外は雪です。出かけるのも億劫になる季節ですが、こういう時期は音楽で心を満たすチャンスでもあります。芸術の秋とは、音楽が再生できなかった時代の名言であり、好きな時に再生できる現代では、もっとも静かな冬こそが芸術鑑賞に向いていることになります。
最近、コメント欄で音楽の話が発展します。それは、大きなスケート大会の谷間であることに加え、季節的な必然性がもたらす現象ではないかと思います。良い音楽は心と霊の糧となりますから。それで、コメント欄ではスペースが取れないので、こちらで僕が愛聴している演奏を紹介したいと思います。容量と一応著作権に気を配って、ビットレートは最低の56Kbpsに落としています。そのうち、古い映像を削除して、高音質に置き換えたいと思います。いずれも、「右クリックで対象を保存」を選択して下さい。ストリーミングには重すぎます。
最初に、日本へも度々訪れているスペインの女性ギタリスト、マリア・エステル・グスマンです。この女性は古代史でも書いているのですが、世界最高のギタリストであり、僕は史上ナンバーワンの評価をしています。イエペスもセゴビアも、グスマンの前には物足りなくなってしまうのです。その卓越した技巧はバッハのシャコンヌ(『エモシオン』より)を聴いて貰えば分かります。原曲はバイオリン・パルティータ第2番の終楽章の舞曲ですが、ギターの方がグリュミオーのバイオリンより深みがあります。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/Maria.Esther.Guzman001.MP3
次に、同じくグスマンのアルハンブラ宮殿の思い出(『タレガ賛歌』より)。こちらは、宮殿のモザイク模様の煌(きら)めきを表現したかのような、独特の力強さが特徴です。多分に、タレガの楽譜に忠実な演奏なのだと思います。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/alhambra.MP3
次は、現代リュート奏者の第一人者、ルッツ・キルヒホーフによるバッハの『リュートのための作品集』より、組曲ホ短調BWV996。こちらの解説は、FM放送の朝のバロックで日野直子さんが行っているので、そのままアップします。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/lute01.mp3
今回の最後として、バッハの管弦楽組曲第2番より第2曲ロンドを、フルート独奏ウィルベルト・ハーツェルテット、指揮トン・コープマン、アムステルダム・パロック管弦楽団の演奏でどうぞ。原盤はERATO WPCS-6317、バッハの管弦楽組曲全集です。ハーツェルテットのフルートは、腰が抜けるほどの官能的な音に聞こえます。この盤は図書館で見つけたものですが、コピーしたCDが劣化して、高音質でエンコードしたものがありません。それでも、56Kbp版がハードディスクに残されていたので、それをアップします。なお、これらの演奏は、プラスチック製のパソコン用スピーカーでは表情が出ません。そのうち、手軽な再生装置に関しても書きたいと思います。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/rondo.MP3
今回は、バッハが多かったですけど、僕は本質的にモーツァルトファンです。しかし、モーツァルトは良い演奏や良い盤が皆無に近いのです。僕の解釈が指揮者と全く異なるので、聴いていてイライラすることになります。それで、モーツァルトだけは曲を思い出して、頭の中でよい演奏を組み立てて聴いています。自分が指揮者になれたなら、モーツァルトはもっと楽しく、もっと美しく、もっと表情豊かに演奏させるでしょう。これが僕の人生最大の不幸ですね。
エフライム工房 平御幸
最近、コメント欄で音楽の話が発展します。それは、大きなスケート大会の谷間であることに加え、季節的な必然性がもたらす現象ではないかと思います。良い音楽は心と霊の糧となりますから。それで、コメント欄ではスペースが取れないので、こちらで僕が愛聴している演奏を紹介したいと思います。容量と一応著作権に気を配って、ビットレートは最低の56Kbpsに落としています。そのうち、古い映像を削除して、高音質に置き換えたいと思います。いずれも、「右クリックで対象を保存」を選択して下さい。ストリーミングには重すぎます。
最初に、日本へも度々訪れているスペインの女性ギタリスト、マリア・エステル・グスマンです。この女性は古代史でも書いているのですが、世界最高のギタリストであり、僕は史上ナンバーワンの評価をしています。イエペスもセゴビアも、グスマンの前には物足りなくなってしまうのです。その卓越した技巧はバッハのシャコンヌ(『エモシオン』より)を聴いて貰えば分かります。原曲はバイオリン・パルティータ第2番の終楽章の舞曲ですが、ギターの方がグリュミオーのバイオリンより深みがあります。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/Maria.Esther.Guzman001.MP3
次に、同じくグスマンのアルハンブラ宮殿の思い出(『タレガ賛歌』より)。こちらは、宮殿のモザイク模様の煌(きら)めきを表現したかのような、独特の力強さが特徴です。多分に、タレガの楽譜に忠実な演奏なのだと思います。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/alhambra.MP3
次は、現代リュート奏者の第一人者、ルッツ・キルヒホーフによるバッハの『リュートのための作品集』より、組曲ホ短調BWV996。こちらの解説は、FM放送の朝のバロックで日野直子さんが行っているので、そのままアップします。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/lute01.mp3
今回の最後として、バッハの管弦楽組曲第2番より第2曲ロンドを、フルート独奏ウィルベルト・ハーツェルテット、指揮トン・コープマン、アムステルダム・パロック管弦楽団の演奏でどうぞ。原盤はERATO WPCS-6317、バッハの管弦楽組曲全集です。ハーツェルテットのフルートは、腰が抜けるほどの官能的な音に聞こえます。この盤は図書館で見つけたものですが、コピーしたCDが劣化して、高音質でエンコードしたものがありません。それでも、56Kbp版がハードディスクに残されていたので、それをアップします。なお、これらの演奏は、プラスチック製のパソコン用スピーカーでは表情が出ません。そのうち、手軽な再生装置に関しても書きたいと思います。
リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/rondo.MP3
今回は、バッハが多かったですけど、僕は本質的にモーツァルトファンです。しかし、モーツァルトは良い演奏や良い盤が皆無に近いのです。僕の解釈が指揮者と全く異なるので、聴いていてイライラすることになります。それで、モーツァルトだけは曲を思い出して、頭の中でよい演奏を組み立てて聴いています。自分が指揮者になれたなら、モーツァルトはもっと楽しく、もっと美しく、もっと表情豊かに演奏させるでしょう。これが僕の人生最大の不幸ですね。
エフライム工房 平御幸