平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

人柱の救済~その2.弁財天とアセナテ

2009-10-08 15:47:16 | Weblog
 昨日の続きですが、台風18号の進路を確認してゾッとしましたね。台風の中心は何と、わざわざ二見浦の方へ急ハンドルを切り、伊良湖岬をかすめて蒲郡の竹島のほぼ真上を通過し、建設中止で問題になっている八ツ場(やんば)ダム近くを通り、そして小夜姫が人身御供として赴(おもむ)いた福島県の安達郡を通過しています↓。僕は龍神を召喚してしまったのでしょうか。

 気象庁台風情報14時の画像より

 グーグルアースで作成

 さて、日本各地に残る弁財天と人柱の関係。ここには、人柱の多くが若い女性という理由では片付けられない謎が隠されています。

 古代史の方で書いているのですが、エジプト宰相ヨセフはエジプトを7年の飢饉から救いました。この時に片腕となったのは、奥さんとなったオン(ヘリオポリス)の祭司ポテペラの娘アセナテです。この二人がシマ(テーベの事)とオンというナイルの両岸に住んだので、牛神アメンのモデルとなったヨセフと女神イシスのモデルとなったアセナテが、牽牛と織女として天の川に投影されました。アセナテが住んだのはオン(音)だから、織の字に音が入るのです。

 二人は仲が良かったので、アセナテの名前から伊勢、ヨセフの住んだテーベ(当時はノ=野と呼ばれた)の別名シマから、伊勢・志摩がセットになります。同じく、伊予(伊豫)も二人の頭文字を合わせたものなので、古くから二名島と呼ばれ、また愛媛(愛する姫)となったのです。書いている方が赤面する、図々しいほどの仲の良さですね。

 しかし、古事記の神話に投影されたヨセフ(ホホデミ)は長生きしても、妻のアセナテ(豊玉姫)は早死にしています。アセナテはなぜ早死にしたのでしょうか?その謎を解く鍵が、背の高いアセナテをモデルにした、背が高くて首を切られた浅井姫命こと弁財天なのです。

 弁財天は本地垂迹で同格とされた仏教の神ですが、元々は市杵島姫神社の市杵島姫(いちきしまひめ)が日本の神です。ここから都久夫須麻神社や厳島神社に変化しますが、シマ(テーベ)の神であることは変わらないのです。僕は仏教も北イスラエルの教えだと考えていますから、北イスラエルの祖先であるヨセフの妻アセナテが弁財天になったのは自然だと思います。そして、弁財天が人柱と関係するのは、弁財天のモデルであるアセナテが、ナイル川の氾濫を抑えるために柱になったからだと推理するのが自然なのです。

 もっとも、神を柱として数えた古代イスラエルの習慣で柱と言っても、それが人柱のように犠牲という形には直結しません。しかし、アセナテが柱として神になったとき、少なくとも若くして亡くなったことは想像に難くありません。アセナテは、エジプトを救ったヨセフの妻だからイシス女神として祭られたのではなく、アセナテ自身に神となる働きがあり、それが命を縮める結果となったのではないでしょうか。

 ヨセフが住んだテーベは上ナイルで、上ナイルを一字で表したのがエジプト語で「大地を貫く(アカ)・水(ヌ)」が縮まった「中(ナカ=ヌ・アカ)」なのです。亡くなった中川氏は、ヨセフの長男マナセ(上ナイルで象徴された)の子孫だったのです。中川氏を悼む涙の台風が直撃する日本で、過去に人柱として犠牲になった女性の鎮魂を僕は託されたのです。それが、僕が竹島を訪れた理由なのだとしたら、蛇年生まれの僕は蛇神(イエスの化身も蛇)の代理となって、儀式を執り行わなくてはならないでしょう。弁財天に通う龍神の本質が明らかになったようですね。

 弁財天の地に住む化身の女性が御座を移す(結婚して他所に行く)と、泉鏡花の『夜叉ヶ池』のように天変地異が引き起こされるかもしれませんね。龍神が弁財天のところに通うのは、このように掟(おきて)があったからです。この掟ゆえに、竹島の弁天様は縁結びの神なのに、逆神として分かれることになるカップルが多いのです。弁天様は妬みの神様でもあるのですね。この因縁も、僕が鎮魂することで解決できるのでしょうか。

 なお、前に伊良湖の歌を紹介しましたが、『万葉集』の伊良湖には次のような歌もあります。

 打麻を麻績王白水郎なれや伊良虞の島の珠藻刈ります (詠み人知らず)
 うちそを おみのおおきみあまなれや いらごのしまのたまもかります

 麻績王は「オミのおおきみ」と読みますが、オミは近江ではないかという説があります。近江とは滋賀県のことで大津京のあったところ。今回の旅の後半は、近江と竹生島と弁天様に導かれた旅でしたね。

     エフライム工房 平御幸
コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人柱の救済~その1.弁財天... | トップ | 破られた夫婦岩の封印 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰いたしております (タキシード仮面)
2009-10-09 07:26:53
政権交代のショックもあって、なかなか投稿する元気が出ませんでした。中川元財務相の一件は、そんな私にとってさらに大きなショックでした。この国は一体どうなってしまうのだろうか、と何度も自問する毎日が続いています。

