松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

楽生窯訪問 01

2007-06-05 19:06:16 | 復活奮闘日記
今日は楽生窯の紹介です。手ひねり河童像や破れ花瓶で地元では
とても有名な陶芸作家の佐藤節太さんの楽生窯に行ってきました。

以前は耳納山の、山苞の道沿いに窯を持っておられた佐藤さんですが、
現在、より静かな環境を求めて秋月に移られました。
「前は毎日なにかしら多くの人が集まってきて、
それは賑やかで楽しくはあったけど、
自分の作品を造る時間がなくなっていった。」と振り返ります。
今は、山の恵みをいっぱいに受けられる秋月の山の中で、
自由を満喫し伸び伸びと作品を造られている様子です。

食器としての陶芸バブルが終わった今、
お皿や茶碗などはさっぱり売れないそうです。
「必要ないんだよ。家庭の食器棚は陶器であふれているし、
それに食傷気味になってるんじゃないかな。」

佐藤さんが今もっとも夢中なのが、画像の通り「明かり」です。
陶器に美しい文様の穴を開けて光を入れると、
ため息がでるほど美しいスクリーンの出来上がりです。ステキですね。

光はスクリーンに鮮やかに映し出す強さのものから
ほんのりと浮かび上がる弱さのものまで、
さまざまに調節できる電球を使えば、夜の明かりとりには最高の演出です。
実は値段も手頃で、新築祝いに買って行かれる方が多いとか。

楽生窯HPはこちらです。

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