元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

朝ドラ「舞い上がれ」=「ちむどんどん」「楽しい」「好きなだけ」⇒どうせ「体験する」ならわくわくすることを!!

2022-10-29 09:52:00 | 第2の人生・老後・趣味と勉強
 女性で初の大西洋横断飛行に成功したパイロット・アメリア・イヤハートの伝記を読んでパイロットを決断<由良冬子>

 NHK朝ドラの「ちむどんどん」は評価は別にして、少なくとも作者の意図するところは、見ている人をテーマのように「ココロがわくわくする」ようにしたいと思って作った作品だったに違いない。今回の朝ドラ「舞いあがれ」は、「舞いあがれ」のテーマように、まさに心がワクワクする物語のようだ。その内容については、主人公は親父譲りの空にあこがれ飛行機が好きな女子・舞。引っ込み思案ですぐ熱をだすような女の子だったが、五島のおばあちゃんの下で鍛えられて、自発的な子になっていく。地元の浪花大学に入り人力飛行機のクラブに入部したが、そこには人力飛行機のパイロットを目指す2回生の由良冬子がいた。彼女は人力のべダルをこぐため激しいトレーニングと食事制限を欠かさない。

 舞は冬子にトレーニングの合間に話しかけた。冬子は小学時代から男の子に負けず野球に打ち込みピッチャー4番だったが、中学になると男子に体力負けするようになりかなり落ち込み挫折。そんな時に、女性で初の大西洋横断飛行に成功したパイロット・アメリア・イヤハートの伝記を読み、女性でもこんなことができるんだという勇気をもらったという。そして「私もパイロットになろ。ほんで誰よりもでっかい飛行機、飛ばしたろ。そない思た」 そして、人力飛行機のパイロットは「夢の第一歩や」という。

 冬子は舞に「なんでここにいるんや」と聞く。まだそんな大きな志のなかった舞は「ただ飛行機が好きなだけ」ですと答え、「周りに飛行機の話ができる友達がいなかったので、今は人力飛行機を作りながら飛行機のことを話すのが楽しい」という。
 返す冬子のことば「それでいいんと違う。」といい、例のイヤハートは「なんで飛行機に乗るのか」と尋ねられると「ただ楽しいから」と答えたというのだ。

 そんな安易な人生をと思う、また、なんのこともない人生をと思ってしまう言葉のように感じるかもしれないが、人生のおいて、好きなことや楽しいことをやることは、すごいことだと思う。人生において、そうはいかないよと感じている人が多いのではないだろうか。なんとなく、つらく悲しい人生の方が人生を送ったといえるという考え方もあるかもしれない。     
 人生で「ちむどんどん」するようなことができることは、実際はやりたくてもできないという様々な意味で、ハードルが高く障害物が多いものであるように思う。

 ちょっとスピチュアルの世界地味出てくるが、この世に生きる意味は「体験する」ことにあるという。魂の故郷に帰ると、その「体験」ができないので、何度もこの世に生まれてくるのだという。当然体験することには、楽しいことだけではなく、辛い、悲しいこともある。しかし、せっかく生まれてきたのだから、自分の力でできるのなら、できるだけその自分の人生を楽しくできる方向に向けていきたいのである。そう出来ない人生もあるだろうが、自分のできる範囲で、好きな・楽しい人生を送りたい。人生の岐路に立ってどうしようか迷ったときに、楽しいと思える人生を選ぶというのも理に合った考え方だと思う。

 余談になるが、日曜劇場の「アトムの童」<*注*>(「ジョン・ドゥ」名義の2人のゲームクリエーターが、倒産寸前だったアトムという「おもちゃメーカー」を立て直す物語)にも、私は「ちむどんどん」して、はまってしまっている。若いころは、「こわおもて」や暴力的なシーンでもよく見ていたが、だんだんエスカレートするようで、最近は辟易してそれも見なくなった。朝ドラや日曜劇場で一日の始まりや一週間の始まりに、「心が躍る」ようなストーリーで人生を楽しく過ごすのもいい。

<*注*> 日曜劇場「アトムの童子」 日曜劇場ファンの中でも、我々年寄り組は、ゲームクリエーターの物語と聞いて、自分とは遠い世界の事だとだと思い、見るのをためらった方もいると考える。しかし、真摯に自分の人生に向き合いながら、ゲームクリエイターとして頑張っていく姿は、見る者に感動や元気をもらえる。まさに「ちむどんどん」する物語である。


 







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