愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

寒いけどお茶しようか

2011-01-15 22:15:54 | 日記
 寒い。これから2月にかけてがいちばん寒い季節である。とりわけ今年は、近年の冬と比べて寒さも厳しい。だが、わんこたちはぜんぜんこたえないらしい。家人は、クローゼットの奥深くにしまいこんでいた亡母の形見の毛皮コートを引っ張り出し、外出のときに着ている。ものすごく暖かいとご満悦だ。
 毛皮に守られている犬たちが寒さに強いのを、家人は実感したらしい。脱げない毛皮を着ているだけに、夏はさぞ暑かろうとということも……。

 寒い土曜日だったきょう、ぼくたちはどこへ遊びに行こうか悩んだ。遊ぶ場所はいくらでもあるけど、休憩のお茶の時間、一緒に過ごせる場所がかぎられてる。わんこたちは寒さが平気でも、ぼくたちはこの寒さがこたえる。
 家人は毛皮のロングコートでわんこたち同様の防寒対応をしているけど、ぼくはウールのシャツとダウンパーカである。どちらもアウトドア用の上等な一品だが、さすがに毛皮にはかなわない。

 カフェのオープンテラスでお茶をするときのために、ぼくは背負って出かるデイパックにインナー用の薄いダウンベストをしのばせていく。テラス席で座る前にウールのシャツとパーカの間に重ね着するためである。
 この冬は、それでもまだ足りない。テラス席にストーブを置いてくれていなくては……。
 そんな店は、近所のアウトレットモールの一角にある「ワイアード キッチン」しか知らない。
 
 この店にはわんこ用のメニューもそろっている。ここへ行けば必ずおいしいおやつにありつけるのだから、わが家のわんこたちにとっては大好きな店である。駐車場から店まで、まるで、スキップするように小走りに向かう。
 もし、2台ある大きな石油ストーブの隣の席が全部ふさがっていたら、ぼくたちは空くまでモールの中をひとまわりしてくるが、幸いきょうはすんなり座ることができた。ブランケットを借りて座布団代わりにする。

 わんこたちがありつけるおやつは「さつまチキン」と決まっている。さつまイモのスティックにチキンの干し肉が巻きつけてある。写真のようなさつまチキン3本が1頭分。
 これをぼくがキーホルダーに提げているスイスアーミーナイフ(いちばん小さいクラシック)でさばき、少しずつ食べさせる。そのままやってしまうと、3本だから三口で終わってしまうが、バラしてやると食べる回数だけはかなり稼げる。
 
 ぼくたちも、コーヒーのほかに、その日によってハワイ風のドーナツだったり、フレンチトーストだったりを頼むが、きょうはケーキにした。
 わんこたちのおやつが終わると、ぼくたちは急いでケーキを食べ、寒さに追い立てられるように席を立った。
 
 毛皮がないから冬の散歩は楽じゃない。まだまだ寒さは続く。わんこたちのためには寒いほうがいいけれど、ぼくにはこたえる今年の寒さである。



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