平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

新作スピーカー×2

2013-08-08 06:35:30 | スピーカー工作
 新設計のスピーカーを女性読者二人が作りました。ミニミカエルをベースとしていますが、それぞれ別のタイプです。

 新設計と謳(うた)っていますが、どちらかと言うと改作に近いものです。設計意図はバッフル交換にあります。使用予定のユニットが生産中止になったり、あるいは円高で高価になってしまったり、それでユニットを交換して使えるように設計変更したものです。とは言っても、ベースのミニミカエルの幅を広くしただけではダメで、市販ユニットの外寸などを考慮して、板取はギリギリになっています。

 まず、ミニミカエルの高さを300mmから450mmに変更したものですが、音道を構成する板は300mm高のミニミカエルと同じ、450mm×910mmから取っています。側板は300mm×910mm板から、450mm×910mmに変更していますが、コストアップはこの板の面積が増えただけになっています。ミニミカエルは余りが結構出ていたからです。今回は、ソニーのアクティヴスピーカーA50のユニットを使いましたが、上級機のA60のユニットならケルビムジュニアと同じユニットになります。A60のユニットはバイオセルロースマイカが全面に使われていますが、A50の方はセンターキャップだけです。


ホーンの折り返しが2回増えているが奥行きはミニミカエルと同じ


ユニットのパッキンにコルクをカットして用いる


一番大きなミカエルの前にある高さが半分のものが今回の新作ミニミカエル改

 このユニットは、アダム・カドモンに使ってみてイマイチだったので、今回は新設計の人柱用に使ってもらいました。A60はワンセット確保してあるので、バラせばユニットは取り出すことができます。ただ、A60のユニットはケルビムジュニアかアダム・カドモンに使いたいのが本音です。オークションで安く出ていればいいのですが、無理ならドイツのユニットでも大丈夫です。

 次に、ミニミカエルの幅を広くしてバッフル交換式に変更したものですが、こちらはラファエルの板取で余りが出るので、それを側板用に確保していたものを流用しました。音道は9mm厚で、側板だけが12mm厚なので、見た目が随分とどっしりして、試みのミカエルのお父さんのように感じるとか。こちらは音道がミニミカエルと変わらないので、音も大差はないと思います。


ミニミカエルワイド ユニットは台湾のタンバン
バッフルの幅が80mm。長さが134mmと大きすぎたので110mmに変更予定
 


ミニミカエルワイドの音道

 製作例のない新作を、女性読者が人柱として作るまでに腕を上げました。一つ作るとまた作りたくなる。それも難度の高いものを目指して。男性もうかうかしていられなくなりましたね。ただ、スピーカーに付けていた天使の名前が飽和して、何とか改とか分けがわからなくなってきたので、苦肉の策として、新作は預言者シリーズに改名しようかと考えています。

    エフライム工房 平御幸
コメント (2)
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