日帰り温泉のあとは、福知山市街地の方へ、もうひとつの目的
牡蛎料理専門店「かき末」へ。
海の幸、牡蛎を何故に福知山(山)でなのか・・・
しかも創業80年という老舗でもある。
看板の「廣島出張」と言うのも何なのか?
どうやら大正末期にこの地に初めて牡蛎料理を紹介した店らしい。
毎日新鮮な牡蛎を広島から搬入、牡蛎料理のみの店である。
だから営業期間も10月中旬~3月末日までで、この期間のみ
広島から出張して店を開ける、そう言うことらしい。
店構えも当時のままから増築を繰り返して大きくなってきてるとのこと。
全席個室になっていて、趣のある小さな部屋にとおされる。
いただいたのは、とりあえずの牡蛎定食。まず出てくるのが
かき鍋と酢の物。酢の物にもエビやクラゲと一緒に牡蛎が入ってる。
甘口の味噌仕立てだが、いわゆる土鍋で土手鍋じゃなく
出汁の中に入ってくる味噌を1/3くらい溶いて、具を入れていく
全部溶かしてしまうと煮詰まってしまうかららしい。
煮えたらすき焼きのように生卵につけて、いただく。
お鍋の量はたっぷり、最初に入れた分を引き上げた頃に
牡蛎フライが登場。蛎殻に入った特製ソースにつけてサクサクいただく。
満腹、満足してると牡蛎ご飯がやって来る。広島菜のお漬物つき。
しかもお茶わん1杯ではない・・・
お釜でやって来る。一人当りお茶わん、ゆうに3杯は食べられそう。
お替わりには、海苔とわさびをのせて出汁をかけてお茶漬け風に食べられる。
少食の私らには酷と言うもの・・・
どうやらほとんどのお客さんが、そうであるみたいで
残った牡蛎ご飯はちゃんと折りに詰めてお持ち帰りできる。
・・・冷えた牡蛎ご飯がまた美味い。
定食は1人前、4500円(2人前より)。折り代が100円。
ふーっ、ごちそうさまぁ。ロドのシートに身を埋めると
一層、満腹感が・・・
帰り道、福知山城がライティングされてたので。( -_[◎]oパチリ