「大脱出」
ついに出ましたスタローンとシュワルツェネッガー共演映画。
ライバル関係と言われた2人は、互いに意識していたようで、
スタローンのデモリッションマンでは、シュワが大統領になったと言うセリフあり。
一方、シュワのラストアクションヒーローでは、
シュワの存在しない世界で、スタローンがターミネーターを演じていた。
スタローンはロッキー、シュワルツェネッガーはターミネーター2(1じゃなくて)で
メジャーになったと思うので、本来は90年代に共演してほしかったところだが、
20年経過してようやく実現。両者とも還暦を過ぎたが、幸いにもまだ現役。
エクスペンダブルズでも共演したが、
あれはシュワがゲスト的だったので、ようやく本格的な共演が実現。
もちろん見ますよ。
レイ・ブレスリン 脱走のプロ(シルベスター・スタローン)
ロットマイヤー 囚人のボス(アーノルド・シュワルツェネッガー)
ホブス所長 (ジム・カビーゼル)
カイリー医師 (サム・ニール)
アビゲイル レイの仲間
ハッシュ レイの仲間
クラーク セキュリティ会社のCEO
CIAの女
ジャベド 囚人仲間
物語は、とある刑務所で始まる。狙われてるぞと、囚人仲間が囚人レイに忠告。
先にレイの方が相手を殴り倒し、懲罰房に入れられる。
すると刑務所の近くで爆発騒ぎがあり、消防車が出動。
いつの間にか懲罰房を抜け出したレイは、
消防班に紛れて刑務所外への脱出に成功する。
後日、レイは同僚クラークと刑務所長を訪ねる。
彼らはセキュリティ会社のメンバーで、レイは脱出のプロ、クラークがCEOなのだ。
レイは刑務所に囚人として入り、脱走してみせ、
その刑務所の弱点を見つけ出す仕事をしていた。
かの刑務所は、牢屋は強固だが、懲罰房の隣が消防車の車庫で、
看守も懲罰房は少ないため、ここが弱点だと指摘するレイ。
まず、食事の牛乳パックを開いて、セロファンをはがす。
これを解錠用のキーの所に貼りつけたのだ。
看守が数字のボタンを押すと、セロファンに指紋が残ると言う寸法だ。
数字は4箇所で、組合せは限られている。(24通りね。5桁とかでなければ)
さらに、看守の行動パターンを観察し、長く目を離される時間に行動を起こす。
懲罰房を抜けて車庫に隠れていた所で、仲間が爆発を起こし、消防車で脱出したのだ。
1つ質問があると言う刑務所長。
誰がわざわざ刑務所に入りたがる?と聞かれ、レイはそれが仕事さとか何とか答える。
個人的には、どうやって刑務所内のレイが外の仲間に、
脱出のタイミングを知らせたかの方が気になるが。。。
そんなレイの所に、新たな仕事が飛び込む。依頼人はCIAから来たと言う女性だ。
凶悪犯ばかり集めた民間の刑務所が作られ、
そこが脱出不可能である事をスポンサーに証明するため、
レイに入ってほしいと言うのだ。
場所も明かせないと言う異例の話に、仲間は反対するが、
レイはチャレンジ精神がわいたか、これを受ける事に。
レイが潜り込む事を知っているのは刑務所長だけで、
もし脱出を断念する場合は、彼にこれを言えと脱出コードを与えられる。
レイは、囚人ポルトスとして送られる事に。
仲間は、万一を考え、レイの体に発信機を埋め込む。
だが、移送されると謎の一団が現れ、
レイを眠らせた上で、埋め込まれた発信機を取り出してしまう。
もうろうとする意識の中、レイは同行していた男が、一団に殺されるのを見ていた。
レイの仲間は、早々に発信機の電波が途絶えたと騒ぐが、
たいした問題じゃないとクラークは取り合わない。
この後、外にいる仲間は時々登場するが、レイの助けにはまったくならない。
気がつくと、レイは問題の刑務所にいた。
そこでは、すべての囚人がガラス張りの独房に入れられていた。
これでは、独房内で何かしても、すぐに見つかってしまう。
おまけに看守は全員マスクをつけていて見分けがつかない。
