春は凛として花を咲かせ始めた。
美しき哉(かな)。
我が青春の日々よ。
頑(かたく)なだった日々の、唾棄(だき)したくなるほどの悔恨(かいこん)の出来事よ。
春の気配が漂ってきて、ぼくを寝かせてくれない。
万全とは言えないのだけれど、布団を上げた。
膿(う)んでしまったぼくの精神世界を洗うのは、今一番綺麗に咲いている花たちの微笑である。
体調を壊してしまって、明日で2週間である。
心配をおかけした皆さんにお詫び申し上げる次第であります。
荒野人・・・今日から復活します。
ただし、毎日は無理かも!
でも、毎日の美しい日々を綴りたい!と念願しています。
さて、今日は枕を上げ近くの公園に出かけてみたのである。
気配は温かいのであるけれど、木々の梢は尖っていた。
梢を吹き渡る風は、南の風、風力2。
そよいでいる。
今一番美しく綻(ほころ)んでいるのは木蓮と辛夷(こぶし)である。
樹の上で花たちが微笑んでいる。
一輪の美しさと群舞の美しさは、それぞれ「えもいわれない」たたずまいであるのだ。
木蓮の花言葉は「自然への愛」「持続性」である。
辛夷は「友情」「歓迎」「信頼」だ。
木蓮と辛夷の見分け方は、簡単である。
木蓮も辛夷も良く似ているが、花がやや小さめで、花の下に葉がついているのが辛夷である。
因みに木蓮は、つぼみの先が必ず北を向くので、方向を指示する植物「コンパス・フラワー」とも呼ばれている。
さらに、モクレンの仲間(マグノリア属)は、原始時代から形状を変えていないことも特徴で、恐竜時代の地層から化石が発掘されることがあるのだ。
悠久のロマンを感じるではないか。
今、木蓮は花弁を茶色に変色させつつある。
凍みたように茶色のすじを描き、時として花弁の縁から茶色を侵食させつつある。
けれども、いまなら色白美人と、頬を赤く染めた彼女たちが樹上に犇(ひし)めいている。
縮(ちぢ)れたような花弁が、大気を充分に孕んでいて、その曲線が美しいのである。
孤高の咲き方を楽しんでいる花もあった。
その志や・・・良しとしよう。
紫木蓮である。
白木蓮である。
額が落ち、咲く直前である。
木蓮の樹の下には、植え込みがあってはるの祭典の序曲を奏でつつある。
間もなく桜花が咲く。
人を誘う妖しい魅力は、何なのだろうか。
人を酔わせ、狂気に誘う。
桜花は魔性の女であるのかもしれない。
にほんブログ村
荒野人
美しき哉(かな)。
我が青春の日々よ。
頑(かたく)なだった日々の、唾棄(だき)したくなるほどの悔恨(かいこん)の出来事よ。
春の気配が漂ってきて、ぼくを寝かせてくれない。
万全とは言えないのだけれど、布団を上げた。
膿(う)んでしまったぼくの精神世界を洗うのは、今一番綺麗に咲いている花たちの微笑である。
体調を壊してしまって、明日で2週間である。
心配をおかけした皆さんにお詫び申し上げる次第であります。
荒野人・・・今日から復活します。
ただし、毎日は無理かも!
でも、毎日の美しい日々を綴りたい!と念願しています。
さて、今日は枕を上げ近くの公園に出かけてみたのである。
気配は温かいのであるけれど、木々の梢は尖っていた。
梢を吹き渡る風は、南の風、風力2。
そよいでいる。
今一番美しく綻(ほころ)んでいるのは木蓮と辛夷(こぶし)である。
樹の上で花たちが微笑んでいる。
一輪の美しさと群舞の美しさは、それぞれ「えもいわれない」たたずまいであるのだ。
木蓮の花言葉は「自然への愛」「持続性」である。
辛夷は「友情」「歓迎」「信頼」だ。
木蓮と辛夷の見分け方は、簡単である。
木蓮も辛夷も良く似ているが、花がやや小さめで、花の下に葉がついているのが辛夷である。
因みに木蓮は、つぼみの先が必ず北を向くので、方向を指示する植物「コンパス・フラワー」とも呼ばれている。
さらに、モクレンの仲間(マグノリア属)は、原始時代から形状を変えていないことも特徴で、恐竜時代の地層から化石が発掘されることがあるのだ。
悠久のロマンを感じるではないか。
今、木蓮は花弁を茶色に変色させつつある。
凍みたように茶色のすじを描き、時として花弁の縁から茶色を侵食させつつある。
けれども、いまなら色白美人と、頬を赤く染めた彼女たちが樹上に犇(ひし)めいている。
縮(ちぢ)れたような花弁が、大気を充分に孕んでいて、その曲線が美しいのである。
孤高の咲き方を楽しんでいる花もあった。
その志や・・・良しとしよう。
紫木蓮である。
白木蓮である。
額が落ち、咲く直前である。
木蓮の樹の下には、植え込みがあってはるの祭典の序曲を奏でつつある。
間もなく桜花が咲く。
人を誘う妖しい魅力は、何なのだろうか。
人を酔わせ、狂気に誘う。
桜花は魔性の女であるのかもしれない。
にほんブログ村
荒野人