平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

契丹とキリスト教と魚

2013-08-05 09:57:28 | 古代史と聖書
 少し前に契丹(きったん)について質問がありました。契丹は4世紀から14世紀に満州から中央アジアを支配した謎の騎馬民族で、ロシアの一部などでは今でも中国の別名としてキタンと呼ばれています。キャセイ航空のキャセイもキタン=契丹です。

 契丹の建国神話は、白馬に乗った神人と、青い牛の牛車に乗った天女が交わって八人の子供を生んだことから始まります。しかし、青い牛は、青ナイルで象徴されるヨセフと、これも己丑の生まれで牛神となったヨセフのコラボでしかありません。青い牛車の天女はヨセフの末裔なのです。

 対して、白い馬は救世主を意味するマーシアハから、馬がメシアの事を指します。従って、白い馬に乗った神人はキリスト教のユダ族と考えられるのです。その証拠に、契丹展に陳列された社形の棺には、ユダ族の象徴である獅子が狛犬として鎮座しています→こちらの右図3をクリック。

 また、契丹とヨセフの関係を示すものとして、クフのピラミッドの女王の間に掘られた七段の龕(がん)はヨセフの予言を表しますが、1996年の『契丹・黄金のマスク展』の図版にも階段状の龕が見つかります。クフのピラミッドの方は、エフライム工房で女王の間の謎解きとして発表済みです。



 このように、契丹という国には、ヨセフの子孫エフライムを中心とした北イスラエルと、ユダ族を中心とした南ユダ王国の合わさった形跡があります。もう少し掘り下げてみます。

 古代史の法隆寺編で書いているのですが、法隆寺の解体修理の時に謎の魚の絵が見つかっています。この魚の絵はシュモクザメに似た頭部を持っているのですが、黄金のマスク展のアクセサリーに同じ物が見つかります。双魚のアクセサリーですが、これが壊れて欠けると、法隆寺の落書きのような不思議な形になるのです。だから、もう片方の鳥の落書きも、契丹のアクセサリーの一部と考えることができます。


謎の魚の絵


左端の竜とされるものは伏羲と女媧だと思う

 僕は法隆寺を原始キリスト教の寺と考えていますが、契丹も原始キリスト教だったとしたら、契丹の魚のアクセサリーと法隆寺の魚の落書きは実にスムーズに繋がるのです。また、双魚自体がキリスト教のシンボルです。双魚で示される魚座の時代に出現したからです。

 ところが、カソリックでシンボルとする魚は双魚ではありません。法皇のかぶる法衣は、異教の神ダゴンの魚の姿をしたものです→こことか→ここ。カソリックは異教の神を積極的に取り込むことで、異教の信者の地を支配してきたのです。マリアの処女懐胎も聖書で預言されているものではなく、もともとは異教徒の価値観です。イザヤ書では乙女としか書かれていません。

 カソリックはダゴンを隠れ蓑にしたのではなく、キリスト教を隠れ蓑にしたダゴンの教会かもしれません。法皇を選出するコンクラーベは「鍵がかかった」の意味ですが。比べるという字そのものが、鍵を2本並べて比較している形なのです。正しい鍵を握る者が選ばれなくてはならない。しかし、クラーベの意味すら理解できないカソリックに、神が鍵を委ねるわけがないのです。天国の鍵は日本にあるのですから。

    エフライム工房 平御幸
コメント (5)
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