おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

別れと始まり

2012年11月15日 18時01分14秒 | 家づくり
この日が来るのは、ぼくもふるやさんもよーーーーくわかっていた。

震災後、それまで20年来おつきあいしてきた瓦会社といろいろあって決別。(その模様は昨年の4月5月のブログに書きました。)それがあったからこそ、奈良のタケダさんと出会い、多くの職人さん方と出会った。結果からしてみればほんとうにすばらしいつながりと出会いを体験させていただきながら、震災の復興(屋根瓦の修復)にキセキが起きた。

そして震災から1年と8カ月が経ち、北澤工務店にも転機が訪れた。

いつまでも県外の瓦職人に依存しているわけにはいかない。長い目で見ればお客様にも不利益だ。かねがねそう思っているところに、先日地元で3代続く瓦職人さんと出会ったのだ。

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最後の最後まで、何度も何度も、山梨から足を運んでくれたかわらぶき職人のふるやさん。そのふるやさんに、その旨を伝えた。『地元で職人さんが見つかりました』と。

ここ半年、ふるやさんはぼくの家族の一員のようになっていました。晩御飯や朝ご飯を家族と一緒に取っていました。なんていうんでしょうねぇ、、、、この日が来るのはお互いわかっていたんだけど、、、、、言葉になりませんです。昨晩は子供たちまで涙して・・・。

ふるやさんという人物ももちろんそうなのだが、『震災復興の象徴』としてこの日が訪れた。ぼくにとっての震災復興が節目を迎えたのだ。

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最後の現場を修復する、かわらぶき職人ふるやさんの雄姿。



やんちゃ坊主のふるやさんのダンプには、それらしき表現がふんだんに!!(笑)



賄役?とまではいかなかったが、妻もよくやってくれました。ふたりではいポーズ!!!(笑)



ぼくも、妻も、涙があふれた。ふるやさんも目を真っ赤にして、帰って行きました。



ふるやさん帰宅後、地元で支えてくださっていた奥様からお電話を頂戴した。

なにもかも、プロセスは完ぺきでした。今回の北澤工務店の震災による屋根修復に、直接・間接的に関わって下さった多くの友人、仲間に、ありがとう。ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。

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ふるやさんはスキーのインストラクターを務めるほどの腕前。正月には家族を連れてスキー場で会うことを約束した。同じバイク乗りでもあるから、ツーリングに行くことも約束した。これから仕事でのつながりはなくなるけれど、別のステージでのつながりが始まります。

ではまた。

おさむ



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