粘土をまたがって示す
ドジ旅日記も今日が最終回で~す。
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さあ、後半の先頭集団です。
まず最初に見えてきたのは
二人の外国人ですねえ。
キプルトとチェビーです。
う~ん、日本人はまだです。
もし2時間8分ペースなら
ここにいないといけませんねえ。
うひゃーどうやら日本選手たちは
長距離走の陰謀にやられたようですねえ。
この大会から世界陸上の選手が
選考されることはないだろうなあ、
と思ったその時です。
次に一人の日本人が走ってきました。
「村澤」クンです。
力強く走っています。
彼は初めてのフル挑戦です。
このまま、元気よく走って行って、
駅伝の時みたいに先頭を
追い上げて行ったらチャンスはありますよ。
「村澤君、頑張れー」
と応援しておきました。
でもねえその応援がいけなかったのかなあ。
後でわかったのですが、
その後彼のペースはどんどん落ちていき、
最後の30キロから40キロは
37分近くかかったようです。
現役の頃ならいい勝負してましたねえ。
次の機会に頑張ってねえ。
で、つぎは一色君かと思って見ていたら、
やってきたのは佐々木たちの集団です。
そして市田君が走ってきました。
う~ん、ここの位置で
走っているようでは
収穫なしですなあ。
それにしても一色君はどうしたのでしょうか。
結局彼はここの一キロ手前くらいで
リタイヤしたようです。
彼のゴールは「石山寺」だったようです。
長距離走の陰謀の見事な勝利ですね。
青学の緻密なトレーニングも
陰謀にはかなわなかったようです。
今年の青学監督のおすすめ言葉は
「サンキュー」だったようですが
来年はきっと「インボウボクメツ」になるでしょう。
かれはこの後青学を卒業して、
インターネット関連の
さほどメインでもない会社の
社員となるのですが、
頑張って練習して
いつかは陰謀に
打ち勝ってほしいですねえ。
結局最後まで選手を見送って、
我らも瀬田の唐橋を眺めつつ
最後の目標地である、
石山駅寺を目指したのでありました。
本日歩いたのはこんな感じ。
距離はフルマラソンの
三分の一の14キロですねえ。
まあ我らはこんな距離でしたから、
長距離走の陰謀に打ち負かされることなく
無事に帰りの電車に
乗ったわけでありました。
で、結局この日の打ち上げは
松ノ浜駅の「おとんぼ」で
することになりました。
大阪駅から新今宮に行き、
乗り換え時間を考えて
あわててトイレを済ませて
わりと早い南海電車に
乗ることができました。
で、駅で降りておトンボに行くと
まだ開店前の時間ですが
N尾さんの顔で入ることになりました。
「あ~疲れたー」
といいつつ荷物を解くと、
あれ?おかしいぞ。
doironの携帯電話が
ないではないか。
荷物、服を全部片付けてもありません。
「うひゃー、もう戦いは終わったと思っていた」
のにまだ陰謀に負けそうになっています。
松ノ浜の駅に戻って
トイレを確認した後に、
インターホンで泉大津駅と連絡を取り、
今乗ってきた電車を
探し回ってもらいましたが
出ませんでした。
落とし物については
社内のネット内に
忘れ物コーナーがあるので、
また後程電話をください
とのことでした。
またジダンの携帯で
電話をかけてもらったりもしましたが、
誰も出てくれません。
でもきっと電車内で
ネットを見ていたので、
きっとこの経路のどこかにあるはずです。
仕方ないので、
打ち上げのビールでとりあえず乾杯し、
まあ今日の戦いについて
反省会をしたわけです。
そして最後に自慢のオムライスを食べ、
では一度駅に電話してみましょう
と電話をしてみますと、
おお~新今宮のトイレに
それらしい携帯が落ちていたとのこと。
「では一度電話してみます」
といったものの
「聞いた特徴からそれに間違いないでしょう」
とのことなので、
一旦解散した後で新今宮まで戻りましたら・・・
ありました。
トイレ掃除の女性が
ひらってくれていたようです。
いやあ、陰謀との戦いなど、
頑張っていたからこそ、
こういう親切な人が
拾ってくれていたんですねえ。
ありがたいことです。
最後の最後に陰謀に
やられそうになっていましたが
何とか助かりました。
変な取られ方して、
皆さんの個人情報が漏れなくて
よかったです~。
こうして7回目となった
ドジ旅もようやく終わりました。
いやあ、最後の最後まで
大変だったドジ旅セブン。
携帯電話の機種替えなども
考えつつこれにて終了です。
さあ、この先も連載はあるのでしょうか~