アキラは川が大好きだ。『緑の日』とやらの昨日,その新緑を求めて葛葉川上流方面へと家族で出掛けた(いや何,家から車で10分もかからないほんの近場ですが)。「くずは青少年野外センター」の駐車場に車を置いてそこから4人で歩きだす。途中,気持ち良さそうな河原があったらそこでオベントー食べようか,などといいながら。好天に恵まれた祝日にしては河原はすいていて,どこかの一族郎党とおぼしき2,3家族,7~8名のオジサンオバサン集団がバーベキューをしているだけだった。邪魔にならないようにやや距離をおいて当方の陣地を定め,敷き物を広げてオベントいただき体制に入った。
オベントーを食べ終えるとアキラはさっそく川に入りたがる。そのあたりの川の様子は,川幅7~8m,水深は深いところでもせいぜい30~40cmくらいだ。流れの状況は,河川生態学的に申しまするとAa(Ⅱ)型ないしAa-Bb移行型(可児,1944)の形態に相当し,落込み型の小さな淵と小規模な早瀬が連続する小渓流の景観を呈している。アキラは躊躇なく流れに足を踏み入れる。ヒザくらいの深さのところを,両手でバランスをとりながらブツブツ独り言をつぶやきながら,満足した様子でゆっくりと徒渉する。流れに沿ってスウッと下ったり,反対に上流へ向かってジグザグに遡上したりもする。たまにヨロケて転びそうになる。たまにしゃがんで石をじっと見つめる。小石を拾って早瀬の白波に向けて放り投げたりする。ズボンなどもうビチャビチャである。着替えを持ってきていないが,後のことなんかお構いなし。実にサワガニの子が楽しげに遊んでいるそのままの情景が展開される。付言すれば,サワガニ兄(タカシ)の方も一応は川のなかに入ってジャバジャバとやってはいるのだが,ここでのイニシアチブはサワガニ弟(アキラ)がとっているようだ。
かくのごときサワガニ兄弟の川遊びは,放っておくといつまでたっても終わることがない。そして保護者ないし監視員たるオトウサンガニとしては,どのタイミングで遊びを切り上げさせるか,その決断が当面の難題である(まさか,あしたジャスコに連れて行かんぞ,とも言えないしね!)
オベントーを食べ終えるとアキラはさっそく川に入りたがる。そのあたりの川の様子は,川幅7~8m,水深は深いところでもせいぜい30~40cmくらいだ。流れの状況は,河川生態学的に申しまするとAa(Ⅱ)型ないしAa-Bb移行型(可児,1944)の形態に相当し,落込み型の小さな淵と小規模な早瀬が連続する小渓流の景観を呈している。アキラは躊躇なく流れに足を踏み入れる。ヒザくらいの深さのところを,両手でバランスをとりながらブツブツ独り言をつぶやきながら,満足した様子でゆっくりと徒渉する。流れに沿ってスウッと下ったり,反対に上流へ向かってジグザグに遡上したりもする。たまにヨロケて転びそうになる。たまにしゃがんで石をじっと見つめる。小石を拾って早瀬の白波に向けて放り投げたりする。ズボンなどもうビチャビチャである。着替えを持ってきていないが,後のことなんかお構いなし。実にサワガニの子が楽しげに遊んでいるそのままの情景が展開される。付言すれば,サワガニ兄(タカシ)の方も一応は川のなかに入ってジャバジャバとやってはいるのだが,ここでのイニシアチブはサワガニ弟(アキラ)がとっているようだ。
かくのごときサワガニ兄弟の川遊びは,放っておくといつまでたっても終わることがない。そして保護者ないし監視員たるオトウサンガニとしては,どのタイミングで遊びを切り上げさせるか,その決断が当面の難題である(まさか,あしたジャスコに連れて行かんぞ,とも言えないしね!)