行動パターンを調べる事も出来ないのだ。
窓がないから、外の景色もわからない。
レイはホブス所長に呼ばれる。それは、聞いていた所長とは別の人物だった。
さすがに異常すぎると、脱出用のコードを言うレイ。
すると所長は、言えば外へ出られる魔法のコードか?とバカにする。
どうやらレイは罠にかけられたらしく、所長は彼が何者か知らないらしい。
(後半、レイが著書も出してる脱出のプロだと知るが、待遇が変わる事はない)
何から何まで封じられてるような刑務所だが、休憩時間はあって他の囚人たちと合流。
新入りのレイはからまれるが、それを止めるのがロットマイヤー。
見る前のイメージでは、シュワは囚人のボスで、
囚人たちを大勢従えてるものと思ったが、実際には1人でいるだけ。
スタローンとも敵対するのかと思ったが、
実際は彼が脱走やらかしそうと見込んだらしく、便乗しようと終始ひっついてる。
ポルトスは三銃士の名だなと話しかける。
最初は厄介がるが、何かほしいものがあるかと言うロットマイヤーに、
懲罰房に入りたいと言うレイ。
それではと、ケンカ騒ぎを起こして、2人とも懲罰房に入れられる。
ところが、この刑務所は懲罰房も尋常ではなかった。
目も開けられないほどの明るいライト群で攻められるのだ。
それでもレイはここからの脱走を決意。役に立ちそうなロットマイヤーと組む事に。
建物の構造が縦長である事から、刑務所は地下にあると考える。
ならば地下水でネジはさびているはずだ。
ロットマイヤーが鉄板を調達。
再び懲罰房に入り、鉄板で照明の光を集めて熱すれば、ネジははずれるはず。
それで床板をはずし、後は上へ昇れば、地上に出られるはずだ。
ロットマイヤーはどうやって脱出するか?と言う問題があるが、
必ず助け出すとお茶を濁すレイ。
作戦は決行され、再び懲罰房に入れられたレイは、床板を外して脱出。
建物の構造に違和感を感じながら、はしごを昇る。普通の建物とは何か違う。
途中にあったホースみたいなのを外してしまうと、そこから大量の水が吹き出す。
この水は、下の方にある懲罰房に浸水し、ロットマイヤーら囚人たちが騒ぎ出す。
とりあえずレイは昇り続けて建物の外へ。
そこで愕然とする。この刑務所は、巨大なタンカーの中にあったのだ。
もちろん、周囲に陸地は見当たらない。
仕切り直すため、懲罰房に戻るレイ。
浸水に気付いた看守らが、懲罰房の連中を移動。
もちろん、所長は誰かが何かをしでかしたと考え、レイを怪しんでいた。
懲罰房を出たレイはロットマイヤーと会話。刑務所が大洋にあると知らせる。
安定装置があるので揺れないらしい。(嵐でも?)
だが、脱走は可能だと言うレイ。
陸地への帰還にはヘリが必要だが、そちらは大丈夫だと言うロットマイヤー。
問題は、現在地を特定しなければならない点だ。
レイは、分度器みたいな測量する道具をこしらえる。
これで、月の角度がわかれば、経度(緯度だったかも)がわかるのだ。
レイを怪しむ所長は、囚人のジャベドに監視を指示。
その見返りとして、ジャベドは、月の見える場所でお祈りする事を要求。
実はこのジャベドを仲間にしていたレイは、お祈りの際に測量させる。
物資を届けるため、陸地からあまり離れていないはずと考え、位置を特定。
後は、ロットマイヤーの仲間に位置情報を知らせる必要がある。
そこでレイは、医師にこの刑務所の待遇に問題がある事をアピール。
情報を仲間に伝えるよう求める。
医師は迷うが、結局言われた宛先に、緯度経度の情報をメールする。
(厳重な刑務所も、職員の監視はしてないらしい)
一方、レイとロットマイヤーが、組んで何か企んでると考えた所長は、
2人の居住エリアを離すと言い出す。そうなれば、計画はやり直しだ。
所長は、ロットマイヤーが大物犯罪者マンハイムの居場所をつかんでいると考え、
