写真や山野草展では見たことがあったのですが、実際に生えているところは
見たことが無い。
ちょうど生駒の方で幾つか行きたい所があって、此処に行ってみることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/4e/19e3413ac6bf5e0a1cb11c9e2c71464d.jpg)
奈良県、生駒市の『往馬坐伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)』
ひと息で言えそうにない神社名。「往馬大社(いこまたいしゃ)」でOK?(^_^ゞ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/56/3825a5228b2ff2e4081f6d030f3e4b19.jpg)
境内はツブラジイの巨木などの林に囲まれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/72/fd124b177ebf298f055f3f202217f3bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/2e/6252789c0c6650322602a17ff2844d51.jpg)
創建は古いと言うか、不明。かなり古代からあるようで、「総国風土記」の
雄略天皇3年(458年)条にすでにその存在の記述があるようです。
今回もうひとつ見たい花がありました。それは『上溝桜(ウワミズザクラ)』。
4月下旬から5月にかけて咲くという。
桜といっても花のイメージは全く違う、バラ科と言う点では同じなのだが。
ここの神社のブログを見たら1週間前の記事では咲いているとのこと・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6f/6d9f3ab992e6cb9b7f1b72b341473445.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/23/a75e67316129b13dab666ea80ceae013.jpg)
期待していたのだが、見事に終っていた。(-_-;) 花びらひとつ見られず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/6a/aa6d6b70e49c8b4c1f4fbdc4cca5faf4.jpg)
わずかに房状に咲いていた跡だけは見ることができましたが。
お札所に居られた神主(?)さんに、もう上溝桜は終ったのですね。と声を掛け、
ついでに「銀竜草は何処で見られますか」とお訊ねすると、
わざわざ連れて行って下さいました。本殿横に張ってあったロープを外して
その先の林の中に案内されると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/2f/9701682d6431fd5cbc2db6e5df7541d3.jpg)
出てる出てる、うらめしやぁ~ポーズの幽霊茸がアチコチに♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/3d/f3d99a81dc1b9e9a91e14935c72306ed.jpg)
薄暗くジメッとした林の中で、蝋白色のこんな姿だからユウレイタケなんて
呼ばれるのでしょうが、キノコではありません。れっきとした植物。
と言っても「腐生植物」ってやつで、その代表格なんだそうです。
択捉島から沖縄まで日本領土の全域に分布。4月から8月にかけて落ち葉が
たまる薄暗くて湿っぽい林床に出てきます。
葉緑素を持たないので茎(円柱状)、葉(鱗片)、花(筒状鐘形)も真っ白け。
10~20本、かたまって咲きます。花にはちゃんと雌しべ(真ん中の青い部分)と
雄しべ(そのまわりの黄褐色)があり、マルハナバチなどの虫媒で受粉する。
実は卵形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)だそうです。
残念ながら実は見られなかったのですが、資料で見ると可愛い形をしています。
葉緑素を持たずに養分をどうして得ているかというと、ブナなど周囲の樹木と
共生関係を持つベニタケ属の菌類に寄生し、樹木が光合成で作り出す養分を
菌を経由してちゃっかり頂いているのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/32/8fd6608150589234c9a1ed3e83c1b96f.jpg)
和名の「銀龍草」は銀白色の鱗片に包まれた姿から名づけられたのでしょうが、
この格好はタツノオトシゴだね。(^_^ゞ
英語では「Indian pipe」とか「Waxflower」とも呼ばれているらしい。
中国名は「水晶蘭」、根を含む全草が漢方の生薬で。強壮、強精、鎮咳などの
薬効があるのだとか。
ユウレイタケというのも的を得ていますが、私的にはムーミンのニョロニョロか
ジブリもののけ姫に出てくる森の精「こだま」の様なイメージなんですけど。
とにかく変った生態をもつ面白い植物です。
他の写真はコチラにまとめました。右下のアイコンクリックでフルスクリーンになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d0/b1e86084a6f6bfeb7c2f1393b3e0431f.jpg)
