松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

久留米の風景

2009-12-15 23:39:15 | 復活奮闘日記
画像は久留米市役所から見た風景。民家とビルとちょっとした木々。市街地とはいえ遠くまで良く見渡せる眺めです。

平べったい筑後平野の中に一つだけ高くそびえる市役所を、いつも下から見上げてばかりですが、たまたま用事があって窓から見る機会があったのでした。

下からでは見えないけれど、上に行くと見えてくるものがあります。

久留米を見渡すことで、自分が住んでる久留米という地域を新たな目で見直す……といっても、私の住んでるとこは市役所から遥かに遠い端っこの田主丸なんですけどね。

久留米では2011年の九州新幹線久留米駅開通に向けていろんな動きがあります。

それでふと久留米の魅力を考えてるうちに、久留米に残る伝統工芸は何だろう?と思いついて調べてみました。

福岡県の中で、国指定を受けた伝統工芸品といえば久留米絣。

福岡県知事指定特産工芸品・民芸品の35品目の中で、久留米が関係するのは籃胎漆器、鍋島緞通、筑後和傘、城島鬼瓦、久留米おきあげの5つ。

国や県の指定を受けていても、既に製造中止に追い込まれたものもあります。地域の伝統工芸は、素材も技も人も、一度失ってしまったら復活するのは難しいものです。

細々と食いつないでいる地元の伝統産業が、もう一度活気を取り戻すには?

久留米市の風景を見渡しているうちに、そんな事を考えてしまいました。

はっ。ひょっとしてこういう事を久留米市の公務員に考えさせるために市役所を高くそびえさせたのでは?

いや、まさかね。

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