20日は朝から東京都の日野市で財務講座がありました。19日深夜マイカーで出発、サービスエリアで仮眠。講座は朝9時から午後3時まででした。
参加者は50名ぐらいでしょうか。教室ほぼ満員でした。議員さんが多く私の隣の方も広島市と佐倉市の議員さんでした。遠方からの方も多く、財務への取り組みへの意欲を強く感じました。同僚の蓮見議員さんも参加されていました。
講義は自分の自治体の決算カードを使い、演習もあるなどより具体的実践的なものでした。講師の説明も的確で分かりやすく、終日緊張感も持って受講することができました。この成果を議会に反映させ、住民の立場からの財政白書づくりに役立ててゆきたいと思っています。
印象深かったのは「交付税で措置する」ということでした。合併特例債で「合併特例債は有利な起債だ」ということがよく言われます。それは借入金のうち3割が交付税で「措置」されるからだそうです。
この「措置」という言葉がくせものです。「措置」すると言われれば普通その分のお金を別にくれると思います。実はそうではありません。「措置」するとは地方交付金算定の根拠となる「基準財政需要額」算定の際、考慮するということです。普通交付税は基準財政需要額から基準財政収入額を控除して求めますが、この基準財政需要額に加算することです。別にお金をくれるのではありません。
交付税が右肩上がりの時代でしたらいいでしょう。しかし今は税収が落ち込み赤字国債を抱え、国は三位一体改革で交付税の削減を進めていこうとしているのです。
基準財政需要額は経常的経費・投資的経費・公債費で構成されていますが、このうち多少公債費で考慮されたとしても、投資的経費が大幅に削減されますので基準財政需要額自体が圧縮され、交付税は確実に削減されます。
「有利な起債だから」などといって借金を重ねているとにっしもさっちも行かないことになります。あの夕張も有利な起債だからといって国の言うがままに借金を積み重ねてきました。そしてそれをチェックするはずの議会がほとんど機能せず、今日の事態を招いてしまったのです。他山の石としなければなりません
参加者は50名ぐらいでしょうか。教室ほぼ満員でした。議員さんが多く私の隣の方も広島市と佐倉市の議員さんでした。遠方からの方も多く、財務への取り組みへの意欲を強く感じました。同僚の蓮見議員さんも参加されていました。
講義は自分の自治体の決算カードを使い、演習もあるなどより具体的実践的なものでした。講師の説明も的確で分かりやすく、終日緊張感も持って受講することができました。この成果を議会に反映させ、住民の立場からの財政白書づくりに役立ててゆきたいと思っています。
印象深かったのは「交付税で措置する」ということでした。合併特例債で「合併特例債は有利な起債だ」ということがよく言われます。それは借入金のうち3割が交付税で「措置」されるからだそうです。
この「措置」という言葉がくせものです。「措置」すると言われれば普通その分のお金を別にくれると思います。実はそうではありません。「措置」するとは地方交付金算定の根拠となる「基準財政需要額」算定の際、考慮するということです。普通交付税は基準財政需要額から基準財政収入額を控除して求めますが、この基準財政需要額に加算することです。別にお金をくれるのではありません。
交付税が右肩上がりの時代でしたらいいでしょう。しかし今は税収が落ち込み赤字国債を抱え、国は三位一体改革で交付税の削減を進めていこうとしているのです。
基準財政需要額は経常的経費・投資的経費・公債費で構成されていますが、このうち多少公債費で考慮されたとしても、投資的経費が大幅に削減されますので基準財政需要額自体が圧縮され、交付税は確実に削減されます。
「有利な起債だから」などといって借金を重ねているとにっしもさっちも行かないことになります。あの夕張も有利な起債だからといって国の言うがままに借金を積み重ねてきました。そしてそれをチェックするはずの議会がほとんど機能せず、今日の事態を招いてしまったのです。他山の石としなければなりません
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