2013.5/3、往馬大社にて。
見たことが無い。
ちょうど生駒の方で幾つか行きたい所があって、此処に行ってみることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/4e/19e3413ac6bf5e0a1cb11c9e2c71464d.jpg)
奈良県、生駒市の『往馬坐伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)』
ひと息で言えそうにない神社名。「往馬大社(いこまたいしゃ)」でOK?(^_^ゞ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/56/3825a5228b2ff2e4081f6d030f3e4b19.jpg)
境内はツブラジイの巨木などの林に囲まれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/72/fd124b177ebf298f055f3f202217f3bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/2e/6252789c0c6650322602a17ff2844d51.jpg)
創建は古いと言うか、不明。かなり古代からあるようで、「総国風土記」の
雄略天皇3年(458年)条にすでにその存在の記述があるようです。
今回もうひとつ見たい花がありました。それは『上溝桜(ウワミズザクラ)』。
4月下旬から5月にかけて咲くという。
桜といっても花のイメージは全く違う、バラ科と言う点では同じなのだが。
ここの神社のブログを見たら1週間前の記事では咲いているとのこと・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6f/6d9f3ab992e6cb9b7f1b72b341473445.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/23/a75e67316129b13dab666ea80ceae013.jpg)
期待していたのだが、見事に終っていた。(-_-;) 花びらひとつ見られず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/6a/aa6d6b70e49c8b4c1f4fbdc4cca5faf4.jpg)
わずかに房状に咲いていた跡だけは見ることができましたが。
お札所に居られた神主(?)さんに、もう上溝桜は終ったのですね。と声を掛け、
ついでに「銀竜草は何処で見られますか」とお訊ねすると、
わざわざ連れて行って下さいました。本殿横に張ってあったロープを外して
その先の林の中に案内されると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/2f/9701682d6431fd5cbc2db6e5df7541d3.jpg)
出てる出てる、うらめしやぁ~ポーズの幽霊茸がアチコチに♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/3d/f3d99a81dc1b9e9a91e14935c72306ed.jpg)
薄暗くジメッとした林の中で、蝋白色のこんな姿だからユウレイタケなんて
呼ばれるのでしょうが、キノコではありません。れっきとした植物。
と言っても「腐生植物」ってやつで、その代表格なんだそうです。
択捉島から沖縄まで日本領土の全域に分布。4月から8月にかけて落ち葉が
たまる薄暗くて湿っぽい林床に出てきます。
葉緑素を持たないので茎(円柱状)、葉(鱗片)、花(筒状鐘形)も真っ白け。
10~20本、かたまって咲きます。花にはちゃんと雌しべ(真ん中の青い部分)と
雄しべ(そのまわりの黄褐色)があり、マルハナバチなどの虫媒で受粉する。
実は卵形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)だそうです。
残念ながら実は見られなかったのですが、資料で見ると可愛い形をしています。
葉緑素を持たずに養分をどうして得ているかというと、ブナなど周囲の樹木と
共生関係を持つベニタケ属の菌類に寄生し、樹木が光合成で作り出す養分を
菌を経由してちゃっかり頂いているのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/32/8fd6608150589234c9a1ed3e83c1b96f.jpg)
和名の「銀龍草」は銀白色の鱗片に包まれた姿から名づけられたのでしょうが、
この格好はタツノオトシゴだね。(^_^ゞ
英語では「Indian pipe」とか「Waxflower」とも呼ばれているらしい。
中国名は「水晶蘭」、根を含む全草が漢方の生薬で。強壮、強精、鎮咳などの
薬効があるのだとか。
ユウレイタケというのも的を得ていますが、私的にはムーミンのニョロニョロか
ジブリもののけ姫に出てくる森の精「こだま」の様なイメージなんですけど。
とにかく変った生態をもつ面白い植物です。
他の写真はコチラにまとめました。右下のアイコンクリックでフルスクリーンになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d0/b1e86084a6f6bfeb7c2f1393b3e0431f.jpg)
2013.5/3、往馬大社にて。