平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

意外に難解なダービー

2009-05-29 22:05:06 | Weblog
 明後日は、「今日はダービー 目出度いな」のダービーデーなので、恒例の予想をしてみます。

 前評判はクラシック第1弾の皐月賞を圧勝したアンライバルドに偏っていますが、そうすんなり行きますかね?まず、ここのところの雨で当日の馬場が重予想です。アンライバルドや皐月賞2着のトライアンフマーチの脚質は、小回りの中山で嵌まる一瞬の脚かもしれません。長い直線の東京コースでは、一瞬の脚よりはジリジリと伸びる持続型のスピードが適しています。もっとも、スローの展開でヨーイドンなら、一昨年のウオッカのようなマイラー(マイル戦を得意とする馬)が繰り出す一瞬の脚が有利ですが。

 このように、レース展開と馬場状態次第では、アンライバルドも差して届かない事は考えられます。そうすると、新潟2才Sの重馬場で豪脚を発揮したセイウンワンダーが台頭します。重なら重い印ですね、と駄洒落をかますとして、雨を経験しているロジユニヴァースとリーチザクラウンも注目です。

 リーチザクラウンは随分前からの僕の本命です。父親のスペシャルウィークがダービーを勝っているように、小回りの中山よりは広い東京向きです。問題はスピードがありすぎて折り合いを欠くことですが、単騎で逃げられたら逃げ切りもあると思います。枠はもう少し内側が欲しかったですかね。僕ならば出遅れさせて、シンガリ追走からをインをまくってマイル戦の競馬にしますけど、おそらく逃げるでしょうね。

 ロジユニヴァースはヨーロッパ向きの脚質で、重も平気だし深い芝も大丈夫です。その代わり、日本の短い芝やスピード優先のコースだと持ち味が死んでしまいます。皐月賞は減りすぎた馬体が大敗の原因ですから、馬体が戻ればチャンスがあります。当日の馬体重に注目です。しかし、父親のネオユニヴァースも三冠がかかった秋には体調を崩していたように、落ち込むと長いという不安はあります。絶好調なら勝って当たり前の能力だと思います。

 穴人気になりそうなアプレザンレーヴですが、大好きな芦毛なので不安もあります。というのも、芦毛のダービー馬は1989年のウイナーズサークルが思い出されます。この年、皐月賞を勝ったのはドクタースパートで、昭和天皇が崩御された年を象徴していました。今年は何も起こっていないので勝つことは難しいのでは。

 同じ芦毛のジョーカプチーノはオーナーが出走に消極的だったので、調教師の熱意が試されますね。父親のマンハッタンカフェは、菊花賞と天皇賞・春を勝ったステイヤーですが、実はスローペースのヨーイドンに強く、本質的にはマイラー系の脚質だと思っています。産駒の傾向も2000mまでですし。スローになれば意外性を発揮するかもしれません。皐月賞2着のトライアンフマーチは、母親が桜花賞馬で2400mには疑問ですが、父親がダービー馬のスペシャルウィークでどこまでカバーできるか。

 こうやってみると、重での予想ですが、初志貫徹してリーチザクラウンから。89年に逃げ切ったアイネスフウジンと同じ12番枠に入ったのも気になるし。へそ曲がりなので、セイウンワンダー、アンライバルド、ロジユニヴァース、アプレザンレーヴ、トライアンフマーチの順。僕は馬券を買いませんから好きなことを言えるのですが、ジョーカプチーノの複勝(三着以内に配当)を握りしめて、直線半ばまで奮闘する姿を見てみたいものです。

 しかし、返す返すもデルフォイが除外されたのは惜しいですね。シックスセンスの弟で、ミケランジェロの壁画で有名な「デルフォイの巫女」のデルフォイ。男馬に付けたからギリシャの神様が懲らしめたのかな?

     エフライム工房 平御幸
コメント
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