Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

開墾畑に雪積もる!

2024年12月19日 14時26分17秒 | 家庭菜園

 今朝、雨戸を開けましたら、ビックリしました!

 先日、庭の一部を開墾して畑にしたのですが、その畑に雪が積もっていたからです。

 今シーズンになってからの初雪です!

 ここのところ、良いお天気が続き、天気予報でも、今朝、雪が積もるというようなことも聞いていなかった(知らなかったのでしょうけれど、、、)ものですから、予想外の出来事でした。

 この辺は、めったに雪は降りませんから、雪は珍しいのです。たまにの、少しの雪なら、交通機関にも支障を生じませんから、歓迎です。

 でも、今朝方の雪は、ほんの少し積もった程度で、その後、天気が回復しましたので、午後の、今現在では、すっかり溶けて無くなってしまいました。

 

開墾畑の吹きだまりの箇所に、雪が少し積もりました。

手前の緑色はホウレン草です。

開墾してまもなく種を蒔いたのですが、だいぶ大きく育ちました(^-^*)


骨董市

2024年12月15日 21時34分07秒 | 骨董市など

 今日は、私にとって、月に一度の、定例の骨董市の日でした。

 流石に、12月も中旬ともなりましたので寒くなりました(><)

 それで、なかなか出発する気になれず、やっと、朝8時半頃になって出発です。

 寒くなったせいもあってか、出店者数は何時もよりも少なく、また、来客数も何時もよりも少なかったようです。

 そして、何よりも、展示されている品物ですが、相変わらずのガラクタのようなものが多く、私の狙っている古伊万里などほとんど見かけません。

 それでも、せっかく寒い中を押して来たことでもありますので、何かないかな~と探していましたら、江戸後期のまぁまぁな小皿(伊万里 染付 捻り文 小皿)に目が留まりました。そこで、「これ幾らですか?」と聞きましたら、「お客さん、これには疵があるんですよ!」との返答です。

 でも、ちょっと見には疵が分からないほどなんですよね。よ~く見ますと、全体に貫入が多く入り、中には何本かニューになっているところが見られるんです。それで、「このニューが疵ですか」と聞きましたら、「そうです」との回答でした。

 私が、「これくらいの疵なら、疵があってもいいですよ。幾らですか」と聞きましたら、「300円です」とのこと、、、。

 この程度の疵物が300円ならば安いと思いましたので、さっそく購入した次第です。

 その疵物の小皿というものは次にようなものです。

 

 

伊万里 染付 捻り文 小皿

 

表面

 

 

 中央から少し上の部分の拡大

摺り疵があります。店主は、この摺り疵も疵に含ませていたのかもしれません?

 

 

左側斜め上方の口縁周辺の拡大

貫入やニューが見られます。

 

 

左側斜め下方の口縁周辺の拡大

貫入やニューが見られます。

 

 

右側斜め上方の口縁周辺の拡大

貫入が見られます。

 

 

右側中央付近部の口縁周辺の拡大

貫入が見られます。

 

 

下方部の口縁周辺の拡大

貫入が見られます。

 

 

側面

 

 

裏面

高台内銘:元

 

 

裏面左側部の拡大

貫入や裏面にまで達しているニュー(写真の中央部)が見られます。

 

 

裏面右側部の拡大

貫入や裏面にまで達しているニュー(写真の中央部)が見られます。

 

 

斜め上方から見た裏面

高台内銘:元

 

生 産 地 : 肥前・有田

製作年代: 江戸時代後期(1800~1840年代)

佐賀県立九州陶磁文化館発行の「柴田コレクションⅣ」の「論考」に依れば、高台内銘の「元」は、1800~1840年代に使用されたとされています。

サ イ ズ : 口径14.0cm 高さ3.8cm 底径7.8cm

 

 

 なお、この小皿は、ちょっと汚れが酷かったものですから、漂白剤の中に3時間ほど漬けておきました。その結果、それほど綺麗にはならず、ニューに入り込んだ汚れまでは消えませんでした。結果的に、この小皿の疵らしい疵は、裏面にまで達した2本のニューだったようです。

 次に、漂白後のこの小皿の写真を次に紹介いたします。

 

伊万里 染付 捻り文 小皿(漂白後)

 

表面

 

 

中央から少し上の部分の拡大

摺り疵があります。店主は、この摺り疵も疵に含ませていたのかもしれません?