早くも、色々と矛盾が出始めた民主党政権ですが、最近の相次ぐ天変地異は、そんな日本や世界に対する天からの浄化作用のような気がします。

天変地異といえば、アメリカには人工的に自然災害を起こす施設があるとも聞いていますが、本当にそんな事が可能なのでしょうか。
返信する
タキシード仮面 (平御幸)
2009-10-09 13:03:37
タキシード仮面さんおはようございます。

人工地震に関しては、交流送信の父であるニコラ・テスラが、戦前にテスラコイルを用いて実験に成功しています。アメリカはこれを略奪したと考えられています。テスラはエジソンと同年代の天才科学者で、マッド科学者の祖として様々なキャラクターのモデルになっています。

アメリカについて、気象関係では台風やハリケーンを発生させられる段階にあるのでは。ただし、コントロールができるかは分かりません。

台風18号で二見浦の夫婦岩の綱が切れたということは、何かしらの封印が解かれたことを意味します。台風の進路が東に逸れたように見えますが、実際には暴風域は岩手や北海道を直撃です。小沢と鳩山は首を洗って待っていろと言いたいですね。
返信する
Unknown (saho25)
2009-10-09 15:14:20
平様、こんにちは。

先日の台風18号で二見浦の夫婦岩の綱が切れたとのニュースをみて驚きました。

9月5日に綱を締めなおしたばかりの綱がきれたとは尋常ではありませんね。

まるで龍神がかけぬけたかのような暴風雨。
一部では竜巻も生じて、被害にあわれた方々が心配です。

これからどのような幕引きが生じるのか?

ファースト・レディには、雑誌「ムー」からのオファー?があるようで、どうでもいいですね^^;

返信する
saho25さんへ (平御幸)
2009-10-09 15:28:08
saho25さんこんにちは。

『ムー』ですか?笑ってしまいますね。僕のことを一番畏れている雑誌ですから。さすがはカルトの女帝です。

夫婦岩の綱が03年に切れたのは、僕が前回に伊勢に行った年でした。あれ以来、僕は古代史の第2段階(2章以降)に急き立てられたのです。どうも、綱が切れる事と、僕が封印を解く事がつながっているようです。

僕が龍神の封印を解いたのだとしたら、天と地で恐ろしいことが起こるかもしれません。何が起こっても大丈夫なように、覚悟というか心構えが必要です。
返信する
Unknown (saho25)
2009-10-09 15:49:02
平様、早速のコメントをありがとうございます。

「ムー」の件は誤りがりました。内容は以下の通りでした。


『幸夫人効果で「ムー」に海外から取材殺到 (スポーツ報知)』 

学研のスピリチュアル系月刊誌「ムー」が、9日発売の11月号で創刊30周年を迎える。鳩山首相夫人の幸さんが連載を持っていたことでも知られる同誌には、一連の「幸さん語録」について取材や問い合わせが殺到しているという。

三上丈晴編集長(41)は「幸さんのおかげで、LAタイムズなど海外のメディアからも取材があり、『ムー』が有名になりました。エジプトでは何を勘違いしたのか、幸さんが弊誌のレギュラーコラムライターとして活躍していると間違った形で伝えられたそうです」と語った。

「ムー」の30周年記念特大号(特別定価790円)には、ピラミッドの地下洞窟(どうくつ)発見の「スクープ」や「超常現象30年史」など鳩山夫妻好みの記事が満載。また特別付録として「ホルスの目」タブレット(プラスチック製のカード)が、もれなく付いている。「ホルスの目」とは古代エジプト最強護符であり、首相の祖父である一郎氏も、メンバーだった秘密結社「フリーメーソン」のシンボルの元になったとされる。

「ムー」は首相宅に定期配送されており、30周年記念号もさっそく届けられた。なお「ホルスの目」には「邪視を防ぐ」効果があるという。


邪視を防ぐ?

あぁそうか!
民主党の裏マニフェストがしっかり見えるように邪視を防ぎたいと思います。

続投すいません!
返信する
神的だった台風18号 (かがやき)
2009-10-15 00:20:38
平御幸先生へ、今晩は。

久しぶりの投稿になります。この台風のことですが、その日勤務先で、正午近くなって台風が近づいているはずなのに、段々穏やかになって雨が止み、やがて青空が見え、更に太陽の光まで雲の切れ間から射してきました。
誰もが台風前の静けさかと、そう思って不思議な天候を見守っていました。
そして、何事もなかったかのように、やや強い風を残してその日は暮れました。
そうです、台風はほぼ頭上を通過していったのです。
朝から何故か神的なものを感じていましたが、まさか真上を通過していくとは思ってもみませんでした。気象庁のその予定針路はずっと西側を示していましたから。
出勤する時間は、いつも雨風が穏やかになるのですが、その日もそうでした。
日本を霊的に清めた台風は、何を齎したのでしょうか?
少なくともこれまで2度、天災(生後3ヵ月)と交通事故で、一つ間違えれば死も有り得る奇跡的無傷の体験をしたことを考えると、いかされている人生であり、いつまでもその御手の中にいられるよう神への純粋な気持ちを持ち続けたい。
返信する
かがやきさんへ (平御幸)
2009-10-15 02:21:02
かがやきさん今晩は。

不思議な台風でしたね。弟子も伊勢なのに被害がなしです。内宮では木が倒れたというのに、報告では言葉通りの何処吹く風みたいでした。

聖書で言う末日をリアルタイムで生きている人たちは、この世での役割が意外に大きいのだと思います。神に生かされている自覚も、祝福されている証拠ではないでしょうか。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事