う。同じ名前、みゆきという名前の二人、血の繋がらない妹と、学校のあこがれのマドンナみゆき、その二人のみゆきの間をゆれうごく、高校生の物語。いいアニメだね。
この曲のサビは、大人の階段のぼる君はまだシンデレラさというところ、これを21歳の山岸理子が歌う。実にぴったり。まさに山岸はいま大人の階段をのぼっている途中なのね。山岸は歌った後のmcトークで、いろんな人がカバーしていて、女性もカバーしているので、女性カバーをみて、女性らしく歌えるようにがんばりましたとのこと。たしかに本家よりもまろやかになっていたね。
2番も歌ってくれたので、2番の歌詞もはじめてじっくりきけた。なんと2番は、大人のかいだんをのぼったシンデレラが、ガラスの階段をおりて、過去を振り返るという歌詞なのね、これにはびっくり。
てっきりこの歌は、大人のかいだんのぼるだけかとおもったら、その後のそのシンデレラがガラスの階段をおりていくところも描写されていたのね。だからこそ、思い出がいっぱいなのね。35年たってはじめてそのことにきづいた。
ハロプロのアイドルたちは、いままさに階段をのぼっていく途中、そしていつかこのアイドル世界から卒業していく、ガラスの階段をおりるときにはもうガラスの靴などはいてられない。そんな一瞬のかがやきを永遠とおもわせてくれるハロプロ。そこがハロプロのすごいところだね。
ガラスの階段をおりて、後ろを振り返って、ああ、思い出がいっぱいだわ、とほほえむ、山岸理子の顔が浮かぶ。目の見えないわたしにもうかぶ。涙がでてきた。
6、中島MCトーク ABCチーム混在
3人ずつ歌って、その後その3人がMCの中島早貴からインタビューをうける。この歌の練習はどうやりましたか、おうち時間であたらしくはじめたことはありますか、だいたいこの2つ。Cチームは昨日とおなじような質問で同じような答えをメンバーはかえしていた。そこはもっと新しい質問にしてもいいのにね。
とはいえ、同じ質問に対する同じ答えがかえってきても、中島はちゃんとちがった料理をしていた。いいね。あと中島は、歌の感想をすこしのべる。全部ほめているのがいいね。研修生テストの審査委員として一番高評価だったのが中島早貴。隣のダンスのせんせいみつばちまきが歌い終わった研修生に辛辣なコメントをしたら、中島は、私はとってもよかったと思います。と必ずフォローをいれてくれる。中島のコメント力はハロヲタも信頼している。
ただ、そんな中島も、ハロプロを卒業して3年以上たつ。なので新メンバーとの接し方がまだわからないよう。Aチームの松永のあつかいかたをまだわかっていなかったりしてた。あと変なあだなを勝手につけたりしていた。段原瑠々に対しては、なぜっか段原先生はどうでしたか?と歌い終わったあとの感想を聞くときに段原先生と先生をつけて質問していた。これは私の聞き間違いかもしれないけど、それはほめすぎじゃない?と思った私。まぁうれしいけどね。
・中島さきがmc、中島のナレーションからコンサートがはじまる。いつもならメンバースタッフ総勢120名ぐらいでリハーサルをしているけども、今回はできるだけ少なくして準備してきた。今回はみんながそろで歌う。平等にだれもがメインボーカルとして歌える貴重な公演です。ピンチはチャンスにかえて、このような環境dめおみなさんに笑顔をなんとかして届けていきたいとのこと。
・佳林は、どのようにおうちで練習したか聞かれて、うーん、普通に何度も曲をっ聞いて練習しましたと、あっけない答え。それに対して、中島は、歌がうまいひとはなんでもすぐできるからいいよねーと佳林をよいしょ。おうち練習でおもしろかったのは、笠原桃奈はリモートレッスンをうけたとのこと、松田聖子さんの歌、はつおんをまねしてみた。たぶん松田聖子のるのはつおんかな、よく特徴をとらえていた。
・リモートといえば、牧野マリアは、リモートバレエレッスンをうけはじめたとのこと。上京するまではバレエを習っていたとのこと。ちなみに、なかじまは、牧野ことを、なぜかマッキーとよぶ。不思議。
・川村によると、アンジュルムのマネージャーはアンジュルムのメンバーのために、ヘッドセットWi-Fi型のカラオケ練習機を買ってくれたとのこと。自分にはオケと自分の声がきこえるけども、まわりにいる人には歌っている声だけしか聞こえない。それでちゃんと歌が伝わるかほかのメンバーにチェックしてもらっているとのこと。昨日のあんうじゅるむメンバーとのMCではメンバーひとりひとりにその機会を買い与えたのかとおもっていたけど、川村と中島のトークではそれが1台でつかいまわしをしているとのこと。
・昨日のmcでは、きよののトークボックスについて、それなに?知らないとそっけない中島、でもきょうは、ちゃんとユーチューブでみてきたよ、あのおかげで、ツのはつおんがいいねとほめていた。
・小田さくらは、自分の歌は、ポップスなの?次元がちがうような気がする。わたしの歌っている時は、その歌で完結できるようにこころがけている。
