今日は佐賀県みやき町(旧・中原町)の「中原の豊かな自然を守る会」による櫨蝋絞りを見学に行きました。
中原駅からふと見ると大きな煙突があります。一番に思ったのは「醤油屋さん?」。違います。
石橋家という地元の大きな櫨蝋屋さんのものです。中原駅のホームからも見えるレンガ造りの煙突は、今では使われていませんが、地元の人々にとって故郷のシンボルのような存在です。
昔、櫨蝋産業が盛んだったこの町で、同会の皆さんが独自の櫨蝋作りを始めたのは一年ほど前のことだそうです。既に当時の機械はほとんどが古くなったり失われているので、代替できる現在の機械を応用して自家製の櫨蝋絞り器を作ったのだそうです。
23日夜に行われる綾部神社の祭りでは、この櫨ろうそくを竹灯籠にして初めて灯すとのことで、皆さんも張り切って作業に打ち込んでいました。
同会の皆さんは仲が良くて、それぞれ楽しく分担の作業をしていました。
こちらは櫨の実から小枝を取る作業
実を粉砕して粉にしていく作業
薪をくべて蒸気を送っています。
蒸気で蒸した実の粉を、ジャッキを利用した自家製圧搾機に入れます。
出ました!お馴染みの生蝋が出てきました。
生蝋を型に流し込んでいます。
空き缶を利用したカップ型櫨ろうそくができました。
私はこの芯に注目しました。石橋家に残っていた古い和ろうそく用の芯だそうで、いつの時代のものなんでしょうね?真綿の回りに一本だけ巻かれた灯芯草の髄。モノが足りなかった戦時中から戦後にかけての時代なんでしょうか。時代を反映した歴史的貴重な「芯」として博物館とかに展示してほしい代物です。
今日はNHK佐賀さんも取材の打ち合わせに来られていました。竹灯籠の様子が10月8日朝7時台のニュースで放送される予定とのことです。ぜひ見なくっちゃ!
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昔、櫨蝋産業が盛んだったこの町で、同会の皆さんが独自の櫨蝋作りを始めたのは一年ほど前のことだそうです。既に当時の機械はほとんどが古くなったり失われているので、代替できる現在の機械を応用して自家製の櫨蝋絞り器を作ったのだそうです。
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実を粉砕して粉にしていく作業
薪をくべて蒸気を送っています。
蒸気で蒸した実の粉を、ジャッキを利用した自家製圧搾機に入れます。
出ました!お馴染みの生蝋が出てきました。
生蝋を型に流し込んでいます。
空き缶を利用したカップ型櫨ろうそくができました。
私はこの芯に注目しました。石橋家に残っていた古い和ろうそく用の芯だそうで、いつの時代のものなんでしょうね?真綿の回りに一本だけ巻かれた灯芯草の髄。モノが足りなかった戦時中から戦後にかけての時代なんでしょうか。時代を反映した歴史的貴重な「芯」として博物館とかに展示してほしい代物です。
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