25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

理想の社会とは

2017年04月11日 | 社会・経済・政治

 政権というのはコロコロと替わった方がよいように思える。長期、一強の政権下ではコネ、忖度がまかり通るようになる。

 僕が思う理想の社会を述べてみる。

 都会で暮らす人の職場には、美味しい社員食堂があり、運動ができるフィトネス空間がある。保育園もある。寛げる場所もある。仕事の時間は自分で決めることができる。しかも、残業はない。

 地方の尾鷲のようなところでは、敷地が大きくとれて、果樹や野菜を育てることもできるように一家族あたりの土地の面積を最低限百坪にする。または耕作放棄地を無償で定期借地できる。

 老人の住まいは駅前あたりで、安い高層マンションを提供する。一人住まいを希望する老人はネットワークで繋げる。科学分野にお金を使う。

 介護施設では個人の過去と現在が尊厳される。病院では施設側の都合のよいルールに患者が合わせるのではなく、患者側の立場からルールを作る。

 地方の町では停留所のない、どこからでも、市内のどこへでもいくミニバスがひっきりなしに走っている。

 まあ、こんな風なことが実現したら、相当理想社会だと思う。今、幸福度の高い国は北欧三国である。人口が少ないから実現できるのだろう。団塊世代が退場していったら、急激に日本の人口も減る。減ることで生産力が落ちると考えるよりも、減ることで付加価値製品がつくれたり、食料自給率も上がることだろう。

 こんなことを思い描いていると、やはり日本の借金が気にかかる。借金で国家経営が成り立っているのであれば、やがて、破綻がくる。夢もヘチマもない。