・金澤朋子は、オリジナル曲のキーじゃないと歌えない人、キーががかわるとまったく別の曲にきこえてしまう。こんかいのジュピターは半音キーをあげて歌っている。でもそのおとがとれない。そこでたいせーさんに無理言って、半音キーをあげた音源をつくってもらって、そらで練習しましたとのこと。
・市岡玲奈はおうち時間でベースギター?をはじめた。いぜんおしごとですこしやったことがあるとのこと。
・各メンバーきんちょうするきんちょうするといっているけども、目の見えないわたしがみみで聞いただけだと、そのきんちょうはぜんぜん伝わってこなかった。みんな堂々と歌っていた。
ハロコン大阪 【Bチーム】 セットリスト
MC中島早貴
OP 365日の神ヒコーキ 全員 ソロパートは出だしがかな座阿波智子、公判が佐藤優樹
1.平井 美葉()みよ 海の声 (浦島太郎( 断層の麗人、昔でいうところのガオの歌を歌わせたらはまるだろうな。そんな独特な声。
2.島倉 りか スローモーション (中森明菜) オリジナルはもっとしっとりねっとり感があるかとおもうけど、島倉のスローモーションは実にさわやか。砂の上でステップをふたりふんでの歌詞がぴったり。
3.稲場 愛香 明日への扉 (I WISH(川嶋あい) 稲場の声はポップミュージックみたいに、佳林のソロパートのあとだったりするとすごく映える。ただすべてまなかんソロだとちょっとおなかいっぱいになる。
4.前田 こころ 366日 (HY) 男前な歌声。低温がいい。でももう研修生時代ギャグ100をメインで歌ったころの前田ではもうないな。
5.小野田 紗栞 プラネタリウム (大塚愛) つばきのメインボーカルだけあってうまいね。
6.高木 紗友希 ワインレッドの心 (安全地帯)玉木のいやらしいギラギラ感をすべてろ過したあとの歌になっていた。
7.小野 瑞歩 I LOVE YOU (尾崎豊) よかった。
8.佐藤 優樹 ひこうき雲 (荒井由実) ギャップがすごいね。トークとの。
9.佐々木 莉佳子 ハナミズキ (一青窈) よかった。あの声は実にあじわいがある。ソロ向きの歌声かもね。
10.森戸 知沙希 会いたい (沢田知可子) 曲のよさにひっぱられて森戸もよかった。
11.上國料 萌衣 さよなら (オフコース) いいね。
12.野中 美希 Hello, Again ~昔からある場所~ (MY LITTLE LOVER) 英語の発音はよかったけど、いまいちの中の歌声のよさがいかされていなかったような。
13.山岸 理子 想い出がいっぱい (H2O) 2番の歌詞まで聞いて涙がでてきた。
14.里吉 うたの 赤い風船 (浅田美代子) この曲は里吉が歌うのか。あまったるい声で、昔の70年代アイドル感じがよくでていた。
15.金澤 朋子 Jupiter (平原綾香) すばらしかった。こんな高音をストレートにだせるようになったとは。
16.北川 理央 ありがとう (いきものがかり) 元気にうたえていた。
17.生田 衣梨奈 キミを忘れないよ (大原櫻子) 切なく歌い上げる生田、結構うたえるじゃん。
18.伊勢 鈴蘭 三日月(ミカヅキ) (絢香) 大トリといこともあってか、絶品だった。こんあなに伊勢は歌がうまいなて知らなかった。曲にどはまりしていた。
本編1時間20分
今後のハロコン日程
【日程】開場は下記開演時刻の1時間30分前
7/11(土)11:45[A]15:30[B]19:15[C]中野サンプラザ (東京)
7/12(日)11:00[C]14:45[B]18:30[A]中野サンプラザ (東京)
7/18(土)※ ※[-]15:15[A]19:00[C]オリックス劇場 (大阪)
7/19(日)11:00[B]14:45[C]18:30[A]オリックス劇場 (大阪)
7/25(土)※ ※[-]14:15[A]18:00[B]仙台サンプラザホール (宮城)
8/01(土)※ ※[-]15:15[C]19:00[A]上野学園ホール (広島)
8/02(日)12:15[A]16:00[B]※ ※[-]上野学園ホール (広島)
8/08(土)※ ※[-]14:15[B]18:00[C]札幌文化芸術劇場 hitaru (北海道)
8/15(土)※ ※[-]15:15[A]19:00[B]福岡国際会議場 メインホール (福岡)
8/16(日)※ ※[-]13:15[B]17:00[C]福岡国際会議場 メインホール (福岡)
8/22(土)11:45[B]15:30[A]19:15[C]中野サンプラザ (東京)
8/23(日)11:00[C]14:45[A]18:30[B]中野サンプラザ (東京)
8/29(土)※ ※[-]15:15[B]19:00[C]日本特殊陶業市民会館 (愛知)
8/30(日) ※ ※[-]13:15[C]17:00[A]日本特殊陶業市民会館 (愛知)