おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

昔のお家はサステナブル

2011年05月09日 11時39分08秒 | 家づくり
家づくりの仕事っていろいろな場面でそのおもしろみを感じます。打ち合わせの場面で、家族とのふれあいで、長年のメンテナンスで、職人との関わりの中で・・・・、いろいろな発見や新鮮な感覚を体験させていただいてます。

今日は60年前に新築されたお家の震災による屋根葺き替えの現場です。在来工法って素晴らしいな、と思います。昔は主に構造材ですが、よく使い回し(表現がよくないですが)をしたんです。次男坊が新築するからとか、親戚や近所で普請するからといって、大切にしまっておいた材木を利用したのです。いわゆる 『古材』 の活用ですね。

こちらのお家もそうだったようです。玄関正面の庇桁に古材が使われていました。



かなり長い地松です。この加工の形状からして入隅付近であったことがわかります。それでも長さが足りなかったようで、端部にはケヤキ材が見事な継手で造られていました。ハの字に見える部分が絶妙な部分で、一本ものと変わらないくらいの強度を保っています。



家づくりのおもしろみをまた感じさせていただきました。60年前の職人さんの創意工夫を垣間見ることができたからです。

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おまけ写真。



こちらは先日のあたくし、ぶん抜いてしまった場所です。。。。。

ではまた。

おさむ




コメント
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