何度も尋問したが、白状しない。
そこでレイは、シュワからマンハイムの情報を聞き出すと称して、移動をやめさせる。
もちろん、所長に報告するのは、でたらめな情報だ。
こうして、手はずが整った2人は、後は脱出のタイミングを検討する事に。
看守たちはマスクをしているが、よく観察すると、太ってたり、やせてたり、
尻がでかかったり、怠け者だったり、特徴がわかると言うレイ。
そこから、監視のスキを見つけ出すのだ。
前回懲罰房から、緻密そうな計画で脱出したレイだが、
今回の作戦は、ケンカ騒ぎの混乱に乗じて逃げると言う、原始的な手法をとる。
測量に協力したジャベドも一緒だ。脱走に気づいた所長が追跡。
レイらは看守から銃を奪い、撃ち合いに。だが、ジャベドが撃たれて犠牲になる。
何だったか忘れたけど、何かの都合で、レイとロットマイヤーは分かれて逃げる事に。
ロットマイヤーは甲板に出るが、追っ手が来るので、マシンガンを持って撃ちまくる。
その目つきはコマンドーみたいで、シュワ面目躍如と言うところか。
迎えのヘリが到着するが、ロットマイヤーはレイを待つと言う。
レイは、何だか排水装置を利用して、下の方から海に脱出。
ヘリに乗ったロットマイヤーが縄ばしごで救出。
所長が撃ってくるが、船上のドラム缶か何かを撃って、爆発させて倒す。
2人を乗せたヘリは、どこかの砂浜に到着。
そこへロットマイヤーの仲間の車が到着する。
車から現れたのは、あのCIAの女だった。
彼女は、ロットマイヤーがCIAに潜り込ませた娘だったのだ。
そこでピンとくるレイ。ロットマイヤーこそ、マンハイムだったのだ。
彼は、逮捕される事態を想定し、あらかじめ作戦を立てていた。
逮捕されそうになると、マンハイムは偽名ロットマイヤーを名乗るのだ。
一方娘は、どんな刑務所でも脱出させられるに違いないレイを送り込む。
その偽名はあらかじめポルトスと決まっていたのだ。
そのため、ポルトスの名に気づいたマンハイムは、レイに接近したのだった。
レイの上司であるクラークは、
自らあの刑務所のCEOになるべく一枚かんだのだと言う。
帰国したレイは、弁解するクラークを襲撃。
眠らされたクラークは、レイの仲間によって、
車ごとコンテナに入れられ、貨物船でどことも知れない地へ運ばれるのだった。
と言うわけで、スタローンとシュワルツェネッガー共演による一編。
作品の流れ的にはスタローンが中心。
彼は脱走のプロで、刑務所にわざわざ入って脱走してみせ、
弱点を指摘すると言う仕事をしていた。
ある時、彼が入る事になったのは、民間が経営し、
危険人物ばかりの脱出不可能な刑務所。
その所在も明かせないと言われるが、スタローンは乗り込む事を承知する。
ところが、念のための発信機は外されてしまい、仲間との連絡はできない。
到着した刑務所は窓がなく外界が見えない上、ガラス張りの独房で、
看守はマスクをつけて見分けがつかない。
さすがのスタローンも脱出不可能と白旗を揚げるが、
所長はそもそも潜入調査の話を知らないと言う。どうやら罠にかけられたらしい。
やむなく囚人のボスらしきシュワルツェネッガーと手を組み、共に脱走する事に。
彼の経験から、懲罰房が逆に手薄と考え、そこから外に出る事には成功するが、
刑務所自体が大洋に浮かぶタンカーの中にあると知る。。と言う展開。
緻密な作戦かは微妙だが、もちろん最終的には脱走に成功。
おとなしめのシュワも、
マシンガンを持ったらコマンドーみたいな目付きで撃ちまくるのは笑える。
ジム・カビーゼルの憎々しい所長もいいが、外の世界の連中のエピソードは蛇足かも。
キャストによる加点は大きいが、脱走の方のパンチがもう少しほしい。
本当に脱走不可能にするなら、囚人同士の接触を断つべきとか、
いろいろ突っ込み所はあるが、まあまあ良く出来てると思う。
