シンガポールでB級グルメ!(2009.1.5) を書いてから、構想7年、現地調査5回、満を持して(?)続編を書くことにした。
僕は、シンガポールではホテルで朝食を食べない。外食文化の盛んなシンガポール、朝からやっている、安くておいしい店がたくさんあるからだ。我が家の朝の定番は、バクテー(肉骨茶)とプロウン・ミー(蝦麺)。
以前紹介したバクテー、中国醤油と漢方ハーブで豚のリブ肉を煮込んだものは、マレーシア式のバクテーだった。後で知ったが、シンガポールで主流の味は白コショウとニンニク。白っぽいスパイシーなスープで豚のリブ肉を煮込んだものである。ご飯や揚げパンをスープに浸して食べるともう立派な朝ごはん。スープはいくらでも継ぎ足してくれるし、結構お腹いっぱいになる。『黄亜細肉骨茶餐室』や『発起人肉骨茶餐館』が有名だが、バクテーはどこで食べても大概旨い。
プロウン・ミーのお気に入りは『ジャラン・サルタン・プロウン・ミー』。たっぷりのエビ(ブラックタイガーの尾頭付き)を使った濃厚なスープがたまらない。プロウン・ミーはスープ麺で食べるのが普通のようだが、ここでは麺をドライで食べ、スープは別にもらう人がほとんど。ここのスープを麺やモヤシで汚してはもったいないと、僕もそれに倣っている。
実は、シンガポールに行った回数より、この店に行った回数の方が多い。つまり、一度の滞在で2回食べに行ったことがある。場所はMRT東西線カラン駅のすぐそば。僕はこの店に通いやすいようにと ez-link card(日本でいうSuica)まで買っている。気合の入り方がお分かり頂けるだろう。
そして、お昼。お昼はやっぱりチキンライス。前回も書いたが、ケチャップライスではなく、鶏をゆでて、その汁でご飯を炊いたものである。このライスが本当に旨い。ゆでた鶏はチリソースや生姜ソースで食べるが、勿論、鶏も旨い。
チキンライスは、鶏のゆで方というか冷まし方で海南式と広東式に分かれる。海南式はゆでた鶏をそのまま吊るして冷ます。一方の広東式はゆでた鶏を冷水で一気に冷やす。広東式の方が上品な感じ、鶏肉がつるんとした舌触りである。前者の代表がマックスウェル・フードセンターの『天天海南鶏飯』で、後者が『文東記』。好みの問題だが、僕は『天天』の方が好きだ。値段も『天天』の方がずっと安い。
まだまだフライド・ホッケン・ミー、ラクサ、キャロット・ケーキなど、安くておいしいローカルフードがたくさんある。ホーカーズ(注:シンガポール流フードコート)で自分の好きな料理を見つけ出すのも、シンガポールでB級グルメを味わう一つの醍醐味といえよう。
ところで、B級グルメの定義といえば、安くて、庶民的でありながら、おいしい料理。前回ブログを書いた2009年の初め、シンガポールの食事は確かに安かった。が、今はあまりお得感を感じない。いや、かえって日本より高いかもしれない。
シンガポールは、デフレの日本とは違い、景気が良いので物価が上がっている。しかし、それ以上に円安が大きい。60円台前半だった1シンガポール・ドルが、今では80円台半ば。円ベースの価格を考えると、為替だけで 4割近く上がった計算になる。もはや日本の庶民がB級グルメと呼ぶにはちょっと無理が。う~ん、この続編、構想7年のわりに企画倒れか・・・。
僕は、シンガポールではホテルで朝食を食べない。外食文化の盛んなシンガポール、朝からやっている、安くておいしい店がたくさんあるからだ。我が家の朝の定番は、バクテー(肉骨茶)とプロウン・ミー(蝦麺)。
以前紹介したバクテー、中国醤油と漢方ハーブで豚のリブ肉を煮込んだものは、マレーシア式のバクテーだった。後で知ったが、シンガポールで主流の味は白コショウとニンニク。白っぽいスパイシーなスープで豚のリブ肉を煮込んだものである。ご飯や揚げパンをスープに浸して食べるともう立派な朝ごはん。スープはいくらでも継ぎ足してくれるし、結構お腹いっぱいになる。『黄亜細肉骨茶餐室』や『発起人肉骨茶餐館』が有名だが、バクテーはどこで食べても大概旨い。
プロウン・ミーのお気に入りは『ジャラン・サルタン・プロウン・ミー』。たっぷりのエビ(ブラックタイガーの尾頭付き)を使った濃厚なスープがたまらない。プロウン・ミーはスープ麺で食べるのが普通のようだが、ここでは麺をドライで食べ、スープは別にもらう人がほとんど。ここのスープを麺やモヤシで汚してはもったいないと、僕もそれに倣っている。
実は、シンガポールに行った回数より、この店に行った回数の方が多い。つまり、一度の滞在で2回食べに行ったことがある。場所はMRT東西線カラン駅のすぐそば。僕はこの店に通いやすいようにと ez-link card(日本でいうSuica)まで買っている。気合の入り方がお分かり頂けるだろう。
そして、お昼。お昼はやっぱりチキンライス。前回も書いたが、ケチャップライスではなく、鶏をゆでて、その汁でご飯を炊いたものである。このライスが本当に旨い。ゆでた鶏はチリソースや生姜ソースで食べるが、勿論、鶏も旨い。
チキンライスは、鶏のゆで方というか冷まし方で海南式と広東式に分かれる。海南式はゆでた鶏をそのまま吊るして冷ます。一方の広東式はゆでた鶏を冷水で一気に冷やす。広東式の方が上品な感じ、鶏肉がつるんとした舌触りである。前者の代表がマックスウェル・フードセンターの『天天海南鶏飯』で、後者が『文東記』。好みの問題だが、僕は『天天』の方が好きだ。値段も『天天』の方がずっと安い。
まだまだフライド・ホッケン・ミー、ラクサ、キャロット・ケーキなど、安くておいしいローカルフードがたくさんある。ホーカーズ(注:シンガポール流フードコート)で自分の好きな料理を見つけ出すのも、シンガポールでB級グルメを味わう一つの醍醐味といえよう。
ところで、B級グルメの定義といえば、安くて、庶民的でありながら、おいしい料理。前回ブログを書いた2009年の初め、シンガポールの食事は確かに安かった。が、今はあまりお得感を感じない。いや、かえって日本より高いかもしれない。
シンガポールは、デフレの日本とは違い、景気が良いので物価が上がっている。しかし、それ以上に円安が大きい。60円台前半だった1シンガポール・ドルが、今では80円台半ば。円ベースの価格を考えると、為替だけで 4割近く上がった計算になる。もはや日本の庶民がB級グルメと呼ぶにはちょっと無理が。う~ん、この続編、構想7年のわりに企画倒れか・・・。