集団の中のアリは2割は働くなる。匿名感が手抜きを生む!!<長宗我部元親のエピソードから>
アリの社会において、2割に働かないアリがいるというが、その働かないアリだけにすると働くアリが現れ、また、その働くアリだけにすると必ずその中から、働かないアリがでるという。
これは、アリに聞いてみないと本当のところは分からないだろうが、ヒトの組織においても、私が働かないからといって、誰かがやってくれるだろうとの意思が働くので、同じようなことが起きると言われている。
渋谷昌三氏は、「仕事に役立つ心理学」(三笠書房) の中で、「大勢の中の一人」という気持ちが手抜きを生むとして、次のように述べている。
四国を制覇した長宗我部元親は、日頃から、家臣の仕事と労苦に敬意を払う旨を信条としていた。
軍勢が出陣するとき、元親は出征する兵士一人ひとりに、「武者ぶりお見事」「あっぱれなる働きのほど念じ申す」などと、言葉をかけ続けた。最後の一人が通り過ぎるまで、立ち通して、ねぎらったそうだ。
大勢で一つの仕事をするときには、「自分だけ、頑張る必要はない」(社会的手抜き現象と呼ぶ)と考える人が多くなり、責任の分散が生じてしまう。
大軍勢の中の一人として出征する兵士には、「自分は大勢の中の一人にすぎないのだから」との匿名感がある。匿名感には、社会的手抜きを生み、責任の分散を促す働きがある。
一人ひとりに「君の働きに期待している」と語りかける元親の言動は、兵士たちから匿名感を払しょくする効果があったはずだ。
「自分は元親から期待されている」と実感した兵士は、「元親にために」戦場で手抜きすることなく、力いっぱい働いたに違いない。
上司であっても、「自分は大組織のなかの一人にすぎない」と思うと、社会的手抜きが生まれる。「部下にとって、あるいは、会社にとって必要な上司なんだ」という実感が社会的手抜きを抑える。
そのためには、日頃から、部下への「言葉かけ」を行い、まず部下の匿名感を払しょくして、上司・部下の個人的な関係を築いておく必要がある。「この上司のために・・・」という部下の気持ちが感じ取れたら、社会的手抜きはできなくなるはずだ。
このように、一人ひとりの重要性が感じられれば、部下は十分に働く必要性を見出すはずである。
アリの社会において、2割に働かないアリがいるというが、その働かないアリだけにすると働くアリが現れ、また、その働くアリだけにすると必ずその中から、働かないアリがでるという。
これは、アリに聞いてみないと本当のところは分からないだろうが、ヒトの組織においても、私が働かないからといって、誰かがやってくれるだろうとの意思が働くので、同じようなことが起きると言われている。
渋谷昌三氏は、「仕事に役立つ心理学」(三笠書房) の中で、「大勢の中の一人」という気持ちが手抜きを生むとして、次のように述べている。
四国を制覇した長宗我部元親は、日頃から、家臣の仕事と労苦に敬意を払う旨を信条としていた。
軍勢が出陣するとき、元親は出征する兵士一人ひとりに、「武者ぶりお見事」「あっぱれなる働きのほど念じ申す」などと、言葉をかけ続けた。最後の一人が通り過ぎるまで、立ち通して、ねぎらったそうだ。
大勢で一つの仕事をするときには、「自分だけ、頑張る必要はない」(社会的手抜き現象と呼ぶ)と考える人が多くなり、責任の分散が生じてしまう。
大軍勢の中の一人として出征する兵士には、「自分は大勢の中の一人にすぎないのだから」との匿名感がある。匿名感には、社会的手抜きを生み、責任の分散を促す働きがある。
一人ひとりに「君の働きに期待している」と語りかける元親の言動は、兵士たちから匿名感を払しょくする効果があったはずだ。
「自分は元親から期待されている」と実感した兵士は、「元親にために」戦場で手抜きすることなく、力いっぱい働いたに違いない。
上司であっても、「自分は大組織のなかの一人にすぎない」と思うと、社会的手抜きが生まれる。「部下にとって、あるいは、会社にとって必要な上司なんだ」という実感が社会的手抜きを抑える。
そのためには、日頃から、部下への「言葉かけ」を行い、まず部下の匿名感を払しょくして、上司・部下の個人的な関係を築いておく必要がある。「この上司のために・・・」という部下の気持ちが感じ取れたら、社会的手抜きはできなくなるはずだ。
このように、一人ひとりの重要性が感じられれば、部下は十分に働く必要性を見出すはずである。
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