 

 

左側斜め上方の口縁周辺の拡大

貫入やニューが見られます。

貫入やニューの汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 

左側斜め下方の口縁周辺の拡大

貫入やニューが見られます。

貫入やニューの汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 

右側斜め上方の口縁周辺の拡大

貫入が見られます。

貫入の汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 

右側中央付近部の口縁周辺の拡大

貫入が見られます。

貫入の汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 

下方部の口縁周辺の拡大

貫入が見られます。

貫入の汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 

側面

 

 

裏面

高台内銘:元

 

 

裏面左側部の拡大

貫入や裏面にまで達しているニュー(写真の中央部)が見られます。

貫入やニューの汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 

裏面右側部の拡大

貫入や裏面にまで達しているニュー(写真の中央部)が見られます。

貫入やニューの汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 

斜め上方から見た裏面

高台内銘:元

貫入の汚れが少しは薄まったでしょうか。

 

 


 次に、上の小皿を新聞紙に包んでもらっている間に、その辺を眺めていましたら、もう1点、江戸後期のまぁまぁな小皿(くらわん手 染付 萩唐草文 輪花形小皿)に目が留まりました。

 どうせなら、安いならば、これもついでに買って帰ろうかなと思い、「これ幾らですか?」と聞いてみましたら、「2,000円です」ということでしたので、ついでに買って連れ帰りました。

 その「くらわんか手」の小皿というものは、次のようなものです。

 

 

くらわん手 染付 萩唐草文 輪花形小皿

 

表面

値段を記したような古いラベルが貼ってありました。

 

 

古いラベル部の拡大

「¥6000」と書かれているように見えます?

 

 以前は、この手のものも「古伊万里」とされていましたが、現在は、研究が進み、波佐見諸窯で作られた「くらわんか手」とされ、「古伊万里」よりは安くなっています。

 これが「古伊万里」とされていた頃に貼られたラベルなのでしょう。その頃は、結構な値段で売られていましたから、多分、この小皿は、以前は「6,000円」で売られていたのだろうと思います。

 今は、古伊万里全般の値段が安くなってしまいましたし、ましてや、この「くらわん手」は更に安くなったわけですけれど、「まっ、2,000円なら、いいか!」と思って買ったわけです。

 

 

側面

 

 

裏面

高台内銘:一重角渦福

 

 

斜め上方から見た裏面

高台内銘:一重角渦福

 

生 産 地 : 肥前・波佐見諸窯

製作年代: 江戸時代後期

サ イ ズ : 口径13.9cm 高さ4.2cm 底径7.5cm

 

 

 なお、この小皿も汚れが酷かったものですから、これも、ついでに、上記の「伊万里 染付 捻り文 小皿」と一緒に、3時間ほど、漂白剤の中に漬けておきました。

 それほど綺麗にはなりませんでしたが、漂白後のこの小皿の写真は次のとおりです。

 

 

くらわん手 染付 萩唐草文 輪花形小皿(漂白後)

 

表面

古いラベルは剥がれました。

 

 

側面

 

 

裏面

高台内銘:一重角渦福

 

 

斜め上方から見た裏面

高台内銘:一重角渦福

 

 

付記 : この「くらわんか手 染付 萩唐草文 輪花形小皿」は、分厚く作られ、手取りもズシリと重く、頑丈そのものに作られていますから、投げ捨てられても割れないような作りなものですので、当然無疵のものとばかりに思い込んでいました。

 そして、それは、漂白後まで、そのように思っていました。ところが、こうしてブログを書いている段階になって初めて、この小皿には疵があることに気付いたのです(><)

 口縁の一部にソゲ疵があり、そこを銀で補修されていたのです。その部分は、テッキリ、呉須が垂れた痕だとばかりに思いこんでいたのです(><)

 疵物だったなら、2,000円は高かったのかな~と反省しております。

 まっ、もっとも、金額的に嘆き悲しむほどのことではないのですが(笑)、ここに至るまで発見出来なかった、自分の視力の低下と注意力の散漫さに嘆き悲しんでいるわけです(><)

