「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」
キャサリン・グラハム ワシントンポスト社主(メリル・ストリープ)
ベン ワシントンポスト編集主幹(トム・ハンクス)
ダン 国防長官スタッフ
マクナマラ国防長官 キャサリンの友人(ブルース・グリーンウッド)
起:ポスト紙は、ベトナム戦争に関わる機密文書を入手する。
承:社主キャサリンは、報じるべきか迷う。
転:キャサリンは掲載を決断する。
結:最高裁でも報道の自由が認められる。
前線にいた経験のあるダンは、マクナマラ国防長官のスタッフとなる。
だが、政府のベトナム戦争への対応に業を煮やし、機密文書を持ち出してコピーする。
地方紙ワシントンポストの社主キャサリンは、夫の死で会社を引き継いでいた。
女性が社主である事に否定的な者も多い。
他紙から、ベトナム戦争に関する情報が報じられる。
歴代の大統領が、戦争に勝てないとわかっていたとするものだ。
だが、ポスト紙に情報源はなく、蚊帳の外だ。
ポスト紙編集主幹ベンの所に、100ページ以上の文書が届く。
マクナマラ文書と呼ばれるもので、これでスクープ合戦に復帰できる。
信念のある者が持ち出したに違いない。
タイムズ紙が同様のスクープを進めるが、司法長官から掲載停止の指示が出る。
裁判所命令が出れば、ポスト紙も掲載する事は出来ない。
記者は情報源であるダンに接触。彼は大量の極秘文書をコピーしていた。
現大統領ニクソンも歴代の方針を継承している。
掲載すればダンも追及を受ける事になるが、覚悟の上だ。
ベンはキャサリンに報告。記事にすれば株の公開は無効となるかも知れない。
マクナマラの友人でもあるキャサリンは躊躇。
JFKの友人だったベンは、暗殺に関する報道をしなかったと告白。
友人か記者かを選ばねばならない時、両方は無理だと話す。
ポスト紙に4000ページを超える文書が届く。
タイムズ紙が報じたのは上っ面だけだが、ここには詳細が記されている。
記事にすればただでは済まず、法律担当は司法長官の判断を仰いではと言う。
幹部のフリッツは掲載に反対。一方で、掲載しなければ辞職すると言う者もいる。
迷った末、キャサリンは掲載を決断する。
法律担当は情報源を気にする。
タイムズと情報源が同じならば、法廷侮辱罪となると言う。
記者は、その可能性はあると言う。
すべての従業員の生活に責任があると迷うキャサリンだが、
新聞の使命もあると決断。印刷開始を命じる。
国防に関わるとして、掲載中止を命ずる連絡が入る。
裁判所にも呼ばれる事になるだろう。
だが、他紙もポストに続いて同様の記事を掲載。もはや地方紙だけの問題ではない。
ポスト紙は、タイムズ紙と共に最高裁に臨む。
評決は新聞側の勝利に。
判事は、報道の自由を保護し、報道を支えるのは国民であって、
統治者ではないとコメントする。それがまた記事となる。
この展開にニクソンは激怒し、ポスト紙記者の出入りを禁止する。
しばらくして、民主党ウォーターゲートビルに侵入者がいるとの通報が入る。。
と言う訳で、スティーブン・スピルバーグによる実録もの。
主演はメリル・ストリープとトム・ハンクスと言うアカデミー賞複数受賞者コンビ。
ベトナム戦争をめぐり、勝ち目がないと知っていた事がわかる文書が漏洩。
ワシントンポスト紙がこの文書のコピーを入手。
より大手のタイムズ紙はその概要を報じたが、コピーを入手したのはポストだけだ。
ベトナム戦争は続いており、タイムズには圧力がかかったと判明。
序盤は何が起こってるのかわかりづらかったが、
記事にするか否かでもめるあたりはなかなか面白い。
ラストにウォーターゲート事件の描写があり、
続編をにおわせるシリーズものみたいなのも面白いが、ひょっとすると蛇足かも。
キャサリン・グラハム ワシントンポスト社主(メリル・ストリープ)
ベン ワシントンポスト編集主幹(トム・ハンクス)
ダン 国防長官スタッフ
マクナマラ国防長官 キャサリンの友人(ブルース・グリーンウッド)
起:ポスト紙は、ベトナム戦争に関わる機密文書を入手する。
承:社主キャサリンは、報じるべきか迷う。
転:キャサリンは掲載を決断する。
結:最高裁でも報道の自由が認められる。
前線にいた経験のあるダンは、マクナマラ国防長官のスタッフとなる。
だが、政府のベトナム戦争への対応に業を煮やし、機密文書を持ち出してコピーする。
地方紙ワシントンポストの社主キャサリンは、夫の死で会社を引き継いでいた。
女性が社主である事に否定的な者も多い。
他紙から、ベトナム戦争に関する情報が報じられる。
歴代の大統領が、戦争に勝てないとわかっていたとするものだ。
だが、ポスト紙に情報源はなく、蚊帳の外だ。
ポスト紙編集主幹ベンの所に、100ページ以上の文書が届く。
マクナマラ文書と呼ばれるもので、これでスクープ合戦に復帰できる。
信念のある者が持ち出したに違いない。
タイムズ紙が同様のスクープを進めるが、司法長官から掲載停止の指示が出る。
裁判所命令が出れば、ポスト紙も掲載する事は出来ない。
記者は情報源であるダンに接触。彼は大量の極秘文書をコピーしていた。
現大統領ニクソンも歴代の方針を継承している。
掲載すればダンも追及を受ける事になるが、覚悟の上だ。
ベンはキャサリンに報告。記事にすれば株の公開は無効となるかも知れない。
マクナマラの友人でもあるキャサリンは躊躇。
JFKの友人だったベンは、暗殺に関する報道をしなかったと告白。
友人か記者かを選ばねばならない時、両方は無理だと話す。
ポスト紙に4000ページを超える文書が届く。
タイムズ紙が報じたのは上っ面だけだが、ここには詳細が記されている。
記事にすればただでは済まず、法律担当は司法長官の判断を仰いではと言う。
幹部のフリッツは掲載に反対。一方で、掲載しなければ辞職すると言う者もいる。
迷った末、キャサリンは掲載を決断する。
法律担当は情報源を気にする。
タイムズと情報源が同じならば、法廷侮辱罪となると言う。
記者は、その可能性はあると言う。
すべての従業員の生活に責任があると迷うキャサリンだが、
新聞の使命もあると決断。印刷開始を命じる。
国防に関わるとして、掲載中止を命ずる連絡が入る。
裁判所にも呼ばれる事になるだろう。
だが、他紙もポストに続いて同様の記事を掲載。もはや地方紙だけの問題ではない。
ポスト紙は、タイムズ紙と共に最高裁に臨む。
評決は新聞側の勝利に。
判事は、報道の自由を保護し、報道を支えるのは国民であって、
統治者ではないとコメントする。それがまた記事となる。
この展開にニクソンは激怒し、ポスト紙記者の出入りを禁止する。
しばらくして、民主党ウォーターゲートビルに侵入者がいるとの通報が入る。。
と言う訳で、スティーブン・スピルバーグによる実録もの。
主演はメリル・ストリープとトム・ハンクスと言うアカデミー賞複数受賞者コンビ。
ベトナム戦争をめぐり、勝ち目がないと知っていた事がわかる文書が漏洩。
ワシントンポスト紙がこの文書のコピーを入手。
より大手のタイムズ紙はその概要を報じたが、コピーを入手したのはポストだけだ。
ベトナム戦争は続いており、タイムズには圧力がかかったと判明。
序盤は何が起こってるのかわかりづらかったが、
記事にするか否かでもめるあたりはなかなか面白い。
ラストにウォーターゲート事件の描写があり、
続編をにおわせるシリーズものみたいなのも面白いが、ひょっとすると蛇足かも。