25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

ため息が出る

2018年01月18日 | 日記
 村上春樹の「トニー滝谷」や「レーダーホーゼン」のような小説が書けたらもう死んでもいいや、と思う。これらの短編小説は「回転木馬のデッドヒート」にある。政治や経済とは何の関係もない。普通の日常なかでふと襲われた感覚を題材にしている。
 村上春樹の長編小説や中編小説は僕には「1Q84」以外はあまり納得できていない。
 もうひとつこんな小説がかけたらいいなあ、と思うのは、漱石の「それから」と「明暗」である。
 自分の才能のなさに溜め息をつく毎日である。

 今年になってすでに18日経っているが読む本は経済の本ばかりである。おかげで、現在の経済の状況や財政政策、金融政策のことがよくわかった。読んでいるなかで、古代から戦後までの日本や世界の経済史を知るというオマケもあった。
 トランプ大統領誕生、小池百合子都知事話題、大相撲のこと、そして北朝鮮、その隙間には有名人のトラブル、文春砲にテレビがのっかるという形でニュースを賑わせた。今年はもっぱら北朝鮮話題につきているかと思っていたらまた文春砲が炸裂した。
 なにもこんなことで騒がなくてもよいと思い、その執拗さがあるなら加計孝太郎や安倍昭恵や安倍政権に群がる人物を追いかけてほしいと思うがマスコミにはその気配もない。
 確定申告のとき、佐川長官の例を出されて困る税務署職員の姿が浮かぶ。嫌みの一つや二つは言うだろうし、税務調査では記録の提出を拒む人でてくることだろう。
 マスコミも含めた浮き世は何か大事なことが隠されながら地下水は流れているように思えるのはぼくだけなのだろうか。
 それにしても、ロシアのマイナス67度という気温は酷過ぎる。これではロシアの発展も困難に思えてしまう。
 白鵬休場。稀勢の里不調。相撲界も世代交代らしき兆しが見える。納谷の前相撲、水戸龍、朝乃山、貴源治らが阿武咲、貴景勝、北勝富士に続いて出てきた。これは嬉しいことだ。栃ノ心の強過ぎるのには、もしかして優勝かとも思えてくる。これも嬉しいことだ。

 

時代遅れ

2018年01月18日 | 日記
 今日は若い弁護士と会った。36歳だという。タブレットパソコンを横に置いていた。こちらの質問に手際よく、答える。いちいち本を出したり、判例集などを探さない。わからない資料があればネットから取り出してくる。
 このような弁護士なら、なにもか早いだろうと思う。パソコンのできない弁護士なら、写真を送るにも、資料を送るのも郵便か宅急便であり、打合せもテレビ電話といかない。いちいち弁護士事務所まで行かなければならない。
 たいへん好印象を持った。
 弁護士の活動も、現在ではパソコンができるかどうかで左右される。弁護士事務所に電話して「おたく、パソコンできますか」と聞くわけにもいかず、看板に「パソコンできます」と書いてあるはずもない。「時代遅れ」というのはこういう高度な職業にも及ぶのである。
 ここ30年で仕事のやり方が様変わりした。「時代遅れ」を良しとする人もいる。しかしそれはプライベートなことで拘ればいい。例えば、議員で手書き原稿を議会事務局に持ち込み、事務局員にパソコンで打たせるなんていうのは、全くダメだと思う。