平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

機械は生き物

2009-05-06 18:37:11 | Weblog
 インフルエンザに注意をと言っているそばから、自分がインフルエンザにかかりました。豚インフルエンザではなく普通のA型だと思いますが、症状は意外に軽くてもう治りかけています。

 疲れから風邪気味と以前に書いたのですが、気が付くと目が真っ赤でした。結膜炎からものもらいになり、塩水で洗浄していたのですが、鼻ウガイをしていたこともあり、鼻と喉の粘膜を通り過ぎて上気道に移ったようです。普通は鼻粘膜に感染して喉が炎症を起こすのですが、腫れていた目から感染したのでしょうか。目の膿もまぶたの裏ではなく、まぶたの縁と眉間に出るという変なパターンでした。

 それで、熱を出している最中に修理したばかりのカセットデッキが変な音になりました。再生系のアンプが壊れたようです。それで思い出したのですが、今回のインフルエンザは、カセットデッキを修理するために100円ショップに出かけた時に感染したものです。他には人混みに混じっていませんから。

 せっかく修理したカセットデッキですが、どうして壊れてしまったのでしょうか?熱を出しているのに音楽を再生している最中の出来事でした。それで僕はハタと気が付きました。要するに、カセットデッキが身代わりに壊れたことで、僕のインフルエンザが軽くて済んだという事です。これには根拠があります。

 僕が最近手に入れたオーディオ機器で、ヤマハ製はトゥイーターとカセットデッキ共に黒の製品です。黒が余り好きではない僕としては異例です。それで考えてみたら、もう三十年も前の今頃、ヤマハの浜松で父親が亡くなっていたのです。心臓病による突然死です。なるほど、亡くなった父親を思い出すようにとの天の声が黒いヤマハ製だったのです。父親を思い出したので、このようなささやかな奇蹟に遭遇したのです。

 このように、オーディオ機器でも天の声は伝えられてきます。機械が壊れる時、あるいは機械が手元から去る時、人それぞれ、そこに何らかの天意が隠されているのです。そういう意味では機械は生きているのです。オーディオ機器を粗末にする、あるいは機械に嫌われるようになったら、人は地獄への階段を下りているのかもしれませんよ。

 世の中にはソニータイマーという言葉があります。購入して一定期間で壊れてしまう現象です。この原因は、コストダウンのために用いられた基盤直付け(表面実装タイプ)の電解コンデンサーにあります→こちらのサイト。電解コンデンサーは通常は二本足なのですが、基盤の裏からハンダ付けするよりは直付けの方がコストがかからないのです。パソコンのビデオカードは直付けコンデンサーです。ソニーは、この直付けコンデンサーに耐久性が無く、導入された80年代後半の製品から壊れやすくなってしまったのです。ですから、この部品を足付きのコンデンサーに取り替えるだけで直る事が多いようです。

 ソニータイマー以来、ソニーは凋落の一途。でも、80年代半ばまでの製品は今見ても凄い内容です。再生できなくなった中級CDプレーヤーの電源から自作のアンプに配線したら澄んだ見事な音。それは当然でした。オーディオ用の高級コンデンサーがずらり。トランスは弟子のアンプに流用しましたが、電源本体は分解するのがもったいないので保存しています。いつか、役立つ時が来ると思います。機械は生き物である。大事にする人は幸いですね。

     エフライム工房 平御幸
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする