ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2018/05/12 「沈黙-サイレンス-」

2018-05-12 00:00:02 | 日記
「沈黙-サイレンス-」

セバスチャン・ロドリゴ神父 (アンドリュー・ガーフィールド)
ガルペ神父 ロドリゴの同僚(アダム・ドライバー)
フェレイラ神父 ロドリゴの師匠。行方不明(リーアム・ニーソン)

キチジロー (窪塚洋介)
モニカ (小松菜奈)
通辞 (浅野忠信)
井上奉行 (イッセー尾形)

起:ロドリゴ神父はフェレイラ神父を探して日本へ。
承:日本はキリスト教を禁じており、信者は弾圧を受ける。
転:棄教を決意したロドリゴは、神の声を聞く。
結:日本人として没したロドリゴは、密かに信仰心を持ち続けていた。

 1640年。日本を訪れたフェレイラ神父が行方不明に。
キリスト教が禁止された日本では、数万人が処刑されていると言う。
ロドリゴ神父は、師匠であるフェレイラを探しに行く事を決意。
同僚のガルペ神父と共に、マカオから日本へ密航する。
案内役のキチジローは信者ではないと言い、信頼できない。
 ロドリゴらはトモギ村へ。
村人たちは信者だったが、密告を恐れて他の村とは交流がないと言う。
密告すれば、銀貨を得られるのだ。
村人はフェレイラの名前を知らず、ロドリゴは長崎へ行く事を考える。
 ロドリゴは五島へ上陸。
そこにはキチジローの仲間がいて、神父に会おうと、他の村からも信者が集まる。
フェレイラを知る者も見付かり、長崎にいるらしいと判明。
だが、長崎へ行くのは危険だと言う。
かつて、キチジローは踏み絵をする事で免れたが、
拒否した家族は火あぶりにされたのだ。
 トモギ村に信者が潜んでいると言う噂に奉行らが現れる。
やむを得ずロドリゴらは身を隠すが、沈黙を守った村人は処刑される。
処刑された者は、キリスト教の埋葬を許されず、
火葬され、崇められないように灰は海に捨てられた。
卑怯者だと感じたガルペは平戸へ向かう。
 残されたロドリゴは、人のいなくなった村に絶望する。
自身の訪問は、災いをもたらしただけと悔やみ、
この事態にも神が沈黙を続ける事に絶望する。
山を歩き回った末にキチジローと再会するが、現れた奉行らに捕らわれてしまう。
キチジローが銀貨欲しさに密告したのだ。
 ロドリゴは、同じく捕らわれているモニカらと出会う。
ロドリゴはうろたえていたが、信者たちは死ねば天国へ行けると信じていた。
奉行は、ロドリゴ次第で信者を自由にできると言う。
通訳は、仏教は人間が到達できる最高の存在を説いているのに対し、
キリスト教は妄想だと批判。
フェレイラも棄教し、日本人の妻をもらったと言う。
 同じ牢に入れられたキチジローは、脅されたのだと詫びる。
捕らわれた信者は踏み絵を拒否して斬首されるが、
キチジローはたやすく踏んでしまう。
同じく捕らわれたガルペは、ロドリゴが棄教したと知らされていた。
自身も棄教すればモニカらを助けると言われるが、
ガルペは出来ず、モニカらは海に沈められる。助けようとしたガルペも絶命。
それを見ていたロドリゴは、信念がないと批判される。
 ロドリゴは寺でフェレイラと再会。
棄教した彼は沢野と名乗り、キリスト教の不正を暴いた書物を書いていた。
今や最後の神父だと知らされ、ロドリゴは絶望する。
5人の信者の処刑が決まるが、
奉行はロドリゴが踏み絵をすれば助けられると告げる。
迷うロドリゴだが、お前の命は私と共にある、踏みなさいと言う神の声を聞く。
ロドリゴが踏み絵をした事で、信者たちは処刑を免れる。
 1641年。ロドリゴとフェレイラは、
キリスト教に関係する品が密輸されていないかを調べる仕事に就いていた。
だがロドリゴは、心を裁けるのは主だけだとフェレイラが語るのを聞き逃さなかった。
ロドリゴはさらに、お前と一緒に苦しんだ。
沈黙していたのではないと言う神の声を聞く。
ロドリゴは岡田と名乗り、日本人の妻を持たされる。
信者の疑いがある者は定期的に調べられ、岡田も例外ではなかった。
キチジローの持ち物からキリスト教の品が見付かり、岡田は監視対象に。
岡田が死ぬと、仏教の教えに従って火葬にされた。
彼の心がどうだったかは神のみぞ知るだが、その手には小さな十字架が握られていた。

 と言う訳で、遠藤周作の小説をマーチン・スコセッシが映画化。
小説知らないで見たけど、隠れキリシタンの話です。
アンドリュー・ガーフィールド扮するロドリゴ神父は、
行方不明になったフェレイラ神父を探す為に日本へ。
フェレイラ役はリーアム・ニースン。
当時はキリスト教が禁じられた直後で、密かに信仰する村人たちは弾圧を受けていた。
ロドリゴも捕らわれるが、奉行は彼を殉教者にすまいと、村人ばかりを処刑する。
沈黙と言う題名は、神がこんな過酷な状況でも、何も語ってくれない事を意味する。
師匠であるフェレイラも棄教させられており、絶望したロドリゴも同じ道を歩む。
実はその時、ロドリゴには神の声が聞こえる様になっていて、
フェレイラも本当に棄教した訳ではないと悟ると言う訳。
日本俳優陣では、簡単に改宗したかに見えながら、
信仰心を捨てていなかった窪塚洋介と、あっさり処刑されちゃう小松菜奈が印象的。
浅野忠信が語る、仏教とキリスト教の考え方の比較論も興味深い。
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2018/05/12 プリズン・ブレイク シーズン5「砂漠の果て」

2018-05-12 00:00:00 | 日記
プリズン・ブレイク シーズン5「砂漠の果て」過激派の追跡を受けるマイケルは、自ら囮となる。

マイケル・スコフィールド 設計士。死亡したとされていた
リンカーン・バローズ マイケルの兄
サラ・タンクレディ マイケルの元妻

起:マイケルらはオマールの案内で逃げる。
承:過激派に追われて、オマールが殺される。
転:マイケルが囮になるが負傷する。
結:再びリンカーンらと合流する。

 警察に拘束されていた女殺し屋エミリーは解放される。
マイケルが脱走したと知るが、ポセイドンの指示はオマールを殺す事だ。
 マイケルらはシバに紹介されたオマールと合流。
オマールはマイケルらを過激派アイシルに売ろうとするが、結局案内する事に。
 ケラーマンの後任として、キシダが事件を捜査する事に。
実はキシダはエミリーと通じていた。
エミリーは、オマールのカードが使用されたのを感知。ドローンで追跡する。
 アイシルの襲撃を受け、オマールが死亡。
マイケルは、オマールが地図だったと言うが、やむなく退散する。
 エミリーは、追われる身のマイケルがガソリンスタンドで何かをしていた事に注目。
マイケルは手のタトゥーをスキャンしていた様だ。
 過激派アイシルに追われ、マイケルは囮になる事に。
追っ手を格闘の末に倒すが、自らも負傷する。
車が動かなくなり、マイケルは砂漠を放浪。
 リンカーンらはオマールの仲間と合流し、船を手配させる。
花火を打ち上げ、それを目印にマイケルが到着。
負傷したマイケルは弱っていたが、付近に医者はいない。。

 と言う訳で、シーズン第6話。
過激派の追跡を受けるマイケルは、自ら囮となる。
主要登場人物はマイケルとリンカーンだけで、話もたいして進展しない。
一方で、マイケルの手にある入れ墨に何か秘密があるらしいと判明。
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2018/05/12 「不屈の男 アンブロークン」

2018-05-12 00:00:00 | 日記
「不屈の男 アンブロークン」

ルイ・ザンペリーニ 元五輪選手
フィル ルイの戦友(ハックス将軍の人)
マック ルイの戦友
ミラー ルイの捕虜仲間
フィツジェラルド ルイの捕虜仲間
渡辺伍長 捕虜収容所長。通称バード

起:爆撃機が撃墜され、ルイは仲間と漂流する。
承:日本軍の捕虜となり、渡辺所長の虐待を受ける。
転:終戦になり、渡辺は姿を消す。
結:宗教家となったルイは戦犯たちを赦すが、渡辺は現れなかった。

 幼いルイは町の鼻つまみ者だったが、ランニングで才能を発揮。
5000M走で史上最速に。
ベルリン五輪では、最終周の新記録を樹立。
次の東京五輪ではメダルが狙えると言われる。
 太平洋戦争でルイの乗った爆撃機が被弾し、着水する。
ルイはフィルらと共にボートで漂流。
魚を生で食べて生き永らえるが、マックが死ぬ。
やがて日本軍に発見され、捕虜とされる。
 ルイは尋問を受けた上、捕虜収容所へ送られる。
所長の渡辺は、ルイが五輪選手と知っていたぶる。
捕虜たちはひそかに情報収集し、米軍が優勢だと知る。
だが、そうした行為が見付かった捕虜は痛めつけられる。
ルイも見付かり、ラジオで家族に無事を伝える様に強要される。
さらに米国を批判する様に求められ、拒否すると収容所に戻される。
そんなルイを、渡辺は捕虜全員に殴らせるのだった。
 やがて昇進した渡辺が収容所を去り、ルイらに平穏が訪れたかに思えた。
だが、米軍の空襲が近付き、捕虜は炭鉱にある収容所へ移動させられる。
そこの所長が渡辺だったのだ。
渡辺は過酷な労働を強い、再びルイを目の敵にする。
 停戦が知らされ、捕虜たちはいよいよ殺されるかと警戒する。
やがて米軍機から物資が届き、安心した頃には渡辺は姿を消していた。
ルイは無事帰国し、1946年に結婚。
フィルも生還し、ルイとの友情は続いた。
ルイは神に仕える身となり、日本兵たちと再会するが、ついに渡辺は現れなかった。
1980年。ルイは長野五輪の聖火ランナーとなり、再び日本を訪れるのだった。

 と言う訳で、アンジェリーナ・ジョリーが監督した実録もの。
反日映画だと言う人もいて話題になりました。
主人公のルイは、5000M走で五輪出場経験あり。
その後、太平洋戦争で爆撃機が被弾して墜落。
仲間と救命ボートで何十日も漂流した挙げ句、日本軍の捕虜となる。
捕虜収容所の渡辺所長の虐待を受けると言う訳。
虐待シーンはサディスティックな所長の問題であって、反日的と言う印象は受けない。
そもそもアンブロークンと言う題名は、
漂流も含めた過酷な状況を生き延びた事を言っているはず。
中止になった東京五輪に出られず、
長野五輪の聖火ランナーになったなんてエピソードも数奇な運命と言えるが、
そこはあっさり描かれるだけ。
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