おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

材木

2010年01月24日 18時20分22秒 | Weblog
写真は、これから家づくりをするお客様の『材木』です。

昔はこういう風景、どこでも見られたんです。どこのうちにも『材木小屋』があって、それこそおじいちゃんの代から『子孫のために・・・』と10年以上の歳月をかけ、その時のために材木を準備した。

・・・で何をしているかというと、材木を『乾燥』させているんです。季節のよい時に森から材木を伐り出し、製材をして乾燥させる。十分に乾燥したら、再度製材をかけて大工さんの手に渡る。現在のように『製品』ではないから寸法もバラバラですし、素性のいい材木ばかりではない。

そこが大工の腕の見せ所!!!

反り具合を想定したり、見えがかりにきれいな木目を見せたり、あたかもその材木と会話をするかのように刻み・加工し、そしてやがて『上棟』のハレ舞台を迎える・・・・。

ある意味、いい時代でした。

写真のお客様はそのような流れで家づくりをされます。全部が全部自前の材木で、というわけにはいきませんが、ほとんどの主要な材木はそろえていただけそうです。

上棟はまだ半年も先なのですが、こうして何度もひっくり返して材木の乾燥を促進させています。

『効率』や『合理性』『経済性』だけでは語りきれない、『大切なもの』がここにはあるような気がします。

『その時』が、とっても楽しみです。

ではまた。

おさむ
コメント (2)
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