 

銀繕いされた、口縁の一部のソゲ疵

 

 

銀繕いされたソゲ疵補修部分の拡大


カラオケ

2024年12月09日 10時17分39秒 | その他の日記

 昨日は、町内の老人会のカラオケ部会に参加し、4曲歌ってきました(^_^)

 場所は、何時もの町内にある公民館で、時間は、午後1時半~5時まででした。

 今は、すっかり日が短くなりましたね。終了時刻の午後5時頃ともなりますと、すっかり暗くなってしまい、もの凄い長時間、カラオケに興じていたような錯覚に囚われました(~_~;)

 昨日歌ってきた4曲は、「赤と黒のブルース」(鶴田浩二)、「東京ブルース」(西田佐知子)、「好きだった」(鶴田浩二)、「無法松の一生~度胸千両入り~」の4曲でした。「無法松の一生~度胸千両入り~」は久しぶりに歌ったこともあり、ついつい力が入り、思い切り歌ってきました(^-^*)

 今月は22日にもカラオケ部会が開催され、それで今年の歌い納めとなります。


庭の家庭菜園

2024年12月06日 16時37分57秒 | 家庭菜園

 先月の21日に、庭の一部を開墾して家庭菜園とする作業は完了したところです。

 その後、遠方にある家庭菜園から、ネギ、グリーンアスパラガス、食用菊を移植したり、絹サヤエンドウやスナップエンドウの種を蒔きました。

 また、開墾作業完了前にもホウレン草とチンゲン菜の種を蒔いていますが、それらも随分と葉を大きくしてきました(^_^)

 庭の一部を開墾して作った家庭菜園の現況は次の写真のとおりです。すっかり家庭菜園らしくなりました(^-^*)

 

手前と左上方に見えるネギは、遠方の家庭菜園から移植しました。

手前のネギの直ぐ上方に見えるニラも遠方の家庭菜園から移植したものです。

ニラの上方に見えるのはホウレン草で、間もなく食べられそうです(^_^)

ホウレン草の上方に見えるのはチンゲン菜ですが、まだまだ小さいですね(~_~;)

チンゲン菜の上方には絹サヤエンドウとスナップエンドウの種を蒔きましたが、

蒔くのが遅かったのか、まだ芽が出ていません(><)

絹サヤエンドウとスナップエンドウを蒔いたずっと上のブロック塀の手前には、

食用菊の株を植えましたが、それは遠方の家庭菜園から移植してきたものです。

左上方に見えるネギのすぐ上方にはグリーンアスパラガスの株を植えましたが、

それも遠方の家庭菜園から移植してきたものです。

 

 

 なお、上の写真の手前のネギの左側には柚子や椿等が植えてあるのですが、今回の開墾に合わせ、家庭菜園の日照を良くするため、柚子の木や椿の木の剪定も行いました。特に、柚子は大幅な剪定をしたばかりですが、更に剪定を重ねましたので、スッキリしました(^_^)

 

開墾のついでに枝を剪定した柚子の木(左)と椿の木(右)


赤備えの鬼武者 井伊直政

2024年12月03日 19時12分06秒 | 読書

 「赤備えの鬼武者 井伊直政」(近衛龍春著 毎日新聞出版 2017年4月5日発行)を読みました。

 

 

 

 内容は、彦根藩初代藩主となった井伊直政の生涯を記したものです。

 直政は、幼くして城を追われ、命を狙われ、一度は一族が滅びる憂き目を味わいましたが、徳川家康の目に留まり、家康の小姓となりました。

 その後、家康に可愛がられ、数々の武功をあげ、徳川家譜代の武将をも上回るようになり、徳川家随一の武将にのし上がっていきました。

 家康は、直政の無鉄砲な武者ぶりだけでなく、彼に備わった、外交的な能力も高く評価したようです。

 直政は、関ヶ原の戦いの際に負傷し、その傷がもとで慶長7年(1602)2月1日に42歳で亡くなるわけですが、本書では、彼の若かりし頃から亡くなるまでの波乱に満ちた生涯を、詳細に、かつ、生き生きと描いています。