25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

日曜日

2019年04月07日 | 日記
 金魚の水槽の水替えをすると一浴槽で1時間15分かかる。温かくなってきたので、昨日と今日、2浴槽の水替えをした。それと苔取りなどの掃除である。
 1つの水槽に4匹。白鵬グループと稀勢の里のグループに分けて、四股名をつけていたが、稀勢の里が引退してしまったのなんとなく変な感じで眺めている。8匹とも大きくなった。網で掬い一時鉢に避難させておおく。このとき手先に網の中の金魚たちのずっしりした重さがわかる。2年半ほどの間のことだ。

 金魚ひとつとっても、コメリには専門の棚がある。様々な餌はもちろんのことカルキ抜き剤、苔防止、卵を産ませる人工藻、水槽に置く隠れ宿みたいなもの、水槽に酸素を送るものやヒーターまでもある。病気のための薬さえある。金魚は生きていくために絶対に必要な物ではないが、ささやかな癒し系の楽しみでもあり、観賞にも耐え得る。
 今年の夏はは孫娘が川魚のこどもを50匹取ってくれるというので、曽根の池に放し飼いしようと思っている。もう少し大きくなれば、何のこどもかわかるようになるだろう。この孫娘は根気よく小さな昔つかった金魚掬いのようなサイズのもので、じっと魚が入ってくるのを待ち、うまく掬うようになっていた。今年の50匹はクリアするだろう。
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サバービコン

2019年04月07日 | 映画
 コーエン兄弟の脚本で、ジョージ・クルーニーが監督をした映画「サバービコン」を観た。変んな映画だった。郊外の住宅地変だった。1950年代のあるアメリカの郊外。そこである白人一家が強盗に押し入られ、妻が殺される。同時期にある黒人一家がこの町に引っ越してくる。
 次の場面予想を「あっ」という間に裏切られ、驚くばかり。結局、白人は黒人の家の前で徒党を組み、黒人一貫を追い出そうとする。妻を殺された白人の一家もメタクタで、殺された夫が妻殺人を依頼している。妻と双子の女とできているのだ。子供はみんな知っている。
 昔、怒り狂う主婦「シリアルママ」を観たことがある。アメリカの白人住宅地もすっかり変わったのかも知れない。画像のタッチが似ている。失笑を誘う手法も同じである。白人の愚かさにフォーカスした面白い映画だった。

 こんな映画を観たあと、白人たちが分断していると思う。ビル・ゲイツのような成功者以下上流層にいるものと、ラストベルトにいて、製造業の仕事を失い、白人プライドを取り戻したい層で、移民を排除してもらいたい人々。やがてアメリカは白人の数が過半数を割っていくことになる。トランプ大統領が再選されたとしても人口の流れは白人が少数になっていくのである。
 アメリカ合衆国が3つほどの国に分かれるかもしれない、という言葉も耳にするようになっている。
 大衆としての白人もメチャクチャ。家庭人としてに白人もメチャクチャというこの映画はジョージ・クルーニーという白人が作っているのだから、白人に向かって何か言いたいのだろう。世界は民俗資料館独立化と同時に、人種の混合化、融合化が進み、共生化が進んでいる。
 人口18000人の尾鷲市のマクドナルド店には、行けば毎回少なくとも4人の外国人がいる。