昨日の『ガイジンさん』の対応をしてくれた千尋大工さん、『久しぶりに飲みにいかねえかぁ・・』との誘いをもらい、現場監督の長澤君と共に楽しい時間を過ごすことになりました。
この人生で『大工』という仕事を選択した彼。
どの世界もそうかもしれませんが、『伝統』という世界は、激変しています。大工の世界も然りで、20年前には想像もできないような家づくりになりました。
それまでは大工さんが材木を加工し、その技術をもって『家』を作り上げてきたのです。その当時も世界に類を見ない『工業化住宅』は存在していましたが、『プレハブ』という、なかば軽視した表現でしか見ていませんでした。
ところがどっこい、どうでしょう。現代はその工業化住宅や企画住宅の全盛期となりました。『伝統的な木造住宅』という表現はなかば『時代遅れ』の風潮さえ意味するかのように感じます。20年前の逆転です。ほとんどの工務店は工業化住宅のデザインやその建材の使用によるモノマネ住宅に陥っています。大工らしい大工もめっきり少なくなりました。だじゃれじゃないですが、『ダイク』じゃなくて『ダイロク』や『ダイサン』くらいの方々も多い。またその方が収入が多かったりもする。
そんな中ではありますが、北澤工務店は悪あがきすることに決めた。
ぼくは理屈を超えて『木で作る家が好き』です。誰がなんと言おうと好きなものは仕方がない。これっきゃやらない。もちろん古きよき時代、というのではダメ。進化し続ける木の家づくりをやっていく。だって、合板で作るのも鉄骨で作るのもコンクリートで作るのも見せかけだけのローコスト住宅も好きになれないから。それぞれの理屈は十分に理解しているつもりですが。
大工の千尋も現場監督の長澤君も、ぼくのその方針を支持し受け入れてくれている。この仲間と共にこれからもっと悪あがきをしていくんだ。
あっという間の楽しい時間でした。そういえばほんとに久しぶりでした。ぼくのダメなところのひとつがわかったような気がします。それは、社員や職人に飛び込んでいこうとしていなかった、ということです。酒飲みだけがそうだとは思いませんが、これからはもっともっと、ひざを交えながら語り合い、この『思い』を分かち合っていきたいと思います。
ではまた。
おさむ
この人生で『大工』という仕事を選択した彼。
どの世界もそうかもしれませんが、『伝統』という世界は、激変しています。大工の世界も然りで、20年前には想像もできないような家づくりになりました。
それまでは大工さんが材木を加工し、その技術をもって『家』を作り上げてきたのです。その当時も世界に類を見ない『工業化住宅』は存在していましたが、『プレハブ』という、なかば軽視した表現でしか見ていませんでした。
ところがどっこい、どうでしょう。現代はその工業化住宅や企画住宅の全盛期となりました。『伝統的な木造住宅』という表現はなかば『時代遅れ』の風潮さえ意味するかのように感じます。20年前の逆転です。ほとんどの工務店は工業化住宅のデザインやその建材の使用によるモノマネ住宅に陥っています。大工らしい大工もめっきり少なくなりました。だじゃれじゃないですが、『ダイク』じゃなくて『ダイロク』や『ダイサン』くらいの方々も多い。またその方が収入が多かったりもする。
そんな中ではありますが、北澤工務店は悪あがきすることに決めた。
ぼくは理屈を超えて『木で作る家が好き』です。誰がなんと言おうと好きなものは仕方がない。これっきゃやらない。もちろん古きよき時代、というのではダメ。進化し続ける木の家づくりをやっていく。だって、合板で作るのも鉄骨で作るのもコンクリートで作るのも見せかけだけのローコスト住宅も好きになれないから。それぞれの理屈は十分に理解しているつもりですが。
大工の千尋も現場監督の長澤君も、ぼくのその方針を支持し受け入れてくれている。この仲間と共にこれからもっと悪あがきをしていくんだ。
あっという間の楽しい時間でした。そういえばほんとに久しぶりでした。ぼくのダメなところのひとつがわかったような気がします。それは、社員や職人に飛び込んでいこうとしていなかった、ということです。酒飲みだけがそうだとは思いませんが、これからはもっともっと、ひざを交えながら語り合い、この『思い』を分かち合っていきたいと思います。
ではまた。
おさむ