身体の不具合とか,老化とか

2023年12月01日 | 日々のアブク
 1週間ほど前から右膝の周辺がジワジワと痛むようになった。日常的におこなっている室内トレーニングの際に膝をついてやる種目がいくつかあるのだが(アームレッグレイズ等),それらを少々やり過ぎたせいかも知れないナ,などと思いつつ,やおらズボンをたくし上げて膝をよーく見てみれば,少し赤黒くなったように腫れており,押すとピリッとする痛みもあった。アレマ,困ったゾ。

 ネットで一寸検索して調べてみた結果,どうやら「シツガイゼンカツエキホーエン(膝蓋前滑液包炎)」という病に相当するであろうと判断された。要するに,膝に水が溜まってそれが炎症を起こしている状態らしい。まださほど酷くない状態であれば,とりあえずは出来るだけ膝に負担をかけずに普通に生活していれば数週間で治るでしょう,とのこと。

 ちなみに,この病態は別名(古名?)として「女中ひざ」などと称されることもあり,昔から膝を頻繁につく職業の人々によく見られる,ごくアタリマエな疾病のようだ。成る程ね。ハイハイ,現在の自分はいわゆる女中そのものです。レオンLéonの下僕たる私は,毎日毎日ヒザをついて,ゴハンとか水とかを用意したり,トイレの掃除をおこなったり,爪とぎなどで汚れたりゴミが散らかったりしたあちこちの床を掃除したり,あれやこれやの膝付きルーチンを行っております。いわば「名誉の負傷」ってヤツか? いや違うな,単なる老齢期特有の身体萎縮化現象の一部が表出した程度のことに過ぎまい。 要は,徒に無理せず過度に息まず,ゆっくりゆっくり,ヨッコラショ,っと。。。

 そういえば数日前だったか,作家の伊集院静の訃報に接した。ユーメージンという以外には何ら存じ上げておらない縁遠いヒトではあったが,いちおう私と同学年だ。文学・芸能方面で多彩な活動をされた方らしく,例えば,ちあきなおみが歌った《色は匂へど》の作詞など,筒美京平の曲とよくマッチしてなかなか好きな歌だった。Leurs chansons courent encore dans les rues…

 そして,改めて世間を見渡せば,有名・無名を問わず自分と同年齢とその前後の世代の人々がアッチでもコッチでも次々に死んでゆくことに否でも応でも気付くことになる。ゆく川の流れは絶えずして,なべては自然のことなれども。たださすがに,その昔の一時期に多少とも親しく接しておった方が亡くなったということを或る日突然知らされたりすると, あぁ,そうか。もうそんな頃合いなのか!(合掌),などとすこぶる身につまされ,不肖ワタクシも残された僅かな日々を少しでも悔いの残らぬよう精一杯生きねばナ,なんて,殊勝にも思ったりする昨今なのであります。いや,ホンの一瞬ですけどネ。
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