ついに出ましたスタローンとシュワルツェネッガー共演映画。
ライバル関係と言われた2人は、互いに意識していたようで、
スタローンのデモリッションマンでは、シュワが大統領になったと言うセリフあり。
一方、シュワのラストアクションヒーローでは、
シュワの存在しない世界で、スタローンがターミネーターを演じていた。
スタローンはロッキー、シュワルツェネッガーはターミネーター2(1じゃなくて)で
メジャーになったと思うので、本来は90年代に共演してほしかったところだが、
20年経過してようやく実現。両者とも還暦を過ぎたが、幸いにもまだ現役。
エクスペンダブルズでも共演したが、
あれはシュワがゲスト的だったので、ようやく本格的な共演が実現。
もちろん見ますよ。
レイ・ブレスリン 脱走のプロ(シルベスター・スタローン)
ロットマイヤー 囚人のボス(アーノルド・シュワルツェネッガー)
ホブス所長 (ジム・カビーゼル)
カイリー医師 (サム・ニール)
アビゲイル レイの仲間
ハッシュ レイの仲間
クラーク セキュリティ会社のCEO
CIAの女
ジャベド 囚人仲間
物語は、とある刑務所で始まる。狙われてるぞと、囚人仲間が囚人レイに忠告。
先にレイの方が相手を殴り倒し、懲罰房に入れられる。
すると刑務所の近くで爆発騒ぎがあり、消防車が出動。
いつの間にか懲罰房を抜け出したレイは、
消防班に紛れて刑務所外への脱出に成功する。
後日、レイは同僚クラークと刑務所長を訪ねる。
彼らはセキュリティ会社のメンバーで、レイは脱出のプロ、クラークがCEOなのだ。
レイは刑務所に囚人として入り、脱走してみせ、
その刑務所の弱点を見つけ出す仕事をしていた。
かの刑務所は、牢屋は強固だが、懲罰房の隣が消防車の車庫で、
看守も懲罰房は少ないため、ここが弱点だと指摘するレイ。
まず、食事の牛乳パックを開いて、セロファンをはがす。
これを解錠用のキーの所に貼りつけたのだ。
看守が数字のボタンを押すと、セロファンに指紋が残ると言う寸法だ。
数字は4箇所で、組合せは限られている。(24通りね。5桁とかでなければ)
さらに、看守の行動パターンを観察し、長く目を離される時間に行動を起こす。
懲罰房を抜けて車庫に隠れていた所で、仲間が爆発を起こし、消防車で脱出したのだ。
1つ質問があると言う刑務所長。
誰がわざわざ刑務所に入りたがる?と聞かれ、レイはそれが仕事さとか何とか答える。
個人的には、どうやって刑務所内のレイが外の仲間に、
脱出のタイミングを知らせたかの方が気になるが。。。
そんなレイの所に、新たな仕事が飛び込む。依頼人はCIAから来たと言う女性だ。
凶悪犯ばかり集めた民間の刑務所が作られ、
そこが脱出不可能である事をスポンサーに証明するため、
レイに入ってほしいと言うのだ。
場所も明かせないと言う異例の話に、仲間は反対するが、
レイはチャレンジ精神がわいたか、これを受ける事に。
レイが潜り込む事を知っているのは刑務所長だけで、
もし脱出を断念する場合は、彼にこれを言えと脱出コードを与えられる。
レイは、囚人ポルトスとして送られる事に。
仲間は、万一を考え、レイの体に発信機を埋め込む。
だが、移送されると謎の一団が現れ、
レイを眠らせた上で、埋め込まれた発信機を取り出してしまう。
もうろうとする意識の中、レイは同行していた男が、一団に殺されるのを見ていた。
レイの仲間は、早々に発信機の電波が途絶えたと騒ぐが、
たいした問題じゃないとクラークは取り合わない。
この後、外にいる仲間は時々登場するが、レイの助けにはまったくならない。
気がつくと、レイは問題の刑務所にいた。
そこでは、すべての囚人がガラス張りの独房に入れられていた。
これでは、独房内で何かしても、すぐに見つかってしまう。
おまけに看守は全員マスクをつけていて見分けがつかない。
