Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

色絵 梅・雉子文 小皿

2021年08月01日 12時07分29秒 | 古伊万里

 今回は、「色絵 梅・雉子文 小皿」の紹介です。

 これは、非常に薄作りです。古い伊万里の中には、このような、非常に薄作りの一群があるんですよね。

 そのため、かつては、伊万里ではないように取り扱われてきましたが、今では、伊万里に分類されるかと思います。ただ、私は不勉強で、それが何処の窯で作られたものなのかまでは知りません(~_~;)

 

 

表面

薄作りのため、左側は太陽光が透けて見えることが分かります。

 

 

底面

残念ながら大疵があります。

 

生 産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代前期

サ イ ズ : 口径;12.6cm 高さ;2.6cm 底径;7.9cm


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Dr.kさんへ (遅生)
2021-08-01 12:57:24
透けるほどの薄造りが、伊万里にあるとは知りませんでした。
こういう写実的な絵付けも珍しいですね。
とても小皿には見えません。

伊万里焼の幅広さと奥行きには驚きます。まだまだ未知の部分が残されているのですね。
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遅生さんへ (Dr.K)
2021-08-01 16:36:19
昔は、この様なものは何処で作られたのか分からないとされてきたと思うんです。
古いことは認めるけれど、何処で作られたものかは分からないと、、、。
そのうち、古伊万里有田説が優勢となってからは、古九谷様式の古伊万里ということに落ち着いてきたのではないかと思うんです。
でも、古伊万里も、だんだんと間口が広がってきてしまいましたから、これから、更に、深く追求してゆく必要があるかもしれませんよね。
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Dr.kさんへ (酒田の人)
2021-08-01 20:33:31
裏から見ると間違いなく寛文期の古九谷様式の特長が見て取れますよね
しかし、表を見ると寛文期の作風とは明らかに違っています
過渡期的な様式とも違うようですし、これはとても興味深い特長を備えた逸品ではないでしょうか。
こういった品を目にすると、古伊万里の奥深さに驚かされます。
こういった品を見逃さないのは、ドクターさんの真骨頂ですね!。
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酒田の人さんへ (Dr.K)
2021-08-01 21:00:19
高台造りなどからは、寛文期の古九谷様式の特徴を見て取れますよね。でも、表面を見ると、何処なのか分からないところがありますよね。
でも、当時としては、伊万里以外にこれだけのものは作れなかったのではないかと考え、全体でも伊万里と判断しました。
いずれ解明されるのではないかと期待しています。もっとも、既に解明されていて、私の勉強不足で分からないのかもしれませんが、、、(~_~;)
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