孤立の自己責任

　独居老人の孤独死などが社会問題化していますが、僕に言わせれば、その多くは孤立死なのです。孤独とは、神に対して一人で対面する崇高な行為であって、そこには邪魔な存在はいないのです。しかし、孤独と表現される多くの事象は、対人関係が成り行かない障害者の孤立でしかないのです。孤独死はある意味崇高ですが、孤立死は悲惨なだけです。

　孤立する老人は、頑固だとか、人間嫌いだとか、偏った思想の持ち主だとか、道を踏み外したとか、何らかの理由があってそうなっているのです。マスゴミの好きなゴミ屋敷の住人も、「捨てなくてはならない思い出を捨てられない」という障害者なのです。愛する者に捨てられた過去に決別する勇気がないから、自分と同じように捨てられているものを拾ってくるのですから。

　これは実例ですが、ある精神障害のお婆さんがボロアパートに一人で住んでいます。精神障害の原因は、若いときにやくざの男に薬漬けにされ、それで精神病院に収容されたりして孤立を深めたのです。それで、このお婆さんが住むアパートは、創価学会の信者の経営するアパートで、生活保護費を信者に取り上げられて、最低限しか渡されていません。どこかで聞いたことのある、生活保護費のチョロマカシですね。

　このように、生活保護の独居老人は、カルトの資金源として狙われています。生活保護でなくても、訪れる人のない独居状態なら、悪質な看護師や家政婦に狙われます。統一協会や創価学会が独居老人宅を訪問するのは、こういう理由があったのです。新聞勧誘やNHKを含む公共料金の徴収員ですが、カルトに独居老人の個人情報を流していないでしょうね。

　さて、カルトに訪問された独居老人達は、かなりの確率で喜びます。スーパーのレジや図書館などで、係員と話して喜んでいる老人がいますね。商店街の一角で行われている投資セミナーも老人で溢れていますが、それほどまでに老人の孤独（孤立感）は深刻なのです。でも、こういうきっかけから、老人達はカルトにのめり込んで行くのです。

　何も知らないでカルトの偽善行為に協力した場合、その行為がカルトの信者を増やすことになれば問題です。事前に、自分が関わっている存在がカルトと知っていたのであれば、それは大罪となるのです。孤立する老人、あるいは若い人も含めて、彼らに接するには道を外さない目が必要となります。盲が盲を導いても黒い川に落ちるだけです。

　聖書を正しく証する、これから復元されるイエスの東方教会。この権威だけが迷える人の光となるのです。カルトに関わっている者には、その光が見えないのだから、盲と同じなのです。なお、褒めて欲しくて教会の活動をしたがる人は、動機が不純なので正しい教会には受け入れられません。教会活動で賞賛は偽善ですからサタンの落とし穴です。褒められるためでなく、自分を磨くために善意の活動は必要なのです。

　　　　　　エフライム工房　平御幸