感性の爆発,理性の欠落,体育会系3才児

1998年11月04日 | アキラ
 幼児園のオオノ・リカ先生によれば,最近のアキラは,何故だか急に“はじけちゃった”そうなんだ。突然奇声を発したり,大声で唄ったり,先生に向かって体当たりジャ~ンプしたり,よじ登ったりなどなど,じつに元気元気。まさに始末におえぬほどタコ糸きれたタコ状態であるとのこと。

 そういえば,先日もこんなことがあった。家族で新宿の某テニス・ショップに出掛けた折り,店の片隅にあった等身大の鏡の前で,店内を流れるサンバのリズムをバックにしてアキラは急に踊りだした。それも,本当に嬉しくて楽しくてしょうがない,といった表情で,ヘヘホホ,ヘヘホホ,とムチャクチャ踊りがしばし続いた。(あら恥かしい)

 無論,家でも以前からそのような徴候が見られないわけではなかった。しかし,最近では特にその傾向が顕著である。行動・仕草・素振りにおける突然変異,リズムの変調。さて,何がアキラを変えさせたのか?

 絶対音感?の会得とは少々言い過ぎであろう。外部世界からの刺激(通信)に対して身体全体で反応(交信)すること。何か気の利いたことを口に出して言うよりも,手っ取り早く身体で表現したほうがゴッツウエエ気持ヤンケ。そのようなライフ・スタイルはアキラ本来の特性であったはずだ。感性の爆発,理性の欠落。体育会系3才児の活躍,それが高じたからといって,何もいまさら不思議に思うこともあるまい。

 むしろワタクシは,かような状態に至る経緯を,アキラの精神が外界の取り込みに少しづつ成功した過程である,という風に積極的に評価したいと思う。別の見方をすれば,成長した若鮎がナワバリを少しだけ広げることができた,とでも言えるかも知れない(相不変の内弁慶ですがね)。

 という次第で,オオノ・リカ先生は(幸か不幸か)アキラの“身内”になったわけです。勝手を申して恐縮ですが,今後ともドウゾヨロシク。
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