先日,我が茅屋の山向こう,西丹沢の玄倉川流域でキャンパー10数人が出水で流されるという事故があった。何でも,豪雨の中をものともせず中洲でテントを張って遊んでいたところが急な増水でニッチモサッチモ,結局みんな流されて合計13人も死んでしまったということだ。実にオロカな人々である。マスコミは総じて彼らの取った行動を遠慮がちに非難していたようだが,このような場合もっと厳しく,もっと強く死人に対して鞭打つべきである。リーダー不在であったというのなら,その集団にいた成人すべてを断固として鞭打つべきである。親を信頼し,ただただ親にすがることしか出来ない幼い子供らを巻き添えにしたというその事実だけでも,この馬鹿なオトナ達は最大限に非難されねばならない。
仕事柄,ダム放水の警報サイレンに対して無頓着なオロカモノが決して少なくないことは,これまでに本邦各地の河川流域において数多く見聞してきたところである。水の恐ろしさを知らない人々,自然を知ろうとしない人々,いざという時になってワラワラワラとうろたえるばかりの人々,イガラシ・ミキオに言わせればしょせん下等昆虫みたいな奴等,そんな奴等はすべからく勝手に朽ち果てるがよい,「日向へ出た蕈のように潰れて流れてしまえ!」と,冷たく突き放しておけばよいのかも知れない(ある時期の宮沢賢治のごとくに)。しかしそれでもなお,死んでいった子供たちの哀れさを思うとき,無知に対する最低限の啓蒙活動はやはり必要ではなかろうかといった老婆心がフツフツと沸き起こってくるのを禁じ得ない。
ところで,例の温泉キャスターあるいは好好爺(スキスキジジイ)は,本件について何とコメントしたのか残念ながら聞きそこなった。恐らくは眉毛を9時12分にして鹿爪らしく「レジャーにおける自己責任」とか「アウトドアブームの落とし穴」とか「自然に対しては謙虚に」とかをサラリとノタマッタのであろう。そしてその5分後には,今度は眉毛を10時20分にして隣のネーチャンに相好崩してスポーツの話題にでも移ったろうに違いない(好きにしてなさい!)。 ま,好好爺なんぞはまったく当てにしていませんがね。 それでもTVや新聞などの大衆メディア,特にスポーツ・芸能関係に携わる方々は,もし心有らば,君ら方が日頃ターゲットにしている無知な人々に対し,このような事故を格好の素材として,もう少し本気になって「川の恐ろしさ」を宣伝して欲しいものだと,近隣で起きた不幸をきっかけにそんなことを思った次第であります。
仕事柄,ダム放水の警報サイレンに対して無頓着なオロカモノが決して少なくないことは,これまでに本邦各地の河川流域において数多く見聞してきたところである。水の恐ろしさを知らない人々,自然を知ろうとしない人々,いざという時になってワラワラワラとうろたえるばかりの人々,イガラシ・ミキオに言わせればしょせん下等昆虫みたいな奴等,そんな奴等はすべからく勝手に朽ち果てるがよい,「日向へ出た蕈のように潰れて流れてしまえ!」と,冷たく突き放しておけばよいのかも知れない(ある時期の宮沢賢治のごとくに)。しかしそれでもなお,死んでいった子供たちの哀れさを思うとき,無知に対する最低限の啓蒙活動はやはり必要ではなかろうかといった老婆心がフツフツと沸き起こってくるのを禁じ得ない。
ところで,例の温泉キャスターあるいは好好爺(スキスキジジイ)は,本件について何とコメントしたのか残念ながら聞きそこなった。恐らくは眉毛を9時12分にして鹿爪らしく「レジャーにおける自己責任」とか「アウトドアブームの落とし穴」とか「自然に対しては謙虚に」とかをサラリとノタマッタのであろう。そしてその5分後には,今度は眉毛を10時20分にして隣のネーチャンに相好崩してスポーツの話題にでも移ったろうに違いない(好きにしてなさい!)。 ま,好好爺なんぞはまったく当てにしていませんがね。 それでもTVや新聞などの大衆メディア,特にスポーツ・芸能関係に携わる方々は,もし心有らば,君ら方が日頃ターゲットにしている無知な人々に対し,このような事故を格好の素材として,もう少し本気になって「川の恐ろしさ」を宣伝して欲しいものだと,近隣で起きた不幸をきっかけにそんなことを思った次第であります。