行動パターンを調べる事も出来ないのだ。
窓がないから、外の景色もわからない。
レイはホブス所長に呼ばれる。それは、聞いていた所長とは別の人物だった。
さすがに異常すぎると、脱出用のコードを言うレイ。
すると所長は、言えば外へ出られる魔法のコードか?とバカにする。
どうやらレイは罠にかけられたらしく、所長は彼が何者か知らないらしい。
(後半、レイが著書も出してる脱出のプロだと知るが、待遇が変わる事はない)
何から何まで封じられてるような刑務所だが、休憩時間はあって他の囚人たちと合流。
新入りのレイはからまれるが、それを止めるのがロットマイヤー。
見る前のイメージでは、シュワは囚人のボスで、
囚人たちを大勢従えてるものと思ったが、実際には1人でいるだけ。
スタローンとも敵対するのかと思ったが、
実際は彼が脱走やらかしそうと見込んだらしく、便乗しようと終始ひっついてる。
ポルトスは三銃士の名だなと話しかける。
最初は厄介がるが、何かほしいものがあるかと言うロットマイヤーに、
懲罰房に入りたいと言うレイ。
それではと、ケンカ騒ぎを起こして、2人とも懲罰房に入れられる。
ところが、この刑務所は懲罰房も尋常ではなかった。
目も開けられないほどの明るいライト群で攻められるのだ。
それでもレイはここからの脱走を決意。役に立ちそうなロットマイヤーと組む事に。
建物の構造が縦長である事から、刑務所は地下にあると考える。
ならば地下水でネジはさびているはずだ。
ロットマイヤーが鉄板を調達。
再び懲罰房に入り、鉄板で照明の光を集めて熱すれば、ネジははずれるはず。
それで床板をはずし、後は上へ昇れば、地上に出られるはずだ。
ロットマイヤーはどうやって脱出するか?と言う問題があるが、
必ず助け出すとお茶を濁すレイ。
作戦は決行され、再び懲罰房に入れられたレイは、床板を外して脱出。
建物の構造に違和感を感じながら、はしごを昇る。普通の建物とは何か違う。
途中にあったホースみたいなのを外してしまうと、そこから大量の水が吹き出す。
この水は、下の方にある懲罰房に浸水し、ロットマイヤーら囚人たちが騒ぎ出す。
とりあえずレイは昇り続けて建物の外へ。
そこで愕然とする。この刑務所は、巨大なタンカーの中にあったのだ。
もちろん、周囲に陸地は見当たらない。
仕切り直すため、懲罰房に戻るレイ。
浸水に気付いた看守らが、懲罰房の連中を移動。
もちろん、所長は誰かが何かをしでかしたと考え、レイを怪しんでいた。
懲罰房を出たレイはロットマイヤーと会話。刑務所が大洋にあると知らせる。
安定装置があるので揺れないらしい。(嵐でも?)
だが、脱走は可能だと言うレイ。
陸地への帰還にはヘリが必要だが、そちらは大丈夫だと言うロットマイヤー。
問題は、現在地を特定しなければならない点だ。
レイは、分度器みたいな測量する道具をこしらえる。
これで、月の角度がわかれば、経度(緯度だったかも)がわかるのだ。
レイを怪しむ所長は、囚人のジャベドに監視を指示。
その見返りとして、ジャベドは、月の見える場所でお祈りする事を要求。
実はこのジャベドを仲間にしていたレイは、お祈りの際に測量させる。
物資を届けるため、陸地からあまり離れていないはずと考え、位置を特定。
後は、ロットマイヤーの仲間に位置情報を知らせる必要がある。
そこでレイは、医師にこの刑務所の待遇に問題がある事をアピール。
情報を仲間に伝えるよう求める。
医師は迷うが、結局言われた宛先に、緯度経度の情報をメールする。
(厳重な刑務所も、職員の監視はしてないらしい)
一方、レイとロットマイヤーが、組んで何か企んでると考えた所長は、
2人の居住エリアを離すと言い出す。そうなれば、計画はやり直しだ。
所長は、ロットマイヤーが大物犯罪者マンハイムの居場所をつかんでいると考え、
何度も尋問したが、白状しない。
そこでレイは、シュワからマンハイムの情報を聞き出すと称して、移動をやめさせる。
もちろん、所長に報告するのは、でたらめな情報だ。
こうして、手はずが整った2人は、後は脱出のタイミングを検討する事に。
看守たちはマスクをしているが、よく観察すると、太ってたり、やせてたり、
尻がでかかったり、怠け者だったり、特徴がわかると言うレイ。
そこから、監視のスキを見つけ出すのだ。
前回懲罰房から、緻密そうな計画で脱出したレイだが、
今回の作戦は、ケンカ騒ぎの混乱に乗じて逃げると言う、原始的な手法をとる。
測量に協力したジャベドも一緒だ。脱走に気づいた所長が追跡。
レイらは看守から銃を奪い、撃ち合いに。だが、ジャベドが撃たれて犠牲になる。
何だったか忘れたけど、何かの都合で、レイとロットマイヤーは分かれて逃げる事に。
ロットマイヤーは甲板に出るが、追っ手が来るので、マシンガンを持って撃ちまくる。
その目つきはコマンドーみたいで、シュワ面目躍如と言うところか。
迎えのヘリが到着するが、ロットマイヤーはレイを待つと言う。
レイは、何だか排水装置を利用して、下の方から海に脱出。
ヘリに乗ったロットマイヤーが縄ばしごで救出。
所長が撃ってくるが、船上のドラム缶か何かを撃って、爆発させて倒す。
2人を乗せたヘリは、どこかの砂浜に到着。
そこへロットマイヤーの仲間の車が到着する。
車から現れたのは、あのCIAの女だった。
彼女は、ロットマイヤーがCIAに潜り込ませた娘だったのだ。
そこでピンとくるレイ。ロットマイヤーこそ、マンハイムだったのだ。
彼は、逮捕される事態を想定し、あらかじめ作戦を立てていた。
逮捕されそうになると、マンハイムは偽名ロットマイヤーを名乗るのだ。
一方娘は、どんな刑務所でも脱出させられるに違いないレイを送り込む。
その偽名はあらかじめポルトスと決まっていたのだ。
そのため、ポルトスの名に気づいたマンハイムは、レイに接近したのだった。
レイの上司であるクラークは、
自らあの刑務所のCEOになるべく一枚かんだのだと言う。
帰国したレイは、弁解するクラークを襲撃。
眠らされたクラークは、レイの仲間によって、
車ごとコンテナに入れられ、貨物船でどことも知れない地へ運ばれるのだった。
と言うわけで、スタローンとシュワルツェネッガー共演による一編。
作品の流れ的にはスタローンが中心。
彼は脱走のプロで、刑務所にわざわざ入って脱走してみせ、
弱点を指摘すると言う仕事をしていた。
ある時、彼が入る事になったのは、民間が経営し、
危険人物ばかりの脱出不可能な刑務所。
その所在も明かせないと言われるが、スタローンは乗り込む事を承知する。
ところが、念のための発信機は外されてしまい、仲間との連絡はできない。
到着した刑務所は窓がなく外界が見えない上、ガラス張りの独房で、
看守はマスクをつけて見分けがつかない。
さすがのスタローンも脱出不可能と白旗を揚げるが、
所長はそもそも潜入調査の話を知らないと言う。どうやら罠にかけられたらしい。
やむなく囚人のボスらしきシュワルツェネッガーと手を組み、共に脱走する事に。
彼の経験から、懲罰房が逆に手薄と考え、そこから外に出る事には成功するが、
刑務所自体が大洋に浮かぶタンカーの中にあると知る。。と言う展開。
緻密な作戦かは微妙だが、もちろん最終的には脱走に成功。
おとなしめのシュワも、
マシンガンを持ったらコマンドーみたいな目付きで撃ちまくるのは笑える。
ジム・カビーゼルの憎々しい所長もいいが、外の世界の連中のエピソードは蛇足かも。
キャストによる加点は大きいが、脱走の方のパンチがもう少しほしい。
本当に脱走不可能にするなら、囚人同士の接触を断つべきとか、
いろいろ突っ込み所はあるが、まあまあ良く出来てると思う。