大相撲千秋楽

横綱鶴竜が在位初優勝で秋場所が終わった

横綱二人が休場して一人横綱のプレッシャーは相当なものだったろう、
テレビを通してみる表情が毎日緊張しているような感じだった。

白鵬という横綱がいないとこんな場所になるのだなあ、
と思った人も多かったのではないだろうか。　

混戦で面白いと思う反面、怪我があったり、勝つべき力士がコロリと敗れたりして、
身勝手な感想だが見ごたえがあるとはいえない、大相撲らしくないような気がした。

そんな秋場所を千秋楽に照ノ富士が締めてくれたと思う。
膝を負傷しているが休場せずに土俵に上がり、一旦は横綱を破って
優勝決定戦に持ち越して、力士らしい強さを見せてくれた相撲であった。

相撲を見ていると少年時代を思い出す。昔はどの家にも星取表があった、
あれは新聞に折り込んで配られていた。（と記憶している。）

テレビのない時代、夕方になるとどの家からも実況が聞こえていた。
近所のオジサンたちはラジオを聴いて、星取表を塗りつぶしながら仕事をしたり、
縁台に座って一番一番の勝敗を話題に楽しんでいた。



最近、勝手な感想を語りながらも相撲を観る時間が楽しみになってきて、
なぜか相撲好きな人の気持ちが良く分かるのです。

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