エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ヘーベという白い花

2010年03月01日 | 日記
4月から5月が花の時期だという「ヘーベ」が花屋さんの店頭に置いてあった。
白い、はなやかな花である。






        ヘーベの白い花



     白い花弁が
     まるで
     あなたのようで
     そう
     ぽっかりと
     闇夜に浮かんだ
     あなたの顔が
     そこに
     浮かび上がってくる

     花弁の障壁を
     越えて
     蕊が立ちあがってくる
     ゆらゆらと立ち昇るのではなく
     断固として
     立ち昇っている

     あなたの
     硬い意思が
     そこに
     凝縮されているようで
     ぼくは慄(おのの)いた

     あなたは
     白い顔の
     奥深い場所で
     妥協を排した
     意思の結晶を
     磨いていた
     ぼくは
     その面(おもて)に隠された
     あなたの
     退く事のない
     覚悟をみたのだ

     さらば
     あなたの
     意思の結晶よ

     さらば
     あなたの
     ほの青き面よ

     さらば
     ぼくの
     あさましき未練よ

     森羅万象に
     告げるのだ

     さらば
     ヘーベの花よ
     と






蕊がこれほど長くなければ「ウツギ」の花にも似ている。
しかし、一番似ているのは「源平かずら」である。

今日は昨日までの暖かさは影をひそめ、風邪の強い一日であった。

そうそう、今日から3月である。
人は春への序曲が奏でられる時だと言う。

ぼくもそう思うのである。






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                     荒野人

梢が赤くなってきた!

2010年03月01日 | 日記
木々の梢(こずえ)が赤くなってきた。
春が感じられる赤である。



雨上がりの午後、近くのスポット・パークである。
午後の日差しだけではない赤さが感じられるのである。



間もなく、芽吹き・・・そして木の芽時を迎える。



近所の河津桜が長~く楽しませてくれる。



しかも散り際まで楽しませてくれるのである。
ハラハラと道に散っている。
その散った花びらを日の光がデザインしている。

自然の意匠はいつでも感動をくれる。

夜この河津桜の下を散策した。



夜目にも鮮やかであった。
三脚を用意していなかったので、手振れしている。

心が揺れるほど美しかった!
としておこうか。





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