縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

家主はつらいよ 確定申告編

2015-02-16 00:41:24 | お金の話
 訳あって家を貸している。そのため、僕はサラリーマンだが、給与以外の所得ありということで確定申告をしないといけない。そう、追加で税金を払うのである。不動産屋さんに聞いたところ、転勤等でその間自宅を貸している人の中には確定申告をしない人もいるらしい。が、僕の父親は公務員であり、言ってみれば僕は税金のおかげで大きくなった。そんな僕が脱税するわけにはいかない。しっかり確定申告をやらねば。
 家を貸し始めたのは一昨年の終わり。昨年の確定申告にはほとんど影響がなかった。しかし、今年は違う。賃料が一年フルに入り、それなりの収入になっている。マンションの管理費や減価償却などの経費もあるが、6割強が利益として残った。仮にその2割が税金としても結構な額になる。

 税務署はしっかりしている。1月に確定申告の手引きと住所・氏名の入った申告書が届いた。お得意様(?)は逃がさないということか。もっとも今回は国税庁のホームページで申告書を作ったのでそれは使わなかったが。
 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」は大変便利だった。作業手順がわかるし、税額は計算してくれるし、そもそも手書きでないのが有難い。その上今回のデータを保存できるので、来年はもっと楽になる。不動産所得の収支内訳書はほぼそのまま使え、ものの30分もあれば申告書一式を作れるのではないだろうか。
 去年は勝手がわからないことに加え、不動産所得のほか株式や投資信託の譲渡所得もあり、申告書の作成にえらく時間が掛かった。おまけに不慣れゆえ書き間違えも多く、申告書は修正だらけ。半日掛けてこの出来かと思うと情けなかった。去年「確定申告書等作成コーナー」の存在に気が付かなかったことが本当に悔やまれる。

 申告書の作成はスムーズだったが、最後に一つ落とし穴が。
 源泉徴収票から給与所得の数字を入力し、不動産所得の収支内訳を別途計算し、それを合算。すると税額が自動計算される。
 えっ、なんだ、この数字。
 出てきた税金の額がまったく想定外、予想の5割増しの金額だった。おかしい、システムが壊れているに違いない。一応税率を見てみよう。確認したところ、なんと税率は33%だった。税率は所得金額に応じて段階的に上がる。不動産所得の部分の税率は僕が想定した20%ではなく33%だったのである。さらに復興特別所得税が税額の2.1%付く。自分の税金に対する無知、無関心を深く反省したものの、時すでに遅し。この金額をなんとか工面しないといけない。賃料は住宅ローンの返済に充てており、手元には残っていない・・・。

 よし、これからは節税対策を考えよう。もっとも、まじめに税金を払ってる自分へのご褒美に寿司(勿論、廻ってないやつ)を食べましたと言っても経費として認めてはくれないだろう。せいぜい「ふるさと納税」くらいだろうか。ダメだ。そんな先のことを言ってる場合ではない。まずは目先の税金をどうするかが問題だ。そして、僕の倹約生活が始まる。ああ、家主、それもしがないプチ大